皆様、ご無沙汰しております。
TAK♪です。
更新をサボってる間に
半年以上経ってしまいました♪(笑)
UPして無かっただけで、この半年
色々な事がありましたので、
順番に何回かに分けてUPしていきたいと
思いま~す。
息子が39万円で買ったカプチーノですが、安いだけあって、あちこち直さなければいけない
箇所だらけでした。 ま、それは買う前から分かってた事なので、息子と話をして、
5月のGWの連休にカプチの床下の錆びを修理しよう!・・・って事になり、
ガレージにカプチを入れる為に前回のガレージ片付けを急ピッチで進め、
どーにかGWにカプチを入れられる状態にしました。
(ついでにレイアウトも暫定ですが、整備しやすいように変更しちゃいました)
カプチ君をガレージに入れて、作業開始~♪・・・・なのですが、これが波乱の幕開けに
なろうとは、この時はまだ2人共、気付いていなかったのです・・・・。(ToT)
センターコンソール、フロアカーペットをどんどん外していくと、何やら床から不穏な空気が
プンプンと漂ってきました。
いきなり現れた大量の赤茶けた素敵な色彩と、床下から覗く爽やかな木漏れ日が、
息子と私の頭に会心の一撃をくらわしてくれました。
想像以上の強烈な先制攻撃に2人ともすでにHPが無くなりそうです。(笑)
おそらく前オーナーさんがDIYで修理されたんだと思いますが、大穴が開いた床下に ペラペラの鉄板を雑におおらかにリベットで止め、その上からFRPを適当に必要最小限に
貼って補修されていました。 おかげで鉄板もリベットもFRPも、ちょいとつつくだけで
面白いようにべりッと剥がれました♪(笑)
アンダーコートやシーリングの下も錆び錆び錆び錆びだらけなので、剝がせる所は
全部剥がしちゃいました。 そしたらどんどん穴が大きくなってきちゃったので・・・
ディスクグラインダーで、床を切っちゃいました! 運転席の下側は燃料パイプが
通っているので、カットする時は床と燃料パイプの間に厚手の鉄板を入れてガードしてから
カットしないと、燃料パイプごとカットしてグラインダーの火花で、車ごと吹っ飛んじゃって
次の日の朝刊やニュースになっちゃうから、良い子はマネしちゃダメだゾ♪(笑)
切った床を埋める為に、amazonで買った1.6㎜厚の鉄板を切り出していきます。
床の凸凹に合わせて、バーナーで炙っていきます。
ちなみに私がいつも使っているバーナーは、カセットボンベに付けてすぐ使えるヤツを
愛用しています。安いし、パパッと使えるから重宝してます♪
コレはあると色々使えて超便利なんで、買っておいて損はないと思います。
バーナーで炙った鉄板をハンマーで整形していきます~。
さすがに1.6㎜厚の鉄板は固いんでなかなか大変ですわ。
0.8㎜とか1㎜位でも良かったかも? ボディーの床下鉄板もそれ位の厚みだったし。^^;
何度も炙って、叩いて、合わして・・・・を繰り返していきます。
完璧には合わないけど、まあ、その辺は妥協しちゃいましょう♪
溶接は初体験の息子も、最初はアークをなかなか飛ばせなかったのに、
大分上達してきました。
私も溶接の資格は持ってますが30年以上前に高校で取っただけで、たま~にしか
溶接はやらないので、えらそーに教えてますが、実は溶接苦手だったりします♪(笑)
ずいぶん溶接姿が様になってきました。(^^)b
運転席側はまだ、可愛いもので、もうほとんど穴は埋まっちゃいましたが・・・
問題は助手席側・・・。 想像を絶する程、フロアが朽ち果てており、
かなりの広範囲を切除する事になっちゃいました。(゚Д゚;)
運転席側と同じく1.6㎜厚の鉄板を切り出していきます。
結局、助手席側はサビがひど過ぎて、後端は端から端まで全~部、切除になりました。
しか~し、純正のフロアよりも厚い鉄板を溶接する事によって、
結果的にフロア全体の剛性も上がった感じがします。( ̄▽ ̄) ヤッタネ!
助手席側は、シート取り付け部分周辺もかなり朽ち果てていて、サビ取りするだけで、
穴がどんどん大きくなり、外の景色がずいぶん良く見えるようになってきました♪(笑)
とはいえ、別に床下から外の世界を見たい訳ではないので(そりゃそーだろ!)、
どんどん塞いじゃいましょう。 まずは厚紙で型紙を作って・・・
鉄板にトレースして切り出して・・・・
削って合わせての微調整を繰り返して、隙間に形状をフィットさせていきます。
あっちもこっちも穴だらけなんで、切り出すだけでも大変です!
・・・とここまで溶接をしてきましたが、気になる点が一つありまして・・・
溶接のスパークが強過ぎて、車体側の薄い鉄板に穴が開いちゃうんですよねぇ~。
もちろん、電流値を抑えて何度も調整を繰り返してみたのですが、電気が低過ぎると
スパークしない(もしくは、溶接棒がすぐくっつく)ですし、ちょっとでも高いと、すぐ穴が
開いちゃいます。
ウチで使っている溶接機は、かなり前にヤフオクで買ったモノですが、100Vの
溶接機の中では最強と言われていてまるで五条悟のような(笑)ハイパワーなモデルの為、
厚手の鉄板の溶接は得意ですが、車の鉄板のように薄手の板には
どうやら不向きだったみたいです。 厚手の鉄板溶接にはバッチリなんですけどねぇ~。
色々試しても穴開き問題が解決しないので、二人して途方に暮れていたのですが、
溶接棒を替えてみるか・・・と思い、今まで使っていたφ1.6からφ2.0に変えてみる
事にしました。 そこでホームセンターに買い出しに行き、φ2.0の溶接棒を手に取って、
ふと目を下にやると・・・
溶接機が現品在庫限りの大特価で売ってるではないですかっ!
コレがあれば、もしかしたら上手くいくかも?とか、溶接機が2台あったほうが
2人でそれぞれ溶接出来て効率良いかも?とか、コレ衝動買いして、今月の家計は
大丈夫か?・・とか溶接機の前で色々と考え、30分位悩みましたが、
1万円台の特価品だったので、思い切って買う事にしました♪
ま、生活費切り詰めれば、何とかなるっしょ!(←楽観的だなぁ(笑))
買っちゃった♪(笑) しか~し、結果的に、この選択は大英断で車の薄板の溶接には ドンピシャでした! あれだけ穴が開いて苦労してた溶接も何の苦も無く、サクサクと
キレイに溶接出来ちゃいます♪ (・ω・)ノワーイ
作業ペースも爆上がりで、無理して買って本当に良かった~♪
息子の製品レビューも上々で「めっちゃ使いやすい!最高!」・・・だそうです。
おかげで息子の溶接スキルも爆上がりしました!(笑)
もはや私より息子のほうが溶接スキルは上です♪
後ろのセクションの穴は大分塞がってきましたが、まだまだ錆び地獄は続きます。
運転席前側フロアも、冥界へと続く穴が開いてます。(T_T)
助手席側の前側フロアに至っては、今回最強のラスボス級です!!
何だこの大穴は!いつ床抜けてもおかしくないレベルだろ、コレ!!(爆)
錆び部分をディスクグラインダーで切除すると、壁の向こうも錆びだらけで、
目の前真っ暗になりそうです。 あ~あ、こんなに大穴開けちゃって、大丈夫かよ!
アンダーコート、錆びた鉄板、色々と撤去したモノでゴミ袋が一杯になっちゃいましたよ。
もうこの頃には溶接作業に疲れ果てていて、作業途中画像を撮る事も忘れていたんで、
いきなり溶接、さび止め塗装、コーティングまで完了しちゃってます♪(笑)
なんせ、2日間、昼も夜も2人で溶接し続けていたので、かなりHP削られてますもん。
ちなみに溶接ゴーグルを取ると「2人ともスキーに行ってきたんか?!」
・・・とツッコミたくなる位に見事に溶接焼けしてました♪(爆)
助手席側前方のラスボスもいつのまにやら倒されちゃってます♪←倒したのお前な!(笑)
さらっと書いてますが、この部分の修理で約1日使っちゃってます。
あらたに買った溶接機を使い、
床上の溶接は息子がほとんど担当してます。
助手席側シート下のフロアは約半分、溶接されてます。
1.6㎜鉄板溶接の効果は絶大で、作業前は触るだけでベコベコしていたのに、
作業後は、床の上で飛び跳ねてもビクともしない強度になりました♪
コレはかなりの剛性UPになってるはず。(^^)v
そこら中に広がっている赤サビ部分は、全てこのサビキラーにて、
赤サビから黒サビに変換してあります。
床上の作業は息子に任せて、私は床下の作業を担当しました。
上下で溶接同時進行出来る為、溶接機追加は本当に良い判断だったと思います。
1台だったら、絶対休み中に作業完了しなかったと思いますもん。
溶接棒をφ2.0に変えた事と、床下の鉄板は床上と比べると比較的厚手の鉄板なので、
最初の溶接機でも電気を少し絞れば、穴を開けずに溶接出来ます♪
しかし、下からの溶接は鉄板も支えてないと落ちてくるし、火花も上から降ってくるので、
床上の溶接と比べると、かなり面倒です~。(ToT)
延々とバチバチし続けてようやく溶接が完了しました。
しかし、溶接職人さんのように美しいビードなら良いのですが、所詮、シロート溶接なんで
見た目が美しくありません。 もちろん、サビ転換剤やアンダーコーティングは塗りますが、
あまりにも凸凹が目立ち過ぎるので・・・・
ディスクグラインダーで溶接の凸凹を強度に関係無いレベルで削り取って、
段差を目立たなくしていきます。 しかし、固い! そして範囲が広いっ!!
延々と削り続ける事、数時間・・・。腕がパンパンになりました。(笑)
そして、更に段差を目立ちにくくするために、コイツを使用します。
このハイクイックは、超強力、超速乾に接着、充填補修が出来るので、私は
よく使用します。 AZONEのFRPボディーもコレで接着して成型してるトコがかなりあります。
パテのように欠けたり、クラックが入ったりする事が無い(多分)ので、コレを
床下の溶接部分とフロアの境界に盛って、パテ代わりにしてみました。
あまり出っ張らないように、ヘラで滑らかに塗り込んでいきます。
意外と伸びるんで、パテ感覚で使えます♪
削りきれなかった溶接のビードと床板の隙間を埋める感じでどんどん、 コーティングしちゃいます。
ホントにあっという間にカッチカチに硬化するんで、すぐに削れます。
かなり硬くなるんで、剛性UPにも貢献してくれそう♪^^
ベルトサンダーを繊細にコントロールしながら、キレイな面を作って、段差を極力
目立たなくしていきます。 粉塵がかなり舞うので、防塵マスクは必須です。
鉄板をそのまま溶接してるんで、完全に一体化させる事は出来ませんが、
最初の凸凹溶接跡よりは数倍マシになりました♪
成型後、サビ転換剤とアンダーコーティングをしっかりやっておきました。
大手術の傷跡もだいぶ目立たなくなったかな?!
外からのサビ対策はコレでOKだと思いますが、鉄板の継ぎ目や、ボディー内部の
袋小路になっている部分のサビが心配なんで、ノックスドール750をしっかりと内部に
吹きまくっておきました♪
どうにか、GWの最終日の夜中に作業が完了し、ギリギリ間に合いました♪
作業完了時は、息子とハイタッチして喜びを分かち合うかと2人とも思ってたのですが、
最後に内張りを組付け作業完了した時にはすでに夜中を過ぎてましたし、
連日、ずっと深夜まで作業してたので、2人とも疲れがピークに達していて、
ハイタッチどころか、「・・やっと、終わったな・・・」「うん・・・」「寝るか・・・」「うん・・・」
みたいな感じでめっちゃテンション低い状態で作業完了♪(笑)
朝、息子はカプチで仕事行ったのですが、LINEで
「めっちゃボディ剛性が上がった気がする!」「めっちゃ良い!」と連絡がありました。
後日、息子と2人でカプチで、近所のプチ峠(ホントに短い区間ですがワインディングっぽい
場所があるんで、勝手にプチ峠と呼んでます)に私の運転で走りにいきましたが、
明らかに剛性上がってて、バタつき感も消えてるし、以前と比べると断然イイ感じに
なりました。 サビにやられて、かなり剛性が低下してたんでしょうね~。
プチ峠の駐車場でカプチを見ながら、2人で作業を振り返って、ようやく
ハイタッチが出来ました♪