みなさんサーキット走行でロガーは使われていますか???
最近は値段も安くて性能のよいGPSロガーが出ていますね。
見る人が見れば運転が丸裸になってしまう優れものなので…。
使ってみたいやら、恥ずかしいやら!?(笑)
ロガーを使うと、実際の速度のグラフや横G/縦Gのグラフ、そして走行ラインなどなどを見ることが出来ます。
あと「仮想ベスト」と言って、区間ごとのベストタイムを繋ぎ合わせて「いいとこ取り」をした場合のタイムも出せるので、「本当はこれくらいのタイムが出せたんだな!」というのも分かりますよね。
これ面白いですよね!ロガーって便利だなーって思うところです!
いわゆる「たられば」タイムですが、頑張ればそのタイムは自分でも実現可能ということなので、走りを研究したい人にとってはすごく参考になります♪
で、で、で。
みなさん!
さらに「その上」があるのをご存知ですか!!?
サーキットアタックにおける、ロガー活用の真髄!
さまざまなデータを用いて巧みに演算を行い、導き出す最速への解答!
その名も…サーキット・シミュレーションだっ!(笑)
…と、大げさな紹介になりましたが(笑)、この分野に詳しいタツゥさんに僕のロガーデータをお渡ししたところ、なんと僕のデータでタカスサーキットアタックのシミュレーションをして頂きました。
エクセルを使ったシミュレーションです。
もちろんGPSロガーで計測しきれない要素というのもあるのでまったく誤差が出ないわけではないのですが、ロガーの活用として、個人による試みとしてはすごく進んだ形だと思います。
こうやって分析してもらうと、なんだかプロのレーサーになった気分です?(笑)
気分だけ(笑)
で、まぁ、具体的にサーキット・シミュレーションがどんなのかって言うと…
こんな感じで…
これがこうなって…
うーん、む、難しい…(苦笑)
具体的な計算に関することは、ほとんど分かりませんでした!(笑)
でもでも「その結果」!
出てきたシミュレーション結果から、「僕のドライビング」と「理想的なドライビング」との差を読むことが出来るようです!!
まんが「頭文字D」でも確か、データを取ってどうのこうの…という話が出てきましたね。
データを取って走行分析することにより、弱点とか、苦手部分とか、その他の特徴が丸裸になるわけです。
そして「計算結果から、この車両なら○分○秒まで出せるはず」というところまで導き出せます。
えぇ、そうです、そうなんです、出てきましたよ、僕のロードスター@タカスサーキットの「理論上の最速タイム」が…!
出ちゃいましたよ!
どきどき…。
気になるその結果は!
1分7秒23
うおおおおおお!
今までのベストより
1.5秒も速い!
そうか…これがおれとプロとの差か…(遠い目)
ばっちり明らかになりました(笑)
んで具体的にどこをどう直せばいいかというのは、僕にはデータを見てもよく分からないので、タツゥさんにコメントを頂きました。
以下、頂いたコメントから一部抜粋!
------------------------------
2)シフトアップ時の速度が場所によって差があるので、レブリミットまで回していない
⇒レブリミットまで回すだけで0.2秒くらいタイムアップします。
シフトアップの速さは十分速いです。
3)最大横Gが低い
僕のS2000では、1.15Gなので、タイヤまたは路面または走らせ方の問題と思われる。
Z2や595RS-Rなどの普通スポーツタイヤでは路面により変化するものの、1.1G以上は出るはずです。
4)高車速時からの最大減速Gが低い
120km/h以上の速度から減速する2箇所では、シミュレーションと実測に差があるので、もう少しブレーキを頑張れると思います。
5)走行ラインに問題はない
コーナ中の最小旋回半径、ブレーキング時の走行ラインは、シミュレーション結果を見る限り、現状の走行ラインには改善代はほぼないと思います。
6)ラップタイムの目標値
現状で大きな問題が見当たらないので、ブレーキングとシフトアップを改善しても恐らく68秒フラットくらいが限界のように思います。
ちなみにセッティング等で最大横Gを1.15まで上げることができると、今よりも1.5秒速く走れます。
それと、このラップだけかもしれませんが、最終コーナが少し遅いのでこちらもセッティング含めてコーナリングスピードが上がるように頑張ってください。
シミュレーションは実際の状況(路面の凹凸やバンク角など)を一切考慮していない
ので、シミュレーションどおりに走れないのが普通です。
ただ、何が原因でシミュレーションよりも遅くなっているのか?を考えると
それをヒントに改善策が見つかります。
------------------------------------
つまり「ラインは悪くないけど、ブレーキとシフトアップが下手!」ということのようです(笑)
最終コーナーが怖くて抑えてしまっているのも、見事に見抜かれてしまいました!(笑)
頑張って練習すれば僕でも1分8秒フラットくらいはいけるらしく…意識するポイントを絞れて、やる気に繋がりますね♪♪♪
ちなみに今回使用した走行データでは、縁石利用をほとんどしていません。
タカスサーキットのトップドライバーの方達はみんな縁石を使ってますので…というか跨いでる人もいるけど(笑)…それをやればシミュレーション結果がもう少し上方修正されるはずです。
そのタイムは例えるなら…封印されたスーパーサイヤ人の戦闘力ってとこかな(笑)
あとあと、車両が抱えている問題もずばり浮き彫りになってしまいました。
すぐスピンするから大きな横Gを与えられてないようです…ぐすん。
やっぱりリヤトーかな?車高バランスかな?
ちなみに以前のブログで1.3Gくらい出てると書いてますが、かくかくしかじかで、実際はもう少し下方修正して考えなきゃいけないようです。
うまくセッティング出来れば、それだけで今より1.5秒速く走れる…。
これは脚マニアの僕としても俄然テンションが上がりますよ!(笑)
そのうえ練習して上達すれば、1.5秒+1.5秒で、3秒アップも夢じゃない?
うおー、やったるぜーい!(笑)
というわけでロガーを活用した「サーキット・シミュレーション」でした。
実際には計算だけじゃなくて練習もしなきゃ速く走れませんけど、なにか壁にぶち当たったり、どうやったらタイムを縮められるのか考えるときは、すっごい有効なツールだと思います。
雑誌に書いてあることは嘘も多いけど、ロガーの数字は嘘つきませんからね!
あとインディアンも嘘つきませんからね(笑)
マジアタッカーの方や、こういったシミュレーションに興味のある方はぜひ♪
(
こちら参考です)
広く認知されてほしいので、もしよければ…、たくさんイイネつけてね(笑)