パンダ1にお乗りの方なら避けて通れない、ヘッドライトのリフレクターぐらぐら問題。
私の場合、パンダ購入時(2015年6月)には何とか維持できていましたが、ヘッドライトのバルブ交換時に、気を付けてはいたものの、とどめを刺す結果に【涙】(2018年頃)
で、写真のように添え木で支えて何とか維持していました。
もちろん現状は、純正品の左側通行用のレンズカットであり、左側通行用を入手すべく、ずっとヤフオク、メルカリとチェックはしていたのですが、どれも高価だったり、問題があったりで購入に至らず。
昨年の車検前に、左側通行用の入手は諦め、新品(右側通行用・社外品)交換しようと、ネットで探しましたが、どこにも在庫がなく(コロナの影響?)車検時には現状のままで、何とかギリギリパス・・・
それから8か月経過し、ネット上にちらほらと新品(右側通行用・社外品)が出始めたので、無くならないうちに購入しました。
車検は年式的に「ハイビーム」(平成10年(1998年)9月1日以降に製造された車は原則Lowビームで検査し、「それ以前に製造された車はHiビームで検査してもOK」の「それ以前」の対象(うちのパンダは1996年式))であり、配光は問題ないと思います。(Hiビーム配光は明確に表れないため)
とはいえ、Lowビームでも対向車が眩しくないような光軸調整が必須となります。(配光調整に関しては後述します。)
到着したモノを確認すると・・・
1.TYC社製(made in TAIWAN)
2.ウインカーはクリアレンズだが、オレンジのバルブを発光させる仕様(リフレクター付)
(純正はクリアレンズ内にオレンジのプラパーツがあり、オレンジ発光させている)
3.ガラスレンズと本体とのシールが雑。
4.ポジションランプがT10である。(純正はBA9S)
5.リフレクターが綺麗で光度アップが期待できそう。
前オーナー氏はリレーを組み、「H4(60/55W)」が使用できるように変換アダプターを装着されていました。
ユニットの手直しを行います。
まずヘッドライト内部に装着されているシェードは不要なので取り外します。
純正では「H4E 45/50W」のバルブが装着されており、バルブ頭部に眩惑防止の塗装(?)がないため、その対策の為、ユニット内部にシェードが装着されており、H4バルブにはその対策が施されている為、不要となります。
今回、ヘッドライト・バルブを消費電流を下げるため、流行りのLEDにしようかとも考えましたが、古い車にあの白い光はアンマッチで、4000K程度で探すもLEDでは商品がなく断念。
で、このハロゲンバルブを新たに装着することにします。
PIAA H4 3800K
ポジション・バルブ
スタンレー T10 3800K
上記「3項」に関しては念のため、ガラスレンズと本体との隙間にコーキング処理を行いました。
ウインカー部は純正然とすべく、内部のオレンジのプラパーツを移植し、リフレクターが邪魔なため取り外し、クリアバルブを装着します。
ヘッド/ポジション共にブルーのコーティングが施されているため、リフレクターへのブルーの映り込みが、見た目にどう影響するか心配(好みではない)でしたが許容範囲です。
これでやっと交換するヘッドライトユニットの準備ができたので、車両側の現状のユニットを取り外します。
まず右側のユニットを交換します。
本体の取り付けは3か所のねじですが、とにかく「締め付けすぎないこと!」
締め付けすぎると、本体におねじが圧入されていますが、その部分の樹脂強度が低く、空回りを始める模様【爆】
台湾品質もイタリアンクオリティも似たり寄ったりです。
その後、既存の左側との光軸を合わせます。
光量がアップしており、若干色味も白くなっています。
左側のユニットも交換し、今度は右側と光軸を合わせます。
Garage内での交換作業で、ダンボールに照射しています。
旧ヘッドライト(左のみ点灯)で色温度が違うのがよくわかります。
【左:新ポジション 右:旧ポジション】
【左:新3800K 右:旧3200K】
【左右:3800K】
【後日Garage前にて】
ちなみに、右側通行用のレンズカットでも左側通行用のレンズカットと同様な配光/照射ができており、対向車を眩惑させていないと思います。
取り付けに少しコツがあり、バルブ本体を時計回りに約10度回して装着することにより、このような配光/照射が可能です。(自己流ですので自己責任にてお願いします。)
とりあえず、私のできることはここまで、正確な光軸(左右/上下)を出すために主治医のところに出向き、ヘッドライトテスターにて調整していただきます。
いろいろとありましたが、パンダでの夜間走行が安全になり、昼間の目力も、おめめぱっちりで凛々しくなったと思います。
後日Garageからパンダを出してみると・・・
クリアウインカーの下部から内部のハーネス(ブルー)が丸見え・・・
角度によってはもっと見えます。というか、純正でもハーネスは丸見えですが・・・【爆】
気に入らないのでステルス化を【笑】
白くペイントします。
はい!自己満足~【笑】
当初、純正品/社外品ともにカラ割りして、左側通行用の純正レンズを社外品のリフレクターに、ニコイチしようかと思いましたが、貴重な左側通行用のレンズを割ってしまうかもしれないリスクがあるため、今回はやめましたが、時間があるときにリビルドしてみたいと考えています。
(ただし、メッキの禿げたリフレクターの輝きを取り戻すのは再メッキとなり、費用対効果で悩ましいところではありますが・・・)
本ヘッドライトユニットは、購入して何もせずにポン付けできるようなシロモノではありませんが、それなりに手を加えることにより、今までのもやもや感(故障による不安、光量アップによる安全性確保等)は払拭できるものと思います。
耐久性に関しては・・・?
絶滅危惧種のパンダ1のオーナーの方に、少しでもお役に立てればと思います。