獰猛で激速なSUV - GLCクラス クーペ
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Bird-man
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メルセデスAMG / GLCクラス クーペ
メルセデスAMG GLC63 S 4マチック+ クーペ_RHD_4WD(AT_4.0) (2018年) -
- レビュー日:2019年5月30日
- 乗車人数:4人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 5
- 満足している点
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・有り余るパワーによる刺激的な動力性能
・運転している感覚を濃く感じさせてくれる乗り味
・高速領域でのフラットな乗り心地
・スーパーカー顔負けの動力性能とSUVの利便性を共に持ち合わせている
- 不満な点
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・街中では少し硬すぎることに加え、バネ下のバタつきを感じる乗り心地(タイヤ・ホイールサイズおよびタイヤ銘柄変更で解決可能と思います)
・パワーに対して不足気味なシャシーキャパシティー(このバランスのおかげで獰猛さが際立っているとも言えます) - 総評
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生まれて初めて生粋のAMGといえるAMG GLC63S Coupeを長時間(距離にして約400km)にわたり運転しましたが、『ものすごく尖った個性を持っている車』であると感じました。
その尖った個性は『荒々しさ』や『獰猛さ』といった言葉で表現できるもので、洗練といった言葉が思い浮かぶBMWにおけるMや、アウディーのRSとは大きく異なっている個性です。
そして、その荒々しさや獰猛さが際立っているが故に、非常に刺激的であり、一度味わうと病みつきになってしまいます。
私もたった2週間を共にしただけでしたが、あまりの刺激に今の愛車に若干の物足りなさを感じてしまっています(笑)
その尖った個性である『荒々しさ』や『獰猛さ』が端的に表現されているのがエンジンとシャシーです。
人それぞれ好き嫌いがありますので、良い・悪いは別として、本当に突き抜けています。
爆音ともいえる排気サウンドを奏でながら凄まじい加速を味わせてくれるエンジン。
無駄な動きを徹底排除し、車を操っているという感覚を非常に色濃く感じさせてくれるシャシー。
AMGのエンジニアは意図的に、『まとまり』や『バランス』といったことは全く意識しないで開発を行ったのでしょう。
その結果、この車からは一貫したポリシーを感じることができ、『まとまり』や『バランス』を追求するが故に無個性となってしまう車よりも魅力が満ち溢れています。
そしてこの強烈な個性故、このAMGの個性に共感できる方には、他では替えが効かない本当に大きな魅力として捉えることが出来ると思います。
誤解しないで頂きたいのは、個性が強いからといって、決して普段使いできない車では無いということです。
冷機時からのエンジン始動時に「バフォーーン」と大きな排気音が吠える点は車の保管状況によっては注意が必要ですが、NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)においては『至極快適』とは言えないものの、決して不快なレベルではありませんし、SUVですので見晴らしも良く、運転がしやすい為、この車一台で、おおむねのシチュエーションにおいて対応することができます。
また、ラゲッジルームには十分な容量があり、荷物をたくさん積んでの旅行にも十分対応できます。
よって、平凡な車は嫌で車に強い個性を求める、且つ、運転という行為そのものが大好き、更には、家族もいて荷物もいっぱい詰める車がいい!という方には正にピッタシな車と言えます。
でも、、、購入を考えている方は是非試乗することを強くおすすめします!
繰り返しになりますが、その個性が強いことに加え、ベクトルがはっきりしている故に、好き・嫌いが分かれると思いますので。
でも、、、ハマればとてつもなくハマると思いますよ!!
私はハマってしまいました!
- 走行性能
- 無評価
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このAMG GLC63Sにおけるトピックの一つは搭載されているエンジンにあると言えます。
そして、とにかくこのエンジンの印象が非常に強く残っています。
M177と呼ばれるAMG製のV8 4.0L 直噴ツインターボエンジンは最高出力510ps、最大トルク71.4kgf・mという途方も無い数値で、0-100km/h加速を3.8sというスペックです。
出力と加速性能だけで見れば、完全にスーパーカーの領域です。
そして、そのエンジンから生み出される動力性能ですが、とにかく強烈です。
全開加速時における71.4kgf・mのトルクは凄まじいです。
車の運転にはかなり慣れている私ですが、少し恐怖を感じるレベルです。
4MATICですので、最大トルク全てが駆動力として伝わる為、後ろから凄まじい力で『ドーン』と押し出される様な感覚です。
しかもスゴイのが、これはあくまで想像ですが、150km/h程度までずっとこの凄まじい加速力が持続します。
80km/h程度までは結構な加速力を発揮する車は多くありますが、底力が違うとこういう加速となるのでしょう。
しかし、加速の様子を詳細に観察すると、エンジンは決して粗暴な振る舞いは無く、エンジン自体は極めて振動が小さく軽やか且つスムーズに回っています。
にも関わらず、排気音は『ドゥロロロー』と図太い非常に大きな音を発している為、総合的に見て、凄い迫力に繋がっています。
全開加速の性能が凄まじい為、つい加速力の話から始めてしまいましたが、一般道で通常のアクセル開度レベルでは、アクセルに気をつかうといったことや、出力を持て余しているという感覚はありません。
しかし、やはり徐加速においても『エンジンのパワーあるな~』とアクセルの踏み込みに対しあまりに素直に速度を上げることから伝わってきます。
しかもその加速が、軽量なものが『スゥー』と加速するのとは違い、重いものがすごい力で動かされていることを感じることができるもので、独特の感覚です。
ここまで余裕駆動力が半端ない車は私は初めての経験です。
少し気になった点としては、Cクラスベースのプラットフォームにこの出力は少しキャパオーバーの様で、全開加速時においては平然とやり過ごすといったレベルではなく、進路が乱れる等、緊張感を伴うものになっています。
しかしこれはかえってスリルがあって好きな人には好まれる要素かもしれません。
あと一つは、現代のダウンサイジングターボのターボラグが極めて少ないエンジンに慣れていると、少しターボラグが大きめに感じる点です。
それは510psですから大きなタービンが搭載されている為致し方無い点ではあります。
しかし、このターボラグすら、そのラグの後に襲ってくる凄まじい加速力を感じさせる為の『あえて』の『溜め』と解釈ができる程、魅力たっぷりなエンジンとも言えます。
とにもかくにも、この車を運転している限り、常にこの『エンジン』が主役になってしまいます。
続いて、エンジンの魅力に隠れてしまってはいますが、トランスミッションの9速のAMGスピードシフトMCTも良い仕事をしています。
このミッションはトルクコンバーターの部分を湿式多版クラッチに置き換えていることが特徴です。
トルクコンバーターはもっていませんが、クリープはしっかりあります。
運転した感覚としては、発進時や微低速時にやはりクラッチ式の特徴が出てしまいトルクコンバーター式程の滑らかな発進ができません(決してギクシャクするレベルではありません)が、一度発進してしまうと今度はダイレクト感を伴いながらトルクコンバーター式よりも早いシフトチェンジをスムーズに行っており、本当にシームレスに途切れの無い加速をします。
パドルシフトを用いてのシフト操作に対してもラグが少なく変速してくれますし、シフトダウン操作時には『バフォン!パラパラッ』とレーシングカーさながらの音を発してシフトダウンするので、ちょっと興奮します(笑)
エンジンの様に感動するといったものではありませんが、縁の下の力持ちといったところでしょうか。
以上つらつらと書いて参りましたが、エンジンに関しては本当に魅力溢れるエンジンであると感じました。
このエンジンがAMGというブランドを『孤高のAMG』にしていると。
環境規制が厳しくなるこの世の中において、このようなエンジンは無くなっていく運命であることは間違いないです。
今のうちにこのエンジンを味わうことが出来る人は幸せだと思います。
ちなみに、この車に対して燃費の話をしても仕方ないですが、この凄まじい加速を味わうことなく、極普通に運転した際の約100km(高速8割、一般道2割)における燃費は約7km/Lでした。
『以外に良いな』というのが素直な感想です。
ひと昔前?では280psのノーマルスカイラインGT-Rでも同じような走り方で約6km/Lでしたから・・・。
- 乗り心地
- 無評価
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搭載されているサスペンションはAMGスポーツサスペンション(Air Body Control)で、いわゆるエアサスです。
そして、乗り心地を大きく左右するホイール+タイヤは、21インチ鍛造ホイールにミシュランパイロットスポーツ4Sという完全なスポーツタイヤです。
その組み合わせからもたらされる、乗り心地ですが、全般的に見て、はっきりと硬いです。
エアサスとの響きからはかけ離れた非常にソリッド(硬質)な乗り味です。
とにかくエアレートとショックの減衰力を高めてあり、エアサス特有のフワッとした無駄な車体の動きが徹底的に抑え込まれています。
かといって、コイルスプリングのコンベンショナルなサスペンションの硬い乗り味のように、すくい上げられるように揺さぶられる乗り味とは異なります。
よって、路面状態の良い道では、路面に吸い付く様な、すこぶる気持ちの良いドライブフィールを味わうことが出来ます。
また、一般道においては、無駄の無いソリッドな乗り味ではありますが、鋭い段差での突き上げのカドは許容範囲内ギリギリに丸く仕立てられています。
この点は、ホイールが21インチと巨大なものの鍛造化で軽量化に努めていたり、ミシュランパイロットスポーツ4Sがかなり衝撃吸収性に優れた特性を持っているからだと思います。
しかし、突き上げが比較的丸いと言っても、かなりの重量のものがバネ下で動いている感覚は付きまとっており、連続で路面が荒れている場所を通過する際などには、バネ下がバタバタと暴れてしまいすっきりとした乗り心地を実現できていません。
もう少し車体剛性を上げるか、19インチ程度のホイール・タイヤであれば、剛性感溢れながら、乗り心地もすっきりとした質感の高い乗り心地が実現できると思います。
更に欲を言えば、ステアリングの取り付け剛性ももう少し高いと良いですね。
ここまで一般道における乗り心地においては少しネガティブな表現となってしまいましたが、『決して不快なレベルでは無い』ということは確かで、むしろ硬い乗り心地が好みの方にとってはこの無駄の無い乗り心地はむしろ心地良いと思います。
一方、高速道路では、この硬く、剛性感溢れる乗り味が大きなプラスに作用しています。
一般道では少しバタバタとバネ下の動きを感じてしまう乗り心地ですが、高速道路では安定感が高く極めてフラットであり、路面の凹凸を踏みつぶしながら走るような安心感をもたらしてくれます。
そして、恐らく超高速領域でも安心感を持って走行できると思います。
AMGはこの高速領域にセッティングのスイートスポットを持ってきていることが明確に伝わってきます。
また、ハンドルからは路面のインフォメーションが良く伝わって来ますし、背が高い車にも関わらず、高速コーナリングでもロールの類は感じることなく、極めて安心感の高いコーナリングが可能となっています。
パワートレインもそうですが、乗り心地に関してもAMGには明確なフィロソフィーがあって、強い個性を持たせているんですね。
『AMGなんだから低速領域での半端な快適性は不必要!』と言われている様です。
以上の様に、乗り心地に関しては、誤解を恐れず言うと、1500万円する『高級車』が持っている、『しなやかさ』『静かさ』は持ち合わせていない乗り味だと言えます。
しかしその代わりに、そのような高級車の乗り味を捨てることにより得られたものが非常に大きいことも事実です。
『運転している』という感覚を常に濃密に感じることができるのです!
私は古いAMG車両に乗ったことは無く、また多くのAMG車両を運転した経験はありませんが、快適性に媚びることの無い、無駄を排除したソリッドな乗り味により『運転している』という感覚を常に味あわせてくれるのがAMGの乗り味なんだと思います。
運転が本当に好きで、常に車を運転している感覚を濃く感じたい、そして何よりも普通の車は嫌だ!という方にとっては、個性の強い魅力のあるエンジンと共に、この個性溢れるシャシーセッティングもドハマりするでしょう。 - 積載性
- 無評価
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室内空間は十分確保されていますし、4人家族が普通に旅行に出かけることができる十分なラゲッジスペースも備えています。
めちゃくちゃ速くて刺激的なのに、積載性にも優れている点がこの車の良い点の一つだと思います。 - 燃費
- 無評価
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高速メインの極普通の運転で燃費は約7km/Lでした。
V8ツインターボのSUVとしては、悪くない値だと思います。
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