SMT(シーケンシャル マニュアルトランスミッション)フルード交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
総走行距離 101,300km
SMTフルード交換の記録になります.
フルード全量交換はできません.
抜いて→入れる→抜いて→入れる・・・の
希釈交換できれいにしていきます.
SMTフルードの交換方法は簡単ですけど作業は慎重に.ブレーキフルードみたいにやっかいな奴です.他の溶剤がまじったり、異物を落すとメカトラブルになるそうです.
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!作業前の注意!
運転席ドアは開けない方がいいです!
1-助手席側ドアから入ります.運転席のドアを開けると、SMTのスイッチが入ってコンプレッサーが作動してタンクのフルードレベルが下がってしまいます・・・
2-エンジンフードオープンナーを開けます.
3-リアのヒューズボックスを開けます.
2
SMTヒューズ(SMT-B)を外します.
これでSMTコンプレッサーは作動しません.
3
タワーバー
↓
エアフロ
↓
インテークダクト
↓
エアクリの順にパーツを外しまくります.
4
1-エアクリの下からSMTのタンクとコンプレッサーが見えてきます.トラブル防止でSMT周辺はきれいに拭いた方がいいです.
2-汚損防止でタンクは上にキャップがしてあります.
3-パッチンして指で外します.ポリのネジフタが見えてきます.
4-指先辺りがエンジンOFF時のレベルでした.おそらくMAXです.
内容が減っているということはないようです(笑)
もし・・・・
このレベル以下であれば、新油投入はその差分を増量します.
5
1-こんな仕掛けをします.
2-ポンプは15~20cm残してカッターで切ります.
3-メモリのついたポリ容器です.
後はジャブジャブポリ容器に移して行きます.パワステフルードの作業と似ていますけど、
こちらは取れるだけ抜いて大丈夫です!
(取り切れない分はそのままにします)
抜いた旧油の量を計っておきます.
6
1-底まで吸い取っても約300~350mmL.
缶ビール1本分くらいです.色はご覧のとおりPSフルードに似ています.ややドロッとして汚れています.ちなみに・・・・・
2-約100km走って再交換したもの.
かなりきれいです.
3-さらに約100kmで交換の色.
きれいですが、
2回目と3回目では色の差は少ないです.
7
さて、旧油を抜いた分だけ新油を入れます.
新油を別のメモリ付きポリ容器に約350mmL計ります.入れ過ぎはエンジンOFF時の逆流で溢れますので禁物です!
明るい黄色.気のせいかさらっとして旧フルードより軽く感じます.
8
入れます.
それから、白ポリのキャップをねじ込みます.
それから・・・・(エンジン始動せずに‼)
SMTヒューズを差し込みます.
それから・・・右ドア開けてコンプレッサーの作動を確認します‼
いつもより長くカンカンカン音が響くのがわかります.よく見るとタンクの水位は下がっていました)
後は各パーツを逆に組んでエンジン始動.試運転しながら新旧フルードを混ぜていきます.一度の交換でもクラッチ動作は違います.(インプレはPレヴューにて)缶のフルード量は1Lでしたから全部で3回できます.
修理書みても全量一気に交換する方法は書いてません.おそらくトヨタの整備陣もこれと同じ方法でやっていると思います.面倒でも間をおいてやるしかありませんね.
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