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2020年05月21日 イイね!

カタログ トヨタ サクシード 前期


今回紹介するカタログはトヨタのサクシード前期型です。

サクシードは2002年にそれまでのカルディナバンの後継として登場し、系譜としてはコロナバン・カリーナバンのものを受け継いでいる形になります。このため両者を扱っていたトヨペット店、トヨタ店での取り扱いとなります。

同時にデビューしたプロボックス(カローラバン後継)の姉妹車ではあるものの、プロボックスとはデザインで差別化しており例えばガーニッシュをプロボックスのバンパー一体型から通常の出っ張ったタイプとすることでサクシードが上級に位置するよう差別化を図っています。
またテールデザインも変更されている他、エンジンが1500ccのみとなり装備も若干充実させるなどやはり上級仕様としての差別化が図られています。積載量もプロボックスの400㎏から50㎏増えて450㎏となっています。

プロボックス/サクシードはそれまでのカローラバンやカルディナバンのような乗用車のおまけ的な存在では無く初めから商用バンとして使われることを前提として設計が行われており、このためシンプルに徹した箱型のデザインとなっています。
またコスト削減のためコンパクトカーのヴィッツのプラットフォームをベースに開発されており、ミドルセダンのコロナベースだったカルディナバンからは2クラス下のプラットフォームになっています。
この背景にはカローラバンやカルディナバンの設計の旧態化(ちょうど10年程前の設計のままだった)、そして何より日産が先行して1999年にADやエキスパートを登場させており、シェアが低下したことも影響していると言われています。

その後11年間大掛かりな変更のないまま生産され続けましたが2013年にフルモデルチェンジ並みのビッグマイナーチェンジを受け、前半分のプラットフォームを変更するなどの変更を受けています。
これが現行モデルとなる訳ですが、この際プロボックスとの差別化が行われなくなってしまいエンブレム以外はほとんど共通となってしまいました…

コンセプトのページです。なおこのカタログの基本的な構成は2002年のデビューから2013年にビッグマイナーチェンジするまで11年間変わりませんでした。

イメージ写真です。UL Xパッケージはワゴンのカラードガーニッシュ装備の最上級グレードとなります。
乗用車のおまけでは無く初めから商用バンとして使われることを考慮したためにとにかくシンプルなデザインとなっていますし、そのせいか15年以上前のデザインなのに全く古さを感じないですね…
街でだいぶ見慣れてますし今でも普通に見かけるからというのはあるでしょうが…

このため乗用車のようにデザインに関するページなどはありません。ですが2000年代ののトヨタの商用車はシンプルながらも斬新なデザインが多かったですね…
デュトロの姉妹車になったダイナ/トヨエースに始まり、このプロボックス/サクシード、200系ハイエース/レジアスエース、タウンエース/ライトエース、、って感じで…

積載性のページです。A4コピー箱90個・ミカン箱39個の積載を可能としています。ただカルディナバンと比べてボディが小さくなった分積載性では劣ってしまいます。
ただ商用バンとしての使用することを考慮して設計されている分積みやすさではサクシードの方が上だと思います。

インテリアのページです。基本的にプロボックスとほとんど共通となります。中央のエアコンダイヤルの下に折りたたみ式のテーブルがあります。画像ではノートPCを置いてますが結構古そうですし2003年当時のものでしょう…

今のノートPCを置くのはちょっと厳しい気もします…ビッグマイナーチェンジの際には時代に合わせてスマホやより大きなノートPCを置けるように考慮されたそうですし…
メーターは単眼メーターですし、エアコンはマニュアルエアコンと商用バンらしくオーソドックスな物となっています。

また意外ですがメーカーオプションのDVDナビも設定されています。まあ今となってはDVDナビって時点で時代を感じますね…実際2000年代頭のナビ普及期の機種って感じしますし…

しかしこのDVDナビ、実はアナログのみで地デジ非対応なんです…!
なので現在ではテレビを見ることが出来ません!!!


流石にオプションで地デジチューナーはあったようなのでそれを装着することになる訳ですが、ただこれも結構なお値段しますし普通ならディーラーオプションのナビ付けますよね…

インテリアのページです。収納やトレイの充実ぶりをアピールしています。大型の灰皿があるのは開発者の中に喫煙者がいて大きな灰皿があった方が休憩する時助かるという声があったからのようです…
他にもA4サイズのバインダー立てやタクシーのようなペンホルダーもあります。
またシートは長時間座っても疲れにくい構造となっています。

メカニズムのページです。
エンジンは直4・1.5Lの1NZ-FE型のみを設定しており、プロボックスに設定されている1.3Lの2NZ-FE型の設定はありません。
商用バンはお下がりの古いエンジンを搭載する傾向がありましたが、このエンジンは2000年にNCVカローラで登場したばかりの当時の最新エンジンを搭載しています。トランスミッションは4速ATと5速MTとなります。

なお直4・1.7Lディーゼルの1ND-TV型もかつては設定されていましたが排ガス規制に適合出来ないため(そもそも都市部の規制には適合しませんでした…)2007年をもって消滅しています。
そのためこの1ND-TV型搭載車は生産台数が少なく中古車市場では10年落ちの商用バンとは思えないぐらいの高値で取引されています…

メカニズムのページです。衝突安全ボディは懐かしのGOAとなっています。90年代後半にはよく宣伝されてましたね…またWILコンセプトシートというのはWILLサイファとかと関係あるのかと思ったら無いようです…

グレード一覧です。バンが3グレード、ワゴンが2グレードとなっています。

主要装備・価格表・カラーバリエーションです。

主要諸元です。

裏表紙です。特装車で保冷バンも用意されています。実車を見た記憶があまり無いですが…

オプションカタログです。

ドレスアップパーツとベースキットです。スポイラーやメッキグリルなどを設定しています。これだけでも商用バンでは珍しいのですが、次のページではもっと驚くようなものとなっています。

何とライトバンなのにモデリスタのパーツも設定されています!!
まあ200系ハイエースや現行のタウンエース/ライトエースでも設定されているのでもう珍しいことでは無いでしょうが、登場当時はかなり異例だったのでは無いでしょうか…
ビレットグリルやローダウンスプリング、スポーツマフラーといった商用バンには無縁だったものまであります!!

これで走ればさらに高速攻められそうですね!!!厳しいノルマの営業にも最適です!!!!

実用品です。ルーフキャリアはわかるのですが何故か商売には不要であろうサイドタープまであります。しかもそこに載ってる車種が懐かしの10系ラウムという…
またただでさえデカい灰皿があるのにさらに灰皿を設定しています…ヘビースモーカー向けですかね…

裏表紙です。
Posted at 2020/05/21 10:39:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ トヨタ | クルマ
2020年01月03日 イイね!

カタログ トヨタ カローラⅡ 2代目前期


今回紹介するカタログはトヨタ・カローラⅡの2代目となるL30型のカタログです。
1986年に姉妹車のターセル/コルサと共に登場し、それまでの縦置きのエンジンであるA型からFFの小型車として一般的な横置きエンジンである新開発のE型に変更されたのが特徴です。またスポーティグレードのSRにはこのクラスとしてはかなり珍しいリトラクタブルライトを装備したSRをラインナップしていたのも特徴でした。
カローラⅡとしては2代目ですが、ターセル/コルサとしては3代目となります。これはターセルの初代モデルがビスタ店とカローラ店で販売されていたものの、2代目ではビスタ店専売となったことで代わりに誕生した姉妹車がカローラⅡであるという経緯があるためです。そのためカローラの名がついていながら販売店がカローラ店であること以外にカローラとの関係は無いと言っていい車種です。

ターセル(ビスタ店)/コルサ(トヨペット店)/カローラⅡ(カローラ店)の3兄弟(以下、タコⅡ)は販売店やグレード名やグリルのデザインなどを除けばほとんど共通で、これは全ての代に共通しています。なお海外向けは全てターセルとして展開されておりコルサとカローラⅡは国内専売でした。

ボディタイプは3ドア・リトラ、3ドア、5ドアがある他、海外向けのターセルには2ドアクーペもありました。またターセル/コルサに存在した4ドアセダンは旧型のL20型が継続販売されていた他、カローラⅡのみL20型の3ドアハッチバックが商用向け最廉価グレードの3ドア1300CDというグレードだけ継続販売されていました。

今回取り上げるカタログは1986年5月の登場時のカタログです。後に同年9月にはインタークーラーターボ搭載のGPターボも加わっています。ちなみに我が家にあるカタログの中では一番発行年月が古いカタログだったりします、、

CMには原田知世さんを起用してメインターゲットとなる女性ユーザーへのアピールを行っていました。登場時のCMに使われた曲も原田知世さんの「雨のプラネタリウム」という曲です。


コンセプトのページです。流星をイメージしてデザインされたとされており流星ライナーのキャッチコピーから分かるように流れるようなスタイリッシュなフォルムを目指したと思われます。


3ドア・リトラのイメージ写真です。このクラスでリトラを装備したのは他にマツダのファミリアアスティナぐらいしか無いのではと思われます。グレード名はカローラⅡではSRですが、コルサではSX、ターセルではVSとなっていました。

3ドアのイメージ写真です。ライムは女性向けのグレードで、こちらもコルサではソフィア、ターセルではキューティというグレード名になっていました。

5ドアのイメージ写真です。なお今と違って5ドアハッチバックの人気が無かった時代であることからタコⅡの5ドアはこれが最後となりました。この時代はハッチバックと言えば3ドアで5ドアはカッコ悪いという風潮がありましたね…今となっては3ドアハッチバックがほぼ絶滅に近い状態ですが…

SRの専用装備のページです。リトラクタブルライトのみならずスポイラーやスポーツシートなども装備しておりかなりこだわった装備となっていました。

インテリアのイメージ写真です。北米をターゲットとしたこともあり当時のハッチバック車としては広めにとられていました。

メカニズムのページです。エンジンはガソリンエンジンが3E型、ディーゼルエンジンが1N型を搭載しています。E型エンジンは1984年にEP71スターレットで初搭載されて以降80年代・90年代のトヨタの小型車に幅広く搭載されてきたエンジンです。またその中でも3E型はこのL20型タコⅡが初搭載となっています。
N型エンジンは1986年にこのL20型タコⅡで初搭載されて以降、タコⅡ・スターレットといった小型車のディーゼル車用として生産されたディーゼルエンジンです。
当時はまだこのクラスにもディーゼルエンジンの設定がありましたね…今となってはデミオのSLYACTIV-Dだけですが…そしてホイールの種類が多いのが時代を感じさせます…この時代はグレードごとにホイールはかなり作り分けられていましたね…

装備のページです。パワーウィンドウが上級グレードにのみオプションとなっているのが時代ですね…またリモコンドアミラー、チルトステアリングも一部のグレードのみとなっています。また助手席ウォーイン機能と呼ばれるものがあり、これは後席に乗るために助手席を倒しても後席側から助手席背後のペダルを押すことで助手席を元の角度に戻せるという機能です。

アクセサリーのページです。今回もアクセサリーカタログは持っていないです…すみません…
フリーラックコンソールと呼ばれる2.5DINサイズのスペースが設けられておりここにオーディオを組み込むことが出来ます。ボディソニックやイコライザー付きオーディオなどが設定されており、高性能カーオーディオが流行した時代ならではとなっていますね。

また同じく当時の流行であったパーソナル無線も当然装備されています。この時代は無資格者が申請するだけで免許され、業務以外に趣味・レジャー用としても使用でき、通話料金もかからないことから多く利用されていました。しかし2012年から2015年にかけて周波数を携帯電話に割り当てるために廃止されており、新規開設・再免許は出来なくなっており現在では使用することが出来ません…

グレード一覧です。3ドアのスポーティグレードであるSR、女性向けのグレードのライムの紹介です。

グレード一覧と主要諸元です。3ドアの廉価グレードであるZX・GL・TXの紹介です。

グレード一覧と主要装備です。5ドアのZX・GL・TXの紹介です。

裏表紙です。
下にはカローラ店の取り扱い車種一覧が載っていますが、今でも残っているのはスープラ・カムリ・カローラ・タウンエースといったところですかね…それでも同じ時期の他の販売店取り扱いの車種のカタログだとほとんど残っていないことも多いので半分ぐらい残っているのは嬉しいことですね。

まあ、スープラはこの前復活したばかりなんですが…

特にオート店→ネッツ店なんてライトエースぐらいしか伝統の車名は残っていないのではと思います。チェイサーもスプリンターもとっくに消えていますし…

Posted at 2020/01/03 21:37:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ トヨタ | クルマ
2019年11月04日 イイね!

カタログ トヨタ クラウンセダン


今回取り上げるのはトヨタのクラウンセダンです。
このクラウンセダンは2001年に6年ぶりにフルモデルチェンジして登場…ということになってはいますが、、、

モデルチェンジして設計がそれまでより古くなっています…


え?と思うかもしれませんが、それまでの150系クラウンセダンは1995年の登場で、これは同時期にフルモデルチェンジした150クラウンそのものをベースにしていました。
しかし、このS10系クラウンセダンはクラウンコンフォートをベースとしており、しかもクラウンコンフォート自体は1988年登場の80系マークⅡをベースとしているため、7年も古くなってしまったのです…

S10系クラウンセダンは主に個人タクシー・ハイグレードタクシー向けにクラウンコンフォートの上級版として生産されていました。それまでのクラウンセダンはハードトップに対するセダン版という扱いでしたが、170系クラウンがハードトップからセダンになったこともあってかタクシー向けのみに絞られることになりました。
そもそも昔のマークⅡを焼き直したタクシー用車両をクラウンのセダンとして売ること自体ちょっと無理があるような気もしますけどね…だからこそタクシー向けのみに絞られたのでしょう…
とは言え、5ナンバーでクラウンに乗りたい!という個人ユーザーの声にも応えてか、1G-FE型を搭載したガソリン車もありましたが末期モデルでは廃止されています。

コンセプトのページです。基本的にはクラウンコンフォートと共通ですが、メッキモールやアルミホイールを装備するなどより高級感あるものとしています。

コンセプトのページその2です。リアの大型ガーニッシュはクラウンセダンだけの特徴です。

インテリアのページです。130系クラウンのタクシーインストを流用したクラウンコンフォートのインパネをベースに木目調パネルを配するなどの変更を加えたものとしています。
何とかクラウンらしく高級感を出そうと頑張ったのは分かりますが、元がタクシー用のインパネなのでだいぶ無理矢理感がありますね…

インテリアのページです。最近のセダンではあまり見なくなった助手席の中央がオットマンになる機能も装備しています。
またリアアームレストにも収納ボックスが備えられています。

装備&メカニズムのページです。エンジンは末期モデルではコンフォート・クラウンコンフォートと共通のLPG・直4・2.0Lの1TR-FPE型のみが設定されていました。
かつては前述の通りガソリン車として直6・2.0Lの1G-FE型やLPG用にも直6・2.0Lの1G-GPE型、そしてOHVで直4・2.0Lの3Y-PE型が設定されていました。
ちなみに1G-FE型は日本車最後の乗用車向け直6エンジン・3Y-PE型は日本車最後のOHVエンジンでした。直6エンジンに関してはマツダが復活させる話があるのでこれで再開されることになるのでしょうが…

安全装備&グレードのページです。エアバッグは運転席のみで助手席にはありません。
グレードはスーパーサルーン・スーパーデラックスGパッケージ・スーパーデラックスとなっています。スーパーサルーンのみバンパーやモールが専用の大型のものとなっているため3ナンバーとなっています。またスーパーデラックスのみ木目調パネルが装備されません。

装備一覧・主要諸元・カラーバリエーションのページです。ボディカラーは5色設定されています。

環境仕様・その他のサービスの紹介です。

オプション一覧のページです。品数が少ないためオプションカタログとして別になっていません。後席用のカーテンがあるのは高級車クラウンらしいですね。

裏表紙です。


付属の価格表です。
Posted at 2019/11/04 21:48:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ トヨタ | クルマ
2019年11月02日 イイね!

カタログ トヨタ コンフォート


今回取り上げるのはトヨタのタクシー専用車、コンフォートです。前回取り上げたクラウンコンフォートの小型タクシー仕様となる車種です。
このコンフォートは1995年にそれまでの80系マークⅡタクシー・170系コロナタクシーの後継として登場しており、ベースは先代の一つである80系マークⅡとなっています。

本車種は小型タクシーでありながら1クラス上で中型タクシーのクラウンコンフォートと設計を共通化しているのが特徴で、
同車との違いはホイールベースが短いことと、フロントグリル、ウインカーレンズが異なること、また教習車仕様やそれにおけるガソリンエンジンの設定となります。
教習車向けにはガソリンエンジンの設定があります。また軽量で駆動方式がFRなことからドリフト車のベースとしても使われ、かつてはコンフォートGT-Zという純正コンプリートカーが存在しました。さらにはD1にも参戦したことがあります。
デザインこそ変わらななかったものの長年マイナーチェンジを重ねながら生産され続け、日本のタクシーの代名詞として活躍していきましたが、バリアフリー化が進む中で背の低いセダンでは乗り降りしにくいことが問題視されてきました。

そのためシエンタベースのジャパンタクシーに後を譲る形で2018年をもって生産終了となりました…しかしジャパンタクシーは高価・車椅子用スロープの使用が不便・メンテナンス面で慣れてきたコンフォートの方が良い、といった理由から多くがまだまだ現役で走っており、世代交代にはまだまだ時間がかかりそうです…
なおカタログの内容もクラウンコンフォートとあまり変わらないことから紹介の文面も前回とあまり変わらないです…すみません…


コンセプトのページです。細かい点が異なるものの基本的な見た目はクラウンコンフォートとあまり変わりません。

コンセプトのページその2です。
お客様のコンフォート、乗務員のコンフォート、経営者のコンフォート…車名にかけたダジャレにしてますね爆
なおこのキャッチコピーはクラウンコンフォートも共通な上、登場から生産終了まで23年間変わらなかったようです。
また時代に合わせてアイドリングストップやプラズマクラスターが装備されるようになってきました。

乗降性やインテリアのページです。コンフォートにはモケット張りのシートもラインナップされます。小型タクシートップのドアサイズ…とありますが、
クルー無き後のしばらくの間、小型タクシーはコンフォートしか無いんですよね…
え?販売会社オリジナルのティーダラティオ?市販前で実験段階のNV200?知らないなぁ…

インパネのページです。このインパネはクラウンコンフォートと共通な上、そのクラウンコンフォートの先代にあたる130系クラウンのタクシーインストをそのまま流用しています。
マークⅡやコロナはタクシーでも乗用モデルと共通のインパネでしたからね…
なお写真にあるタクシー用機器は純正オプションでは無く、全てタクシー会社側が自前で取り付けることになります…あくまで参考例といったところです。

メーカーオプションで設定されるラジオは1DINにすら満たないです。0.5DINと言えばいいのでしょうか…
タクシー用の機器を多数詰め込まなければいけない中でスペースを取らないための工夫とも言えますね。流石トヨタらしくきめ細いです…
ヒーター付フェンダーミラーなんてのもあるんですね…雪国向けでしょう…

装備とメカニズムのページです。
この料金受け渡しトレイは結構便利だと思います!実際直接手渡しせずにここにお札をおけば良い訳ですし。ラゲッジルームに清掃用具入れがあるのもきめ細いですね。
エンジンはタクシー向けの場合はクラウンコンフォートと同じLPG・直4・2.0Lの1TR-FPE型のみとなっています。それまでの3Y-PE型に代わって2007年から搭載されました。
また教習車向けにはガソリン車も設定されており直4・2.0Lの1TR-FE型が設定されています。こちらも3S-FE型に変わって2007年から搭載されました。また2001年までは4S-FE型でした。
この他にもディーゼルエンジンの設定もかつては存在し、2L-TE型が設定されていました。

安全装備とグレード一覧のページです。VSCやTRCといった装備も一部改良で標準装備としており、流石に自動ブレーキこそ付かなかったものの時代に合わせて変更されていたことが分かります。
なのに助手席のエアバッグはオプション設定すらありません。恐らくインパネの設計が80年代から変わらないために大幅な設計変更しないと付けらなかったからでしょう…
グレードは3グレード構成となっております。最上級グレードのSGはかなり充実した装備となっていますね。

装備一覧・主要諸元のページです。

オプション一覧のページです。オプションカタログとして別になっておらず、また必要最低限レベルの用品のみになっています。

オプション一覧・後席回転シート仕様のページです。何気にカーナビまで設定されていますが、実はこれクラウンコンフォートやクラウンセダンのカタログには無いんですよね…

裏表紙です。
Posted at 2019/11/02 02:21:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ トヨタ | クルマ
2019年10月13日 イイね!

カタログ トヨタ クラウンコンフォート


今回取り上げるのはトヨタのタクシー専用車、クラウンコンフォートです。前回取り上げたセドリック営業車の最大のライバルで、この2つは日本タクシーの代名詞でもありますね。

このクラウンコンフォートは1995年にそれまでの130系クラウンタクシーの後継として登場…していますが、

ベースはクラウンでは無くマークⅡです。いや、マジで。

というのも本車種は中型タクシーでありながら1クラス下で小型タクシーのコンフォートと設計を共通化させるため、それまで小型タクシーとして使われていた80系マークⅡのプラットフォームを使用してタクシー専用のボディを乗っけて作っています。

コンフォートとの違いはリアドアを延長して後部のスペースと全長を拡大したことと、専用のフロントグリル、クリアレンズのウインカーとなります。フロントグリルにはマークⅡベースの癖にクラウン伝統の王冠エンブレムが装備されており、パット見では同時期の150系クラウンと雰囲気が似たデザインとなっています。

2001年からはクラウンセダンもこのクラウンコンフォートを豪華にした物となりましたが、先代のクラウンセダンは150クラウンベースだったため7年設計が古くなっています。どうせなら150クラウンセダンベースにクラウンコンフォート作れば良かったのに…


デザインこそ変わらななかったものの長年マイナーチェンジを重ねながら生産され続け、日本のタクシーの代名詞として活躍していきましたが、バリアフリー化が進む中で背の低いセダンでは乗り降りしにくいことが問題視されてきました。
そのためシエンタベースのジャパンタクシーに後を譲る形で2018年をもって生産終了となりました…しかしジャパンタクシーは高価・車椅子用スロープの使用が不便・メンテナンス面で慣れてきたコンフォート系の方が良い、といった理由から多くのクラウンコンフォートが現役で走っており、世代交代にはまだまだ時間がかかりそうです…


コンセプトのページです。ライバルのY31セドリックがドアミラーのみとなったのに対しクラウンコンフォートは最後までフェンダーミラーを貫き、ジャパンタクシーにも引き続がれました。

コンセプトのページその2です。
お客様のコンフォート、乗務員のコンフォート、経営者のコンフォート…車名にかけたダジャレにしてますね爆
なおこのキャッチコピーは登場から生産終了まで23年間変わらなかったようです。

インテリアのページです。上級のデラックスのみ部分的にファブリックになるだけで基本的には体にへばりつくビニールレザーが基本です。
昔はモケット張りのスーパーデラックスというグレードもあったんですけどね…クラウンセダンの登場で廃止されています…
また6人乗りもかつては存在しましたが廃止されて5人乗りのみとなっています。

インパネのページです。このインパネは先代にあたる130系クラウンのタクシーインストをそのまま流用しています。
つまりバブル真っ只中の1987年からついこの前の2018年まで31年間も使われた訳です…

メーカーオプションで設定されるラジオは1DINにすら満たないです。0.5DINと言えばいいのでしょうか…
タクシー用の機器を多数詰め込まなければいけない中でスペースを取らないための工夫とも言えますね。流石トヨタらしくきめ細いです…

装備とメカニズムのページです。
この料金受け渡しトレイは結構便利だと思います!実際直接手渡しせずにここにお札をおけば良い訳ですし。ラゲッジルームに清掃用具入れがあるのもきめ細いですね。
エンジンはLPG・直4・2.0Lの1TR-FPE型のみとなっています。それまでの3Y-PE型に代わって2008年から搭載されました。またかつては直6の1G-GPE型も設定されていましたが2001年をもって廃止されています。
ライバルのY31セドリック営業車や1クラス下のコンフォートとは異なり23年間のモデルライフで搭載されたエンジンは全てLPGエンジンとなっています。

安全装備とグレード一覧のページです。VSCやTRCといった装備も一部改良で標準装備としており、流石に自動ブレーキこそ付かなかったものの時代に合わせて変更されていたことが分かります。
なのに助手席のエアバッグはオプション設定すらありません。恐らくインパネの設計が80年代から変わらないために大幅な設計変更しないと付けらなかったからでしょう…

グレードは分かりやすい3グレード構成となっています。
なお写真ではデラックスにカラードバンパーが装備されていますが、実はオプションだったりします…

装備一覧・主要諸元のページです。

オプション一覧のページです。オプションカタログとして別になっておらず、また必要最低限レベルの用品のみになっています。

オプション一覧・後席回転シート仕様のページです。福祉タクシー向けにリアシートが回転する仕様が設定されていました。

裏表紙です。
Posted at 2019/10/13 03:30:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ トヨタ | 日記

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