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Nahan-c35のブログ一覧

2020年04月21日 イイね!

カタログ 三菱 コルト/コルトプラス 後期


今回紹介するカタログは三菱のコルト/コルトプラスのカタログです。

コルトは2002年に登場し、それまでのミラージュは2BOXハッチですし、ミラージュディンゴは近いものの厳密にはトールワゴンであったことから三菱にはスターレット→ヴィッツやマーチなどに対抗出来る車種が無かったこともあって、同社では初となる本格的なコンパクトカーとなりました。
1998年よりダイムラークライスラーとの共同開発で開発されていました。当初はもっと小さめでヴィッツに近いサイズとなる予定でしたが前年のフィットのヒットを受けて急遽拡大されたと言われています。
カスタマーフリーチョイスと呼ばれるものを採用し、これは外装色・内装色・ベンチシート/セパレートシート・インテリアパネルなどを自由に組み合わせることが出来ました。またインテリアパネルには木目調パネルを採用してシートアレンジを豊富に設定していました。

当初はブーレイ顔と呼ばれる個性的な顔つきでしたが、不評だったために2004年以降はメッキグリルとなった大人しめの顔つきになりました。
またこの際ワゴンモデルのコルトプラスが加わりました。コルトプラスは後部を延長したモデルでテールランプもアウトランダーに似た別のものになっています。
海外ではさらにギャランフォルティスなどと同様のジェットファイターグリルと呼ばれるものに変更されましたがこれが中々カッコいいのでぜひ日本にも導入して欲しかったですね…

その後2012年をもって生産終了し、後継車ではミラージュの名が復活しましたが、かつてのミラージュとは異なるタイ製のチープな造りとなってしまったので質感の高く上質だったコルトの方が良かったですね…

↑当時のCM集です。

コンセプトのページです。設計が古いにも関わらず75%減税となっていました。

イメージ画像です。ベリーは基本グレードとなっています。リアスタイルは登場から絶版まで不変でした。

インテリアのページです。ベリーは木目調パネルを装備して上質な雰囲気を出していています。これはかなり評価できるポイントですね。今見てもかなり上質だと思います。

イメージ画像です。クールベリーはベリーをややスポーティにしたグレードとなります。

インテリアのページです。クールベリーはブラック内装で落ち着いた印象となっています。

実用性のページです。全車オートエアコン標準装備となっていますが、この時期の三菱車らしくオートエアコンでもダイヤル式となっています。昔は液晶とボタンを使ったファジィ制御の高級なものを上から下までみんな付けてた程なんですけどね…退化してしまいました…

実用性のページです。エンジンは直3・1.3Lの4A90型を搭載しています。まだダイムラー傘下だった時代に同社との共同開発によって開発されたエンジンです。2004年のマイナーチェンジから搭載されるようになりました。コンパクトカー向けエンジンとしては贅沢なアルミ製エンジンとなっています。
トランスミッションはCVTを基本にスポーティグレードのRXではスポーツモード付きの6速ATを積んでおりこの時代のコンパクトカーとしてはかなり充実しています!ただCVTのシフトノブがコラムシフトなのは時代を感じさせますね…

イメージ画像です。ここからはコルトプラスの紹介に入ります。

インテリアのイメージ画像です。コルトプラスはフロントシートを倒してのフルフラットにはなりませんが、フロントシートを倒してリアシートを畳むことでフラットな空間が実現します。恐らく車中泊出来るぐらいのスペースはあると思います。

実用性のページです。コルトプラスはこのクラスのステーションワゴンとしてはかなり珍しく電動テールゲートを装備しています。普通ならアルファードやエルグランドのようなミニバンに付くような装備なのでこれは凄いと思います!コンパクトカーに電動テールゲート付けるのは流石電装品に強い三菱らしいところです…
同じグループに電機メーカーの三菱電機を抱えてる影響で三菱って電装品には本当に強いメーカーなんですよね…昔のディアマンテやギャラン、デボネアとかは本当に恐ろしいぐらい充実していました…

ナビと実用性のページです。メーカーオプションでHDDナビを設定しています。ミュージックフォルダーや車両情報の表示機能もあり当時のコンパクトカーのナビにしては結構いいモデルだと思います。またオーディオはパネルと一体化したものと通常の1DINサイズのものの2種類を用意しています。
またETACSというシステムを搭載しており、電格ミラーにオートライト、ヘッドライトのオートカットなどやはり電装品がこの当時のライバルと比べても充実してますね!ここも流石三菱らしいところです…

安全性のページです。安全装備に関してはABSやEBDなどこの当時の平均的なものとなっています。

コルトのグレード一覧です。以前と比べるとだいぶグレード数が減らされていますね…ベーシックだけど装備が充実したベリー、少しスポーティにしたクールベリー、スポーティなRXとなっています。まあ後述しますがさらにホットなラリーアートもあるんですけどね…

コルトプラスのグレード一覧です。構成はコルトと全く同じとなっています。

ボディカラーとオプションです。今回はオプションカタログを持っていないので紹介出来ないです…

主要装備です。

主要諸元です。

環境仕様とラリーアートです。スクープされた当初コルトエボリューションとも呼ばれた程、ホットなモデルとなっています。WRCの規定改正などもあり当初はランエボに代わってWRCに参戦する計画もあったらしいです。専用のテンロクエンジンを搭載するなどかなり力が入っていました。
今のミラージュにはこういうホットモデルが無いのが非常に残念ですね…サイボーグとか復活させてもいいのではないでしょうか…

福祉車両の紹介です。

裏表紙です。
Posted at 2020/04/21 01:20:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 三菱 | クルマ
2020年03月18日 イイね!

カタログ 三菱ふそう ローザ 4代目前期


今回紹介するカタログは三菱ふそうのマイクロバス、ローザの4代目登場時のカタログです。

4代目ローザは1997年10月に11年ぶりのフルモデルチェンジで登場し、同時期のキャンターとコンポーネンを共用するのは歴代モデルと共通ですがボディデザインは当時のMS8系エアロバス・エアロクイーンと共通イメージの丸みを帯びた優雅なものとなっています。クラス初の運転席エアバッグやDOHC 16バルブ直噴ディーゼルエンジンの設定や前輪のすぐ後ろにドアを設けたイージーアクセスドアなどが特徴となっています。
またマイクロバスとしては珍しくCMを放送し、当時のキャンターにも出演していた辺見えみりさんが出演していました。少し前にyoutubeに上がっていたのですが今は削除されてしまっているため紹介出来ないのが残念です…ニコニコ動画の大型車CM集の動画にならありますが…

しかし登場から23年経つにもかかわらず未だに現行モデルとして販売され続けています…
それどころか昨年の2019年には大掛かりなマイナーチェンジを受けてフロントのデザインやインパネが一新されておりまたまだこのモデルでやり続けていくつもりのようです…

コースターだってようやく24年ぶりにフルモデルチェンジした訳ですしローザもモデルチェンジしないと流石にコースターに見劣りすると思いますけどね…
まあ今のふそうは他社と比べても異常なぐらいフルモデルチェンジに消極的ですからね…ファイターは1992年、エアロスターは1996年を最後にずっとモデルチェンジしていませんし…
エアロミディに至っては30年もモデルチェンジせずに消滅してそのまま中型バスから撤退しました…
キャンターやスーパーグレートはフルモデルチェンジしたとは言っているもののそれぞれ2002年・1996年に登場したキャブをそのまま流用しているのでモデルチェンジとは到底言い難いものとなっています…

三菱自動車から分社化して今の三菱ふそうトラック・バスになって以降、まともにフルモデルチェンジしたのはエアロクイーン・エアロエースのみとなってしまいますね…
以前はむしろ他社と比べてもモデルチェンジの周期が短く積極的にフルモデルチェンジしていただけに寂しいですね…キャンターやファイターは6~8年周期でモデルチェンジしていましたし…


コンセプトのページです。当時三菱ふそうは1975年以来バス市場でシェアナンバー1だったこともあり、それをアピールするように書かれています。エアロバス登場以降斬新なデザインのエアロシリーズが大ヒットして特に観光バスと言えば三菱ふそうと言われていた程でしたし…
まあリコール隠しを起こしてからは落ちぶれていく訳ですが…


コンセプトのページです。21世紀をみつめたモデルチェンジ、だったそうです。まあ当時2001年まであと4年でしたもんね…
丸みを帯びたデザインはバスの中でも個性的なものとなっていますが、さすがに今となっては古さも感じます…

そこから23年経った今でもモデルチェンジは無いまま進化していないのが残念ですが…

見開きのページとなっています。

イメージ画像です。

イメージ画像です。

イメージ画像です。

デザインのページです。当時のMS8系エアロバス・エアロクイーンとも共通化した丸っこいイメージのデザインですがランプを前後共に丸型とするなどバスの中ではかなり個性的なものとなっています。CD値0.48は今でもバスとしては中々優れた部類だと思います。
MS7系エアロバスから始まったふそう車共通の角ばったデザインだった先代とは打って変わり丸っこいものとなりましたが、サイドウィンドウやリアウィンドウの処理には先代の面影を感じますね。
またフロントグリルではなく観光バス同様の社名灯を装備しているのも先代から引き続がれたもので、いかにも大型バスも作るふそうらしい特徴となってします。
ちなみにドアハンドルは運転席ドア・客用ドア共にデリカスペースギアからの流用で、これは同車の生産がとっくに終了した現在でも変わりません。
テレビ用のVHFアンテナがあるのが時代を感じさせますね…当時の観光バスの定番アイテムでしたが…

乗降性のページです。このローザの最大のポイントとなるのがイージーアクセスドアです。
通常のマイクロバスはフロントエンジンでスペースを取るため助手席の後ろに1列座席があるのが普通ですが、ローザでは客用ドアを従来より前に寄せることで運転席と助手席以外は全てドアの後ろとなっており、客室に一体感を持たせて大型観光バスのような独立した客室スペースを実現してしています。

トヨタや日産といった乗用車中心のメーカーには無い大型バスも生産する三菱ふそうならではのアイデアですし中々いいと思いますが他社に普及することは無いまま現在に至ります…
また乗り降りする際に車体前方部を下げるニーリング装置をエアサス車に設定されています、これも大型バスではお馴染みの装備なのでふそうらしいところです。

運転席のページです。最上級グレードのスーパーロイヤルにはMMCSまで装備されています。
MMCSというのは三菱マルチコミュニケーションシステムの略で、ナビ・オーディオ・エアコンなどを集中的に制御出来るもので今の高級車向けナビではこういった一体型ナビがよくありますがその先駆けとも言えます。
同社のディアマンテやギャランなどの上級車種でお馴染みでしたがまさかマイクロバスのローザにまであったとは驚きです…

ここはいかにも電装品に強い三菱らしいところですね…普通はこんなことしません…またAT車のシフトノブもギャランやランサーなどと同じものです。
なおこのインパネは2019年のビッグマイナーチェンジまで不変でした。画像は運転席エアバッグ装備車の例です。

インテリアのページです。オートエアコンもセンサー機能やゆらぎ制御といったいかにも三菱らしい電子制御だらけのものとなっています。いわゆるファジィ制御というものでこの時代の三菱車のエアコンではお馴染みでしたね…
またスーパーロイヤルのシートピッチは足が組める程広々としています。先代から引き続がれたものですがこの手のマイクロバスでは珍しいです。

安全性のページです。クラス初の運転席エアバッグを採用しておりスーパーロイヤルに標準装備としています。

メカニズムのページです。直4ターボ・4899ccの4M50T型と直4・5249ccの4M51型、直4・3567ccの4D36型を搭載しています。
当時のライバルに存在した直6エンジンこそ存在しないものの、4M50T型と4M51型はこの年にキャンターとローザ用に登場したばかりの新開発エンジンでクラス初の直噴DOHC16バルブのエンジンであり、これによりクラストップの性能を確保しています。
4D36型は1978年の通称:黄金キャンター登場に伴い登場した4D30型を基本とするエンジンで長年に渡り小型・中型のバスに搭載されてきました。
サスペンションにはこれまた大型バスと同様の電子制御サスペンションのECSAを採用しています。

イメージ画像です。リゾートホテルのエントランスで待ち構えるという高級感のある写真ですね。この手のバスのカタログではありがちだと思います。
ここからはグレード一覧に入ります。

最上級グレードのスーパーロイヤルです。補助席無し・アームレスト付きのシートに最後部シートの回転対座、ナビやエアコンなどの統合システムであるMMCS、テレビやビデオの標準装備など装備していますが、
この手の豪華な最上級グレードはコースターはEXサルーン→スーパーラウンジ、シビリアンはスーパーリムジン、ジャーニーはスーパーカスタムという名称で存在していましたが、ローザの場合ライバルの最上級グレードと比べてもかなり充実している部類だと思います。

恐らく大型バスを製造するふそうらしく、豪華なサロンバスを所有する観光バス会社が小口輸送用に使用することを見込んでいたのでしょう…
しかし景気の悪化で豪華バスの需要が減ったためかこの手の豪華な最上級グレードはどこのメーカーからも一旦絶滅してしまいました…
が、ローザは2019年のマイナーチェンジで正規グレードではないものの特装車としてかつてのスーパーロイヤルのような観光仕様車というのが復活しています。これは嬉しいニュースですし他社にも波及して欲しいものですね。

カスタムです。スーパーロイヤルと比べると劣りますがそれでも上級グレードらしくスイングドアにボトルクーラーや上級仕様のモケット張りシート、オーディオコンポまで装備しています。
オーディオコンポは当時の三菱の乗用車向けの汎用品と基本的に同じものですがマイクのジャックがあるのはいかにもローザならではですね。

CXです。シートが廉価版でドアも折戸になりますがオートエアコンを装備するなどやや充実させたものとなります。

廉価グレードのDXとスタンダードです。スタンダードに至っては背もたれが低いローバックシートとなっており装備を徹底的に省いたものとなっています。主に地方の路線バスや短距離のシャトルバス用といったところでしょう。
また先代のように廉価グレードは角型ライトに変更するといったことは行われず全車共通の丸型異型ライトとなっています。

4WDのページです。グレードはCXとDXが設定されており装備はそれらの2WD版に準じたものとなっています。4駆に強い三菱らしく先代モデルにおいて1990年からクラス初の4WD車として設定されましたが、このフルモデルチェンジしたローザでは先代の悪路走破用のパートタイム4WDから一般的なフルタイム4WDに変更しており、悪路走破性は低下した一方で走行安定性を向上させています。
フルタイム化したことで副変速機も消えています。また先代のように大きくかさ上げされたものではなくなり乗降性も向上させています。

個人的には先代のパートタイム4WD車の方がかさ上げされたワイルドな見た目がカッコイイですし、あれで悪路を走る姿は中々のものだと思いますけどね…実際に見た訳ではありませんが…
流石にパジェロやデリカ、ジープなどが走るような悪路にローザで行くようなユーザーは少なかったのでしょう…三菱のことなのでそれぐらいの性能は確保してそうですが…

幼児車です。ショートとロングが設定されています。もちろん幼稚園児の身長に合わせて運転席以外は全てローバックシートとなっています。また乗り降りしやすいよう2段ステップとなっています。

バリエーション一覧とカラーバリエーション一覧です。この時点ではボディはショートとロングのみでスーパーロングはまだ設定されていません。
またハイルーフと標準ルーフがありますがスーパーロイヤルとカスタム、DXはハイルーフのみ、スタンダードと幼児車は標準ルーフのみとなります。
この時点でもまたクーラー無しの仕様があったんですね…夏場は暑くてしんどそうです…

装備一覧です。CDグラフィックスの再生装置があるのはかなり珍しいですね…90年代当時は家庭用のカラオケやセガサターンのCDなどで使われていましたがあまり普及していないので…バスのカタログなので恐らくカラオケ用だと思われます。
尖ったVHFアンテナが時代を感じさせます…このタイプの灰皿はエアロバスで見た記憶があります。

特装車の紹介と装備一覧です。過疎地の路線バス用として路線仕様車も設定されています。もちろん運賃箱や握り棒といった路線バスでお馴染みのものも装備されています。そう言えば昔渋谷の東急トランセでこのローザが使われていましたね…

主要諸元です。

図面です。

裏表紙です。
Posted at 2020/03/18 01:52:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 三菱 | 日記
2020年02月06日 イイね!

カタログ 三菱 ekワゴン/ekスポーツ 2代目後期


今回紹介するカタログは三菱のekワゴン/ekスポーツの2代目後期です。

2代目ekワゴンは2006年に登場し、初代がそこそこ売れたこともあってかほぼキープコンセプトで素人目には見分けがつかないレベルで似ています。
初代同様のスクエアなボディでトールワゴンであるにもかかわらず背が低めで立体駐車場に入ることも可能となっており、またエンジンやプラットフォームなどもそのまま初代のものが流用されています。
ただし中身の充実は図られており、スライドドアを新しく設定するなど実用性の向上も図りました。引き続き日産にオッティとしてOEM供給されますが、ekアクティブとekクラッシィは廃止されました。
このためノーマルモデルのekワゴンとスポーティモデルのekスポーツの2本立てとなっています。その後2008年にマイナーチェンジを行いメッキグリルを装備するなど質感の向上を図っています。

しかし、リーマンショックなどにより元々リコール隠し事件によりただでさえ悪かった三菱自動車の業績がさらに悪化したことなどから、自社でモデルチェンジする余裕すらなくなってしまいました。このため2008年にマイナーチェンジして以降は5年間一部改良が少しずつ行われたのみでした。
日産とタッグを組んでNMKVを設立したことでようやく7年ぶりにekワゴンをモデルチェンジすることが出来たものの、それまでの背が低めのセミトールワゴンから通常のトールワゴンになってしまい、立体駐車場に入ることも出来なくなってしまいました。

モデル末期に放送された特別仕様車ですが当時のCMです。通常のCMもあったのですが動画がありませんでした…

こちらも前期型ですが当時のPVです。


コンセプトのページです。エコカー減税50%対象でしたがライバルは75%対象の車種が多かったのでエンジンの設計の古さによる環境性での遅れが目立ちましたね…

コンセプトのページです。江ノ電と並んだ夏らしい風景ですね。

イメージ画像のページです。

インテリアのイメージ画像です。ベージュ系の明るいインテリアとなっています。

ekスポーツのイメージ画像です。軽自動車では標準系とエアロ系の2種類を設定することが多いですがekワゴンのスポーティモデルがこのekスポーツになります。
専用のフロントグリル・バンパーとエアロパーツ・アルミホイールなどを装備しています。

ekスポーツのイメージ画像です。テールランプも専用のクリアレンズとなり内装も専用のブラックインテリアになります。

実用性のページです。2代目ekワゴンではGSというグレードの左側のリアドアをクラス初の電動スライドドアにしています。
もちろんスライドドア自体もこのクラスでは初めて採用されました。ただしスライドドア側の窓は開かず固定窓となってしまいます…通常のドアハンドルでの開閉はもちろんのこと、キーレスや運転席下の開閉スイッチからも開閉することが出来ます。
またETACSというシステムを搭載しており、電格ミラーにヘッドライトのオートカットやセキュリティアラームなど電装品がこの当時のライバルと比べても充実してますね!ここは流石三菱らしいところです…
同じグループに電機メーカーの三菱電機を抱えてる影響で三菱って電装品には強いメーカーなんですよね…昔のディアマンテやギャラン、デボネアとかは本当に恐ろしいぐらい充実していました…

快適性のページです。フロントはベンチシートでアームレストを装備し、リアシートはリクライニングも可能となっています。シートアレンジも豊富でフラットな状態に出来ます。

インパネのページです。収納が非常に多いのも特徴で置き場所に困ることは無さそうですね!またシートバックにはディーラーオプションのフックやポケットを装着出来るシートバックユーティリティも装備しています。

実用性とメカニズムのページです。AT車は全車インパネシフトでベンチシートとなっています。また前述した通りekワゴンはほとんどの立体駐車場に駐車出来る全高1550㎜となっています。トールワゴンで立体駐車場に入るのはかなり貴重な存在でしたね…
エンジンは3G83型というエンジンでNAとターボの2種類を用意しています。ターボはekスポーツのRというグレードのみに設定されます。
このエンジンは1987年にミニカの3気筒化により登場したものなので当時でも設計はかなり古いものでしたね…そのためエコカー減税も50%止まりとなっていました…トランスミッションは3速ATと4速AT、5速MTが設定されています。

安全性のページです。安全装備に関してはこの当時の平均的なものとなっていますが、ekスポーツにはディスチャージヘッドランプを装備しています。


ナビ・オーディオとオプションのページです。今回はオプションカタログを持っていないので紹介出来ないです…
メーカーオプションでSSDナビを設定しています。当時の軽自動車のナビにしては結構いい気がしますね。またオーディオはパネルと一体化したものと通常の1DINサイズのものの2種類を用意しています。
メーカーオプションも豊富に設定されておりekワゴン用のブラック内装や本革ステアリング、そしてekスポーツ用にアームレスト付きのレカロシートまで用意されています!!!
トールワゴンでレカロシートはかなり珍しいのではないでしょうか…ムーヴにはモモステが設定されていますがレカロシートはいくら何でも凄すぎます…

グレード一覧です。廉価グレードのMのみ5速MTと3速ATの設定となり、MT車はフロアシフトとセパレートシートの組み合わせになります。
MXは基本的にMとほぼ同じ装備ですがトランスミッションは4速ATとなっています。

グレード一覧です。Gは標準のekワゴンの上級グレードとなります。GSはGに前述した通りスライドドアを装備したグレードです。
ekスポーツはXとターボエンジン搭載のRの2種類となっています。Rにはスポーツサスペンションまで装備しています。

主要装備・環境仕様です。

主要諸元・カラーバリエーションです。比較的豊富に設定されておりekワゴンはカラフルなパステル系、ekスポーツはスポーティなダーク系のカラーが多いですね。

福祉車両とカスタマイズカーのロアコンプリートのページです。どちらも別冊でカタログを持っているので後述します。田町の本社ギャラリーで貰ったのですがオプションカタログが付いてなくて福祉車両とカスタマイズカーのカタログはあったんですよね…

裏表紙です。

ロアコンプリートのカタログです。iと共通になっています。

欲を言えばiの方はピラーをブラックアウトにしても良かったのでは…と思います。それにしてもekスポーツのコンプリートXのパッケージA(長いな…)は127万6千円という価格で結構安い気がしますね!最近の軽自動車はどんどん値上がりしているのでますます割安に感じます。

裏表紙です。

ロアコンプリート専用のオプションカタログです。1枚ものになっています。

福祉車両のカタログです。三菱の福祉車両の統一ブランドはハーティランという名称になっています。

助手席回転シート車と助手席が回転に加えて昇降までも行うムービングシート車が用意されています。

裏表紙です。
Posted at 2020/02/06 19:57:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 三菱 | クルマ
2020年02月06日 イイね!

カタログ 三菱 トッポ


今回紹介するのはマリーンズの親会社のお菓子…じゃなくて三菱の方のトッポのカタログです。

この三菱トッポは2008年に登場……となっていますが、、、、、、、

実質的には10年前の1998年登場、というべきでしょう。

え?って思うかもしれませんが、どういうことなのかといいますと、、、

コレ、実は1998年に軽自動車の規格改正で登場したトッポBJのボディを再利用して、そこに当時最新のekワゴンの顔面・プラットフォームを合体させたというキメラのようなクルマなのです…

まあ当時の2代目ekワゴンは2006年登場なのでまだ普通にいいですが…

何でこんなことになったのかと言いますと、セミトールワゴンのekワゴンがそこそこ売れたことやライバルと比べて古くなって販売低迷したこともあって2004年でトールワゴンのトッポBJは生産中止になったのですが、当時の軽自動車市場はワゴンR・ムーブ・ライフ・ステラといったトールワゴンが主流でした。
それに比べて三菱のekワゴンはやや背が低く立体駐車場に入るというメリットこそあるものの販売面でライバルより不利な状況が続きました。

このため三菱もトールワゴンを用意することになるのですが、やはり例のリコール隠し事件により業績が悪化していたため他社のように新規に開発する余裕がなかったのです。まあ今もですが…
苦肉の策としてまさかの10年前に登場し、4年も前に生産終了したトールワゴンのボディを再利用することになってしまったのです。
ちなみに1998年はまだリコール隠しが判明する前(事件になったのは2000年)なのでまだ余裕があって三菱が元気だった頃になります…

もちろん、こんな焼き直しの車なのでそこまで売れたとは言えない状況でしたけどね…

その後リーマンショックなどによりさらに業績が悪化して自社でトッポどころかekワゴンをモデルチェンジする余裕すらなくなったことから、日産とタッグを組んでNMKVを設立したことでようやくekワゴンをモデルチェンジし、さらにタントやN-BOXに対抗出来るスーパートールワゴンとしてekスペースを加わりました。これによって従来の旧型ekワゴン・トッポ・i・パジェロミニは打ち切りとなりました。結果的にトッポBJのボディは15年使ったことになります・・・


当時のCMです。合成感が丸出しで車同様にいかにもお金がかかっていない感じですね…


コンセプトのページです。エコカー減税50%対象でしたがライバルは75%対象の車種が多かったのでここでも設計の古さによる環境性での遅れが目立ちましたね…

コンセプトのページです。室内高はクラストップの1430㎜を達成していますが、コレには訳があって、、
実はフロアの高さがベースになったミニカと共通なのです…

普通なら室内高の高さに合わせてフロアを底上げしてデッドスペースを無くし、さらに視界も向上させて運転しやすくし、さらに安定性も向上させるのですが、三菱は背の低い軽ハッチバックのミニカにそのまま背の高いトールワゴンのボディを載せたためにこうなってしまったのです…

現在の三菱のスーパートールワゴンのekスペースの場合1400mmですのでほぼ同等で僅かに上回る程にまで室内高はとても高いのです。もちろん前述の事情のため元々の全高はekスペースよりも低いんですけどね…
これは前身のミニカトッポからの伝統でしたが、実はダイハツのムーヴも初代のみトッポ同様にミラに背の高いボディを載せた造りとなっていました。
トッポBJになってからは車名からミニカの名前こそ取れて差別化されましたが、同じく1998年の規格改正でモデルチェンジした他社のワゴンR・ムーヴ・ライフ・プレオはちゃんとフロア高を高くしたのに対し、トッポBJは造り自体はミニカトッポと変わらずだったためクラストップの室内高を実現しながらも走行安定性・運転のしやすさなどで遅れをとっていました…

コンセプトのページです。バックドアは横開きとなっています。ムーヴの代名詞でもありましたトッポでも歴代モデルは全て横開きとなっていました。ちょっと開けたい時には便利ですよね。

イメージ画像です。

インテリアのページです。前述した通りインパネはekワゴンと全く同じです。センターメーターとインパネシフトを採用しています。

インテリアのページです。シートも基本的にはekワゴンと同じです。フロントはベンチシートでアームレストを装備し、リアシートはリクライニングも可能となっています。シートアレンジも豊富でフラットな状態に出来ます。

ローデストのページです。軽自動車では標準系とエアロ系の2種類を設定することが多いですがトッポのエアロ系はデリカと同じローデストの名称が使われていました。
専用のフロントグリル・エアロパーツ・アルミホイールを装備していますがインテリアはパネルを変更したのみで他は標準系と変わらないのでライバルと比べて物足りなさを感じます・・・

実用性のページです。収納が非常に多いのも特徴で置き場所に困ることは無さそうですね!またシートバックにはディーラーオプションのフックやポケットを装着出来るシートバックユーティリティも装備しています。

実用性と快適性のページです。ETACSというシステムを搭載しており、電格ミラーにヘッドライトのオートカットやセキュリティアラームなど電装品がこの当時のライバルと比べても充実してますね!ここは流石三菱らしいところです…
同じグループに電機メーカーの三菱電機を抱えてる影響で三菱って電装品には強いメーカーなんですよね…昔のディアマンテやギャラン、デボネアとかは本当に恐ろしいぐらい充実していました…

走行性能と安全性のページです。3G83型というエンジンでNAとターボの2種類を用意しています。このエンジンは1987年にミニカの3気筒化により登場したものなので当時でも設計はかなり古いものでしたね…そのためエコカー減税も50%止まりとなっていました…
本革巻ステアリングをM以外に装備しているのは中々充実していますね!安全装備に関してはこの当時の平均的なものとなっています。

ナビ・オーディオとオプションのページです。今回はオプションカタログを持っていないので紹介出来ないです…
メーカーオプションでSSDナビを設定しています。当時の軽自動車のナビにしては結構いい気がしますね。またオーディオはパネルと一体化したものと通常の1DINサイズのものの2種類を用意しています。

標準系のグレード一覧です。標準のM、充実したG、ターボエンジン搭載のTの3種類となっています。

ローデストのグレード一覧とカラーバリエーションです。Gとターボエンジン搭載のTの2種類となっています。ボディカラーは少し暗めの色が多いですね。

主要装備・主要諸元です。

福祉車両と特別仕様車のページです。通常の助手席回転シート車の他に背の高さを活かして車椅子仕様車も用意していました。

裏表紙です。

特別仕様車のマーブルエディションのカタログです。

ママさん向け特別仕様車…といったところでチャイルドシートやポケット、カーテンも装備しています。ただ標準車にないカーテンを装備しているのでこれは車中泊にも使えそうですね。

裏表紙です。
Posted at 2020/02/06 19:12:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 三菱 | クルマ
2020年01月03日 イイね!

カタログ 三菱 2代目ディアマンテ後期型




今回紹介するカタログは三菱の2代目ディアマンテの後期型です。
2代目ディアマンテは大ヒットした初代のキープコンセプトながら装備をさらに充実させ、音声ガイドが付きのGPSカーナビゲーション、連動レーザーレーダークルーズコントロール、ハイコントラストメーター、スポーツモード付き5速ATなどが導入されており、バブル崩壊後のため他社が装備を削る車種が多かった中で三菱らしく(同じ三菱グループに電気機器メーカーの三菱電機があるため)、電装品が非常に充実していたのが特徴でした。

今回ググったら今までアップされていなかった後期型のCMが出てきました…後期はCMしてないのかと思っていたし…

その後、1997年・1999年にデザインの変更を含むマイナーチェンジを行い、今回紹介するのは1999年にマイナーチェンジを受けた後期型で2001年4月現在のものとなります。テールランプがL字型からメッキで囲われた縦型に変更されて全体的にメッキの使用量が増えて高級感が増したのが特徴です。

しかしご存知の通り三菱自動車は2000年にリコール隠しを起こして経営が悪化したため、ディアマンテも新型の開発が行われることなく放置プレイ状態が続くことになります。一応海外ではブーレイ顔に変更されたりしていましたがモデルチェンジは行われず、また日本向けは何故かマイナーチェンジされませんでした。
そして2005年をもって同じく放置プレイ状態だったE50型ギャランと同時に生産が打ち切られ、三菱は上級セダン市場から撤退してしまいました。

現在では三菱は新興国向け市場に力を入れたためセダン自体が基本的にミラージュベースのセダンであるアトラージュしか無く、せいぜい台湾のみでランサー(日本向けのギャランフォルティス)を生産継続しているぐらいとなってしまっています…
日産と同じアライアンスにいる訳ですし、無理だとは思いますがここは新型のシルフィ・アルティマ・マキシマをベースにランサー・ギャラン・ディアマンテを復活させたら面白いのでは…と思いますけどね…

コンセプトのページです。この時代のこのクラスのセダンとしてはかなり上質感あるデザインで個人的にも結構好みです。

25V-SEのイメージ写真です。

25V-SEのイメージ写真です。この縦型のテールランプにはマジェスタに似ているという声もあったようですね。

25V-SEの内装のイメージ写真です。木目調パネルをふんだんに使った内装が特徴で、ステアリングやシフトノブにはイタリアのナルディ社製のものを使用しています。

25V-SEの内装のイメージ写真です。セダンでは珍しいフロントの独立式アームレストはコンソール一体型と比べて角度の調整が出来て合わせられるので現行車にも欲しい装備ですね。

30R-SEのイメージ写真です。

30R-SEの内装イメージ写真です。

イメージ写真です。

コックピットのページです。前述の通りステアリングやシフトノブにはイタリアのナルディ社製のものを使用しています。パワーシート装備車には標準ポジション自動設定機能と呼ばれる標準的なポジションに設定出来る機能や2つのメモリー機能などを備えています。

インテリアのページです。3000ccエンジン搭載車に本革シートを標準装備としています。またオートエアコンはマイコン式となっています。キーレスエントリーはありますが、当時まだ登場したばかりだったスマートエントリーキーの設定はありません。

ナビ・オーディオのページです。MMCSと呼ばれるシステムを最廉価グレードのエスパーダ以外に標準装備となっており、今でこそこのクラスのセダンはメーカー製ナビ標準装備が当たり前となっていますが当時ではかなり珍しかったと思います。このMMCSはナビ・オーディオ・エアコン一体型のシステムとなっています。また3000ccエンジン搭載車にはディアマンテスーパーサウンドシステムというオーディオシステムを採用しています。
なおテレビ機能はワンセグではなくアナログのUHF/VHFのみ対応のため現在では視聴することが出来ません

安全性のページです。全車にサイドエアバッグを標準装備しているのがこの時代としては中々先進的だったのではと思います。またプレビューディスタンスコントロールという機能はレーダーにより先行車を認識してエンジンやシフトの制御、車間距離が短くなった場合の警告機能などを備えており、現在の自動ブレーキのご先祖と言えるシステムとなっています。

エンジンのページです。全車V6エンジンとなっており、2.5Lは6G73型・3.0Lは6G72型となっています。6G7型エンジンは1986年にサイクロンV6の名称でデボネアVに搭載されて以降長らく三菱の中型・大型のセダンやスポーツカー、SUVに搭載されてきたエンジンですが、1996年にE50ギャランで採用して以降続々と採用されていったガソリン直噴エンジンのGDIをディアマンテは1997年より採用しています。まあGDIはトラブル続出だった訳ですが…

トランスミッションやサスペンションのページです。全車がINVECS-IIと呼ばれるスポーツモード付き5速ATを採用しており、電子制御により道路や運転状況に応じて自動的に制御したり運転スタイルにあった制御を設定する学習機能も備えています。またサスペンションは前後共にマルチリンク式となっています。

グレード一覧です。3000cc搭載車はこの後2002年のマイナーチェンジでグレード整理に伴い消滅してしまいます。

グレード一覧です。

グレード一覧とオプション一覧です。今回はオプションカタログを持っていないので紹介出来ません…

ワゴンの紹介と主要装備です。ワゴンはオーストラリアの工場で作られたものを輸入したもので、現地ではマグナワゴンとして販売されていました。つまりディアマンテワゴンは日本でもかつて輸入販売されていた初代マグナワゴンの後継にあたります。

カラーバリエーションと主要諸元です。自分なら25V-SEにフレーザーベージュ、メーカーオプションのベージュ本革シートの組み合わせで乗りたいですね…

裏表紙です。




Posted at 2020/01/03 21:25:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 三菱 | クルマ

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