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Nahan-c35のブログ一覧

2020年11月23日 イイね!

もしジェミネットがずっと続いていたら…

いすゞはかつてジェミネットというライトバンを販売していました。しかし初代・2代目共にOEMで、初代はスズキからカルタスバン、2代目はスバルからレオーネバンのOEMを受けていました。
しかし1993年にスバルとのOEM契約が切れると絶版となり、エルフィンバン→ワスプバン→フローリアンバン→ジェミネットと続いたいすゞのライトバンはここで途絶えてしまいました…

その後乗用車から撤退し商用車専門になりましたが、ファーゴの後継にあたるコモは販売されていることを考えると、同じようにいすゞのトラック・バスのユーザー向けにライトバンを売っていても違和感は無い気がするんですよね…
なので同じく日産からADのOEMを受けて販売していたら…という設定で作りました。


先代モデルの在庫販売が終了した1994年より、以前のOEM元であったレオーネバンが日産自動車よりADのOEM供給を受けることになり、これに合わせる形で既にシビリアンをジャーニーとしてOEMを受けており関係があったいすゞにもジェミネットとしてOEM供給された。
なお、先代モデルはジェミネットⅡの車名で販売されており、6年ぶりにジェミネットの単独車名に戻ることになった。


バリエーションはRVブームの中、乗用車から撤退しSUVに絞ったいすゞにおいて少しでもラインナップを増やすべく新たにワゴンが加わり、これはサニーカリフォルニアのOEM車でジェミネットワゴンの名称となる。
グレードはバンがVEに相当するD/DとDXに相当するT/T、ワゴンがタイプAに相当するC/CとタイプBに相当するG/Gの2種類となる。


1996年、OEM元のサニーカリフォルニアがADワゴンと統合されてビッグマイナーチェンジし、新たにウイングロードになったことに伴い、ジェミネットワゴンもウイングロードのOEM車となる。
グレードはカリフォルニアに相当するG/G、JSに相当するC/C、LEに相当するT/Tとなる。



1999年、OEM元のAD/ウイングロードのフルモデルチェンジに伴い、ジェミネットも5年ぶりにフルモデルチェンジ。
変更点は専用のフロントグリルとエンブレム類となる、またワゴンのフロントグリルにはOEM元にないメッキグリルを採用し高級感を出した。
グレードはバンはVEに相当するD/DとDXに相当するT/T、ワゴンがGエアロに相当するG/G、Gに相当するC/C、LEに相当するT/Tとなる。

2001年、ウイングロードのマイナーチェンジに伴い、翌年のいすゞの乗用車撤退に先駆けてワゴン廃止、最終型は僅か2年程の販売であった。




2002年、OEM元のADバンのマイナーチェンジに伴いジェミネットもマイナーチェンジ。
変更点はエンブレム類のみとなる。グレードは引き続きVEに相当するD/DとDXに相当するT/Tの2種類となる。

2004年、OEM元のADバンのマイナーチェンジに伴いジェミネットもマイナーチェンジ。
変更点はエンブレム類のみとなる。グレードはVEに相当するD/DとDXに相当するT/Tに加え、GXに相当するC/Cが加わり2種類となる。





2006年、OEM元のADのモデルチェンジに伴いジェミネットも5年ぶりにフルモデルチェンジ。
変更点はエンブレム類となる。OEM元ではADとADエキスパートで2系列あるものの、ジェミネットでは1種類となる。
グレードはVEに相当するD/DとDXに相当するT/T、エキスパートGXに相当するC/C、エキスパートLXに相当するC/C-X、エキスパートVXに相当するG/Gとなる。

T/T インテリア

G/G インテリア





2016年、OEM元に合わせてマイナーチェンジ。変更点はエンブレム類のみであるためVモーショングリルはそのままである。
フロントグリルの変更だけでなく自動ブレーキなどの安全装備を充実させている。
グレードはVEに相当するD/DとDXに相当するT/T、エキスパートLXに相当するC/C、エキスパートVXに相当するG/Gとなる。
Posted at 2020/11/23 02:29:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーコラ いすゞ | クルマ
2020年11月22日 イイね!

カタログ ダイハツ テリオスキッド


今回紹介するカタログはダイハツのテリオスキッドです。

テリオスキッドは1998年の軽自動車規格が同じ660ccながら大型化されて現行のモノに改定された際にダイハツで初となる軽SUVとして登場しました(一応ミラRV-4なんてのはありましたがあれはミラをRV風にしただけですし…)。

前年の1997年に登場したテリオスの軽自動車版としてボディを短縮させています。元々テリオスとテリオスキッドは同時に並行開発されていたようで、だからこそ出来たのではないかと思います。このため兄貴分のテリオス譲りのフレーム構造の本格的なクロカンSUVとなっています。
ジムニー、パジェロミニに続く軽SUVですが、2車との最大の違いは5ドアとしたことで後席をよく使うユーザーに適したものとなっています。

その後、このテリオス兄弟はさらにバリエーションを増やしていき、
・テリオス(本家)
・テリオスキッド(軽自動車版)
・キャミ(テリオスのトヨタ向けOEM)
・テリオスルキア(テリオスキッドのオンロード向けモデル)
・(プロデュア向け)
・タルーナ(東南アジアで販売されたテリオスの7人乗りロングボディ)

となりました。

ただし、中期型からはエアロパーツ搭載のカスタム系がメインとなった上に、テリオスルキアは軽SUVベースのエアロ無しのオンロード向けモデルという謎めいたモノでした…(実際めっちゃ短命でしたが)

そしてこの末期モデルも同じくカスタム系がメインでオフロードのノーマル系は1グレードのみなんですよね…しかも2WDまでありますし…
まあオンロード路線で行ったのはムーヴカスタムのヒットに影響されたのかもですが、だったらムーヴでいいじゃんって思います…
やっぱりテリオスキッドはガチガチのオフロード路線で行くべきでしたよ…そうすれば5ドアの本格軽クロカンというジムニーやパジェロミニとは違った軽SUVとして独自の路線で生き残れたはずです…

このカタログは2012年発行で絶版寸前のモデル末期の末期となります、なので当時でも15年近く経過しておりこのカタログ貰った時も古臭いな…とは思ってましたね…
一応後継車はキャストアクティバ→復活したタフトとなりますが、どちらもクロスオーバーSUVな上にクロスオーバーの中でもオフロード走行を全く想定していない雰囲気だけのなんちゃってSUVなので、ダイハツの軽でガチのクロカンSUVはこのテリオスキッドが今のところ最初で最後となりますね…


コンセプトのページです。2006年にマイナーチェンジが行われ顔だけは何とか現代風にしています。しかし元々1998年の軽自動車規格改定の時に登場した車種ですし古臭さは否めません…
さらに元々はその前年の1997年に登場したテリオスの短縮版にあたる訳ですからね…

インテリアのページです。シートをフルフラットにも出来るのは凄いですね!トールワゴンで無い軽自動車としては中々珍しいのではないかと思います!さらにリアシートのリクライニングも可能でゆったり出来そうです!オフロード性能ありますしアウトドアにも使えるのではないかと!
ただしインパネはいかにも90年代のクルマって感じのデザインで登場時から全く変わっておらず2012年当時でもだいぶ古臭いモノではありましたね…当時でも15年前のデザインな訳ですし今となっては20年以上前になりますから…

実用性のページです。正直荷室はおまけ程度と考えておくのが良いでしょう、ジムニーやパジェロミニとは異なり5ドアで4人乗れるスペースに回したと考えるべきです。
リアも登場時からほとんど変わらず大きなスペアタイヤに90年代のRVブームの頃の面影を感じます…

装備のページです。90年代ではまだ珍しかったドアミラーウインカーやキーフリーシステム(スマートキー)を装備しておりここは時代に合わせて変化していったことがわかります。またシートや荷室は防水対応となっています。

メカニズムのページです。
テリオスキッドは兄貴分のテリオス譲りのフレーム構造の本格的なクロカンSUVとなっており、決して復活したタフトやキャストアクティバのような近年流行りのなんちゃってSUVとは全く異なるものです!!
事実、オフロードの走破性に関することもカタログにありますし、センターデフロックまであるのでジムニー程ではないにせよ荒れた道をガンガン走ることが出来るんです!!

ただし、何故かエアロパーツのグレードがメインなんですよね…やっぱりテリオスキッドはガチガチのオフロード路線で行くべきでしたよ…
エンジンは3気筒ターボのEF-DET型を搭載しています。これに4速ATと5速MTとなります。

グレード一覧とボディカラー一覧です。やっぱりここはLの4WD・5速MTにしたいですね。素のままのグレードでこれぞ漢のクロカンって気がしますし…

主要装備・主要諸元です。

オプションです。後で紹介します。

裏表紙です。

ここからオプションカタログとなります。

ドレスアップパーツやおすすめのパーツです。1DINスペースを使ったカップホルダーはナビがまだあまり無かった90年代にはよくありましたね…そしてシガーライターもあります。

荷室とインテリアのパーツです。写真では見えないですが青のバックドアポケットには1998年まで使われていた古いタイプの「DAIHATSU」のロゴが入ります。まあ兄貴分のテリオスがその頃の登場なので同じパーツをずっと使っていたのでしょう。

エクステリアパーツです。バックストリートとペンギンというストライプがありますがどちらかも90年代末期に流行した派手なグラフィック調のもので今となっては時代を感じさせます…
また大型のルーフボックスやアンダーカバーまであります。これでアウトドアに行くのも良さそうです。

インテリアのパーツです。パネルだけで木目調・カーボン調・ライト木目調と3種類ありここはいかにもオプション豊富なダイハツらしいところです!
またシートカバーやマットだけでもかなりの種類があります!ただ以前紹介したG200シャレードと同じ名前のオプションパーツがいくつかあって(エスニックパーティのシートカバーや高級カーペットマット)そこはやはり90年代のクルマらしさを感じますね…

実用品のパーツです。センターアームレストはだいぶ小ぶりなものとなっています。またアルミペダルまであります。

電装品です。イルミネーションもただ明るくするといった感じで2000年代以降の車種のようなムードの演出の要素は全く無い気がします…
またオートエアコンも今のようなボタン式では無くダイヤル式です。

チャイルドシートとカーケア用品です。

裏表紙です。

ここからはナビカタログになります。

何と、オーディオナビ含めてたったの2種類しかありません!!エントリーモデル2種類ずつ…
まあ他のも頼めばつけるのは出来たでしょうが、これはだいぶ少ないですね…

裏表紙です。
Posted at 2020/11/22 03:29:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ ダイハツ | クルマ
2020年11月14日 イイね!

カーコラ小ネタ集 その1 トヨタ・ダイハツ・日野・スバル編

今回よりカーコラの小ネタ集を始めたいと思います

*ストーリア/デュエット 3ドア


前者のシャレードやカローラⅡにはあった3ドアですが、ストーリア/デュエットになってからはまだ需要があった時代であるにも関わらず消滅してしまいました…そこでもし3ドアがあったら…という設定で作りました。
ちなみに以前、4ドアセダンのストーリアソシアルのカーコラも作ってます。

*ラガー5ドアワゴン

もし5ドアのワゴンがあったらラガーももうちょっと売れたのでは…ってことで作りました。
これに豪華装備のグレードがあれば尚更ですが…ダイハツで扱うにはやはりデカかったのかもしれませんね…

*80系マークⅡワゴン/バン

80系マークⅡはハードトップとセダンのみでワゴンとバンは70系を生産継続していましたが、もしそれらも80系にフルモデルチェンジしていたら…という設定です。

・L30系ターセル/コルサセダン


歴代で唯一4ドアセダンが無く先代モデルを継続生産していた代でしたが、もし4ドアセダンがあったらという設定で作りました。
実は北米向けに2ドアクーペならあったのでそれのリアを流用しています。

*新型ドミンゴ




あのドミンゴが、ノアヴォクシーのOEMで帰ってきた…という設定です。ミニバンの需要ってやっぱり安定してありますからあっても良いとは思うんですよね…

・初代ドミンゴ マイナーチェンジ

登場から絶版まで11年間全く顔が変わらなかったドミンゴですが、もしマイナーチェンジしていたら…こうなっていたのではないでしょうか。
サンバーディアスのマイナーチェンジの要素を取り入れています。

*タウンエーストラック/ライトエーストラック マイナーチェンジ

:タウンエース

:ライトエース
1990年に若干のマイナーチェンジこそ行われたものの、1992年にバン・ワゴンが一新された後も旧来のまま生産され続け、1996年にマイナーチェンジするまで登場から10年以上ほぼ変わらない姿で生産されたので、もしマイナーチェンジでCIエンブレムの採用などの変更を受けていたらという設定です。

1992年のバン・ワゴンのビッグマイナーチェンジと同時に行われた設定としています。

*ダイナ/トヨエース/ハイエーストラック マイナーチェンジ

・ダイナ(1991年~1995年)

・トヨエース(1991年~1995年)

・ハイエーストラック(1991年~1995年)

1991年にカラードバンパーの採用などの改良は行ったものの、異型ライトになったライバルと比べて古臭さが目立ってしまっていたので、もしマイチェンで90年代のデザインにしていたら…という設定で作りました。
ヘッドライトはクルージングレンジャーからの流用です。

*デルタトラック/レンジャー2 マイナーチェンジ

・デルタトラック(1990年~1995年)

・レンジャー2(1990年~1995年)

上記のダイナ/トヨエース/ハイエーストラック以上にずっと顔が変わらなかったこの2車種(一応姉妹車ですが)が、もしマイナーチェンジしていたら…という設定で作りました。
デーキャブレンジャーのマイナーチェンジの時のようにクルージングレンジャーの要素を取り入れた…という設定です。

*デュトロ/ダイナ/トヨエース マイナーチェンジ

現行のデュトロ3兄弟の内装ってちょっと安っぽい気がするんですよね…ライバルと比べて…
なのでレンジャーやプロフィアと同じ雰囲気のインテリアにして質感向上させてみました。

・レンジャープロ マイナーチェンジ


2010年 マイナーチェンジ

2014年 マイナーチェンジ

2001年の登場から2017年にフルモデルチェンジするまで、2004年のグリルとシート柄の変更があった程度でほとんど変わらず、フェィスリフトをよく行っていた先代モデルやライバルと比べて寂しいものだったので、もしちゃんとまマイナーチェンジをしていたら…という設定です。


・プロフィア マイナーチェンジ



2010年 マイナーチェンジ

2014年 マイナーチェンジ

上記のレンジャープロ同様に、登場時から絶版までほとんど変わらず、フェィスリフトをよく行っていた先代モデルやライバルと比べて寂しいものだったので、もしちゃんとマイナーチェンジをしていたら…という設定です。
実は中国向けはマイナーチェンジしていたので、そのデザインを取り入れています。
Posted at 2020/11/14 13:36:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーコラ | クルマ
2020年11月08日 イイね!

日産 NP300ダットサン マイナーチェンジ

↓マイナーチェンジ前のモデルはこちら
日産 NP300ダットサン


日産自動車では、ピックアップトラックのNP300ダットサンをマイナーチェンジして2021年1月発売予定である。

主にエクステリアのデザイン変更と安全装備の充実が変更点である。
デザインは無骨で大胆かつスタイリッシュな外観とし、北米向けピックアップトラックのタイタンと共通イメージである堅牢さを表すインターロッキングデザインのフロントグリル、力強い印象を与えるC字型のヘッドランプデザインにより、押し出し感のある仕立てになっている。
またアルミホイールやテールゲート、テールランプも新デザインとしリフレッシュを図っている。

ただし、日本仕様のみの変更点としてフロントグリルとリアのテールゲートにあったNAVARAの切り抜き文字は車名が異なるために省略されている。

インテリアについては基本的には変わらないものの、ステアリングが一新されて近年の日産車共通のものとなった。またメーターパネルも一新されて全車にフルカラー液晶のタイプが標準装備となっている。
写真は最上級グレードの25ST プレミアムエディションにメーカーオプションのナビゲーションシステムを装着したものである。

安全装備では衝突被害軽減ブレーキのインテリジェント エマージェンシーブレーキをはじめ、新たに当たり前2台前を走る車両も検知可能で、前方の危険に対して注意を促すインテリジェントFCWを搭載した。

また、リヤアクスルの強化や荷台スペースの拡大により、積載可能重量が増えたことで積載性を向上。リヤバンパーにステップが新たに設けられたことで、荷台への乗降性を向上。
新開発のステアリングラックを採用することで、低速域を含む様々な速度域での操縦性を向上させた。
さらに、フレームとボディの接合部の剛性を向上させ、サスペンションの設定を変更することで、キャビンの振動を大幅に低減。
これらにより、静粛性も向上し、静かで快適な乗り心地が得られている。

エンジンは2.5LディーゼルのYD25DDTi型のみで、これは国内においても既にNV350キャラバンに搭載されている。
駆動方式は電子制御パートタイム4WDのみで、2WD、4WD High、4WD Lowの3モードを選べ、ヒルスタートアシスト、ヒル・ディセント・コントロール、電子制御LSDと合わせて優れた悪路走破性を発揮する。
トランスミッションは全グレードに6速MTと7速ATが用意される。強固なラダーフレームを装備し、アプローチアングルは30.4°、ディパーチャーアングルは25.6°となっている。


・ボディカラー
引き続き全8色となるが、ブリリアントホワイトパールはDXには設定されない。

*アースブロンズ(M)

*サバンナイエロー(M)

*ケイマンブルー(M)

*スーパーブラック(M)

*ブリリアントシルバー(M)

*ブリリアントホワイトパール(3P)

*ホワイト


・グレード
新しく25ST プレミアムエディションが追加されており、3グレード構成となる。

*25ST プレミアムエディション



新たに登場した最上級グレードで、運転席・助手席8wayパワーシート、本革シート、シートヒーター、アラウンドビューモニターなどを装備する。

*25ST


アラウンドビューモニター、上級ファブリックシート、本革巻ステアリング、18インチアルミホイールなどを装備する乗用向けグレードである。


*25DX


16インチスチールホイール、アラウンドビューモニターレス、サイドアンダーミラー、ウレタンステアリング、無塗装ドアハンドル・ミラー、ファブリックシートなどを装備する商用向けのベーシックグレードである。
Posted at 2020/11/08 14:10:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーコラ 日産 | クルマ
2020年11月04日 イイね!

カタログ スバル ステラ


今回紹介するカタログはスバルのステラです。

ステラは2006年に登場し、プレオに取って代わるはずだったR2が個性的過ぎたこともあって販売不振となったことや、そのプレオの旧態化に伴って急遽R2をベースにトールワゴンに仕立てたもので、わずか11か月で開発されました。このためかインパネのデザインなどにR2の面影が色濃く残っています。

個性的で丸みを帯びた独特なフォルムだったR2とは異なりごく普通のトールワゴンとして開発されました。プレオもやや背が低めのセミトールワゴンだったこともあり同社としては初の本格的なトールワゴンとなります。
プレオやR2が個性的過ぎたことへの反省から、ライバルのワゴンRやムーヴなどにも対抗出来るような量販車種としてメインターゲットを女性とし実用性を大きく重視しています。

当初は標準のステラとカスタム仕様のステラカスタムの2つでスタートしましたが、2008年にプレミアム仕様のリベスタも加わりました。
また2009年にはマイナーチェンジが行われカスタムのグリルがレガシィアウトバックに似たデザインとなり今回紹介するカタログはこの時のモデルとなります。そして電気自動車の試作車としてプラグインステラも登場しました。

販売面で失敗したR2とは異なり販売台数も順調でこのまま推移していくと思われましたが、、、、

何と、スバルは軽自動車の生産から撤退することになってしまったのです…

そしてこの軽自動車撤退の悲劇に伴い2011年に生産終了し、ステラと名乗っているムーヴに後を譲ってしまいました…

あの軽撤退の悲劇から10年程経った現在、スバルは社名まで富士重工業からスバルになった上にアメリカ人受けを最優先したデカい3ナンバー車だけのメーカーとなってしまい、かつてのスバル360に始まる魅力的な軽自動車を生み出していた頃の面影はほとんど無くなってしまいました…
昔は街の小さな整備工場で買って乗るような身近なレックスとサンバーこそが稼ぎ頭だったんですけどね…というか撤退する頃でも軽自動車が国内販売の柱でしたし…
今やOEM除けば一番小さくてもインプレッサですから…影が薄いながらもOEMで軽があるとは言え、あれはやっぱり認められるはずがありません。
一応現行のインプレッサ、というかXVならディーラーで試乗したことありますけどマッキントッシュオーディオとかもあってかなり豪華でしたし安定性のある走りでいい車ではありました。

個人的な話になりますが、中の人は日産党ではあるものの、日産が自社で軽を作ってないこともあり軽に限っては自社製時代のスバルの軽が一番好みなんですよね…
そう言えば1999年までスバルの親会社は日産でした…マイナーですがADのOEMのレオーネバンとかありましたし、実は日産のCVTの技術も元々はスバルから技術供給を受けて始まったものです。
直4エンジン・独立懸架・スーパーチャージャーといったスバルならではの個性を持った軽自動車はとても個性的で素晴らしい作品ばかりでしたし、いつか帰ってきてくれることを夢見て待ち続けておきます…

紹介文が長くなりました。本題に入ります。


コンセプトのページです。ステラは標準系のステラ、カスタム系のステラカスタム、ラグジュアリー・プレミアム系のステラリベスタの3種類がラインナップされています。

ステラのコンセプトのページです。メインターゲットが子育てママなだけあってそれを意識したような画像が並んでいます。
そう言えばこの画像に写っている子供は4才ぐらいに見えるので、このカタログが発行されて10年経った今はもう中学生になるんでしょうかね…早いです…

ステラのイメージ画像です。標準系であるだけにシンプルなデザインとなっています。またピラーは全車でカラードとなります。マイチェン前はLXというブラックピラーのグレードもあったんですけどね…
またフロントデザインが変更されたステラカスタムとは異なりこちらは2006年の登場時から変更されていません。

ステラのイメージ画像です。リアはテールランプが縦長に伸びているのが特徴です。しかしリアとサイドで一体のウィンドウや縦長のテールランプにはプレオの面影を感じますね…
まあこのウィンドウの流れはレガシィツーリングワゴンからのものですが…

ステラのインテリアのイメージ画像です。インパネのデザインはベースとなったR2の面影を色濃く残しています…シフトノブ周りやグローブボックスこそ異なりますがインパネの上部はほとんど同じですし…
シートは基本的にはベンチシートとなりますが、Lのみに設定されている5速MT車のみセパレートシートとなります。

ステラカスタムのコンセプトのページです。カスタム系なだけあって男性もターゲットとした上で走りを予感させるような画像となっています。

ステラカスタムのイメージ画像です。このマイナーチェンジでグリルがレガシィアウトバックに似たデザインに変更され、バンパーのデザインも変更されて全体的なイメージは電気自動車のプラグインステラに似たものとなりました。
個人的にもマイチェン前よりシャープでスッキリしたデザインだと思うのでこちらの方が好みですね…

ステラカスタムのイメージ画像です。リアはマイチェン前とあまり変わりません。インテリアカラーは基本的にブラックとなります。

ステラリベスタのコンセプトのページです。
リベスタという名前は「RE」+「VESTA」の造語で、太陽系の火星と木星の間にある小惑星の一つであり、他の小惑星に比較して格段に明るいそうで、明るく輝くベース車がカスタマイズによってあらためて輝きを増しているという意を込められている…とのことらしいです…
造語なので難しい由来ではありますが、星に関する名前をつけているのはいかにもスバルらしいところです。というかステラというのがイタリア語で星という意味ですから…

ステラリベスタのイメージ画像です。
専用の大型メッキグリルやアルミホイールで上質感を醸し出しています。またインテリアのパネルもシルバーではなくゴールドとなっています。また記事も専用の模様が入ったものとなっています。
プレミアム感という意味ではかつてのレトロ調軽自動車のヴィヴィオビストロやプレオネスタに近いものを感じなくもないです。あれらもメッキに木目調パネルでコテコテにしてましたから…
ただこの時代はどれも売れなかったけどソニカや復活したセルボ、iといったプレミアム志向の個性的な軽があったためにそれらに対抗したかったのかもしれません。

ステラリベスタのイメージ画像です。
何と、軽自動車なのに本革シートがメーカーオプションで設定されています!!

これは異常なまでに高級化が進んだ現在の軽自動車でも中々無いですしかなり珍しい例なのではないかと思います…あっても合成皮革ですし…
メッキギラギラのみならず本革シートまでぶち込む程、本格的なプレミアム志向のコンセプトは中々いいと思いますし、実際中の人も結構気になる車種ではあるのですが10年早かったんでしょうかね…
その前に10年後にはスバルの軽が無くなっているという…(涙)今でも続いていたら頑なに4気筒エンジンと独立懸架を受け継いで面白い車を出していたと思うと残念で仕方ないです…

コンセプトのページです。「ステラはフレンドリーでコージーでウェルカムでエンジョイでセーフティ!」とのことらしいです。
まあママさんターゲットの車らしいフレーズではありますね。決して「まん丸顔した4気筒 レックスにしよう!」では無いのです。エンジン一緒なんだけどね…

実用性のページです。この手の軽自動車らしく収納の多さをアピールしています。ポケットが豊富にあって今の目線で見てもかなり充実していますね。オーバーヘッドコンソールも多くのグレードに装備しています。
またシートアレンジも豊富で分割可倒式シートを全車標準としている他、メーカーオプションのユーティリティパッケージを装備するとリアシートのスライドや助手席を倒してテーブルにすることも出来ます。ただしフルフラットには出来ません。

快適性のページです。フロントシートは5速MT車を除いてベンチシートとなっており大型アームレストも装備しているためゆったり座ることが出来ます。またリアシートもリクライニングします。
ただし電格ミラーやフロントアームレスト、キー照明、シートリフターは標準系ステラの場合グレードアップパッケージとしてオプション扱いになります。今なら全車標準装備になりそうですけどね…

オーディオやイルミネーションなどのページです。
このCDチューナーはインパネと一体化したデザインの専用オーディオとなります。2000年代はまだナビがそこまで普及していなかったためか、軽自動車や小型車でこういったインパネ一体型オーディオは結構ありましたね…
CD6枚分の録音が可能なミュージックサーバーや、乗り込んで運転席を閉めると設定した音楽を流すウェルカムサウンド機能もありました。
しかしこのウェルカムサウンドは今のナビとかにあってもいい機能ですよね~乗ったら勝手にお気に入りの曲を流してくれるのはかなりいいアイデアだと思います!ただこれ以外で装備している例を聞いたことが無いです…

またカスタムやリベスタの場合はオーバーヘッドコンソールにエロランプイルミネーションを装備しており、さらにピラーにもイルミネーションがあって2か所に標準装備していることになります。またR以外のカスタムとリベスタには3眼メーターを装備しています。

メカニズムのページです。
エンジンはスバルならではの4気筒・660ccのEN07型を搭載し、インタークーラー付きのスーパーチャージャー仕様も用意されます。R2にはSOHCが設定されるのに対しステラは全車DOHCとなります。凝ってますね
1989年にそれまでのスバル360由来のEKエンジンに代わってレックスでこのENエンジンが登場して以来、他社が3気筒のみか4気筒の設定があっても3気筒中心だったのに対し、スバルだけは全車が4気筒でかつ過給機も他社で多いターボではなくスーパーチャージャーを搭載していたため、スバルの軽自動車の大きな特徴となっていました。独特の上質な乗り味が特徴でしたがこの伝統が途絶えてしまったのは本当に残念ですね…

トランスミッションはCVTと5速MTを設定し、CVTはプレオから使われ始めたi-CVTとなります。もちろんサスペンションはスバル伝統の贅沢な4輪独立懸架となります。また4WDをAWDと表記するのはいかにもスバルらしいところです。

安全性のページです。ボディにはスバル独自の衝突安全ボディである新環状力骨構造キャビンを採用しています。デュアルエアバッグを全車標準装備とし、さらにサイドエアバッグをメーカーオプションで設定しています。
この頃はまだ自動ブレーキとかまだ珍しい時代でしたね…今や軽トラにまで設定される程になったのでここは10年間のかなり大きな進化では無いでしょうか…

ラインナップのページです。見開きのページとなっています。

ステラ・ステラカスタムのラインナップのページです。Lのみ5速MT車が設定されその場合セパレートシートとフロアシフトとなります。空いたインパネシフトのスペースには収納が設定されます。
LSは標準系のスーパーチャージャー搭載車です。カスタム系でないごく普通の軽にスーパーチャージャー設定するのは流石変態スバルらしい…
カスタムRはカスタムの廉価グレードでこのグレードのみ標準系と同じ14インチのホイールキャップとなります。カスタムRリミテッドはアルミホイールやルーフスポイラーなどを装備した売れ筋グレードです。

ステラカスタム・ステラリベスタのラインナップのページです。カスタムRSはカスタムのスーパーチャージャー搭載車です。リベスタ・リベスタSは基本的にエンジンがNAかスーパーチャージャーかの違いになります。
ボディカラーは13色と豊富に設定されており、中にはスバル伝統のWRブルー・マイカも設定されています。あのWRCのインプレッサでお馴染みのカラーを軽自動車にまで設定してくれるのは有り難いですね。そう言えばサンバー最後の限定車もWRブルーでした…

主要装備です。

主要諸元・環境仕様です。

オプションの紹介とスバルのコーポレートメッセージです。「fantastic moments」というのは2000年代後半のスバルのキャッチコピーで、それまでの「Think.Feel.Drive」に代わって使用され、現在の「Confidence in Motion」に代わるまで使用されていました。ちょうど軽自動車撤退した頃のキャッチコピーですね…

裏表紙です。


ここからはオプションカタログに入ります。

コンセプトのページです。手のひらにステラを乗っけていますがそう言えばこのステラのモデル化した事例って聞いたことないですね…出たら買ってみたいものですが…

インテリアパーツです。シートカバーも4種類設定されていますが本革調とグレーのカバーとフレシールという繊維で作られたシートカバーがあります。このシートカバーはR2にも設定がありました。
またマジカルイルミネーションというパーツは足元を照らすもので何と8色も切り替えられます!

安全装備やボディカバー、チャイルドシートです。リバースミラーとオートドアミラーなどがあります。ボディカバーで2種類も設定しているのは珍しいですね。そう言えば最近はボディカバーのオプションをあまり見ない気がします。

安全装備です。コーナーセンサーやバックモニター、へたくそ棒フェンダーコントロールがあります。

コンセプトのページです。「この子もステラがお気に入り」とのことですが、、、

やがて同じスバルでもWRX STIをインプと呼んでイニDや湾岸とかで使い、そこまでは良くてもその上でネットでイキって見下すキッズとかになってしまっていたら……いえ何でもありません…
ちなみに変態な中の人は免許取る前からイニDとかに出てくるようなスポーツカー、インプレッサWRX STIには一切興味を示さず、同じメーカーでもその辺を走るごく普通のサンバーやプレオとかか、あるいはアルシオーネSVXに興味持つようになりましたとさ…(爆)
湾岸やる時もローレルをメインにグロリア、ハイエース、ギャランとかでもやってます……また今度話しますね…
どうせなら軽自動車でサンバー、プレオ、ヴィヴィオ、レックスとかも好きになろうぜ!あるいはアルシオーネやレオーネでも…

実用品です。ヘッドレストピローとムーンクッション、フットレストで快適な姿勢となるようサポートしてくれるようでこれはかなりいいアイデアだと思います!これなら長距離のドライブでも安心して過ごせそうです。またママさん向けにシートエプロンにテーブルやポケットのあるバックカバーやクッションもあります。
そしてインパネシフト・ベンチシートなのを活かしてアンブレラホルダーを設定しています。昔のN13パルサーと違って専用の傘がある訳ではなく普通に市販の傘をそのまま収納出来ます。

チャイルドシートとキッズ用オプションです。このブルーのシートエプロンやクッションがR2にも同じようなものがありますね。

コンセプトのページです。

ドレスアップパーツです。エアロパーツはカスタムとリベスタには基本的に標準装備ということもあり主に標準系用に設定されています。
またインパネの木目調パネルは無いもののシフトノブとパワーウィンドウスイッチに設定されています。このムートンのニーパッドがちょっと気になります…

ドレスアップパーツです。主にカスタム向けのパーツとなります。スポーツマフラーやエキゾーストパイプ、スポーツペダルをセットで設定しています。

ラゲッジマットなどです。

ルーフキャリアなどです。ルーフキャリアのクッションにはスバルのロゴが入ります。

ベースキットです。フロアカーペットはMT車のみ専用品となります(フロアシフトでセパレートシートとなるため)。

SAA(スバル用品株式会社)扱いのパーツです。

ナビ・オーディオカタログです。スバルは基本的にナビやオーディオは別カタログとなります。カロッツェリアのHDDの高級ナビも設定されています。まさかパイオニアが上場廃止になるとは予想出来なかったですね…絞りまくってカーナビ一本足で行こうとしたらそのカーナビも中国勢に負けるという…

オーディオラインナップです。この時期はまだオーディオのラインナップも充実していたんですね…しかもMD対応のもありますし…
さらに2000年代に流行したクリアタイプのオーディオもあります。2000年代の2DINオーディオはイルミネーションが充実していて見ているだけでカッコいいですよね…
さらにビクター製のリアスピーカーもあります。この時期はちょうどケンウッドと合併した直後になるのでしょうか…

ナビラインナップです。こちらは廉価モデルのラインナップとなります。



価格表です。
Posted at 2020/11/04 09:34:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ スバル | 日記

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