ルーフライニング最後部の固定クリップ剥離対策(最終章)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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2
こちらはルーフライニング固定部分の右側
前回セメダインスーパーXGで貼り付けた部分は塗る厚みが足りなかったのか、材質同士の相性が悪かったのでしょうか、見事に剥がれてしまっています。
ルーフライニングは柔らかいため硬化した後に素材に追従する柔軟性が足りないボンドも原因かしら。
下側には最初固定されていたグルーっぽい溶かした樹脂がしっかり残っています。
残った樹脂の丸いボコボコ等は再度貼り付ける際の目印になるためそのままにしておきます。
3
こちらは左側…
前回触っていなかった(多分)こちらも半分剥がれ始めていました。
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ちなみに、配線類は重さや厚みを極力減らすため巻いていた保護材は前回の作業で剥がしたりして裸線そのままにしています。
手前側のスポンジがある部分付近(赤い点線の辺り)には、ルーフライニングを閉じた際に合わさるルーフ鋼板との隙間が僅かしかないため、クリップ留め部分の負担を増やさない意味でも配線は通さないようにします。
カプラーや配線は奥の縦空間が広い部分へ追いやります。
※新たにラゲージランプを新設される場合はこの辺の状況を考慮した配線の長さにしましょう。
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ルーフライニングに貼り付けてあったルーフとの繋ぎ目となる固定クリップ(ステー)をクルマから外し、真夏の天国とも呼ばれるクーラーが効いた室内へ持ち帰り(逃げ帰り)ます✨
表面に残った前回のボンドや純正組み立て時のグルーっぽいものを剥がして再接着の強度増し準備を行います。
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再接着にあたり、ルーフ内の高温や繊維とABSの接着などを考慮して色々なボンドや両面テープ、グルーガンの使用を考えました。
ボンドは圧着タイプや溶着タイプがあり、接着剤が定着した後に余分な液が出るタイプもありますからルーフライニングの表面まで染みたりすることも避けなければなりませんし、前回利用したセメダインスーパーXGも分離しましたから…
両面テープはお手軽で施工しやすいのですが、耐熱タイプでも高温になりやすいルーフ内では剥がれてくるかも知れません。
グルーガンは平面同士の接着だと一般のタイプは強度が不安ですし、100℃くらいの融点はルーフの高温で剥離したり、手を入れにくい狭い場所で固まる前にサッと圧着できるかも心配です。それに、柔らかいルーフを曲げてたりしているうちにまた剥がれそうです。
色々と考察しているうちにルーフライニング関係の固定は業者さんだと変性シーラーを使う記事を見かけましたので、耐熱性能も200℃であることから在庫のすき間シール剤を使ってみることにしました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/3111302/car/2909065/11823053/parts.aspx 7
圧着してシール剤がはみ出すように全体の端まで厚めで盛り盛りします。
ルーフライニングの裏面は繊維が解れ(ホツレ)易いので、シール剤が上っ面だけ付着していても固まっていない解れから剥がれが生じてしまいます。
圧着面にシール剤をたっぷり盛った後は掴む部分がクリップの出っ張りくらいしかありませんので、狭い場所に差し入れやすいロングのラジオペンチなどあれば便利でしょう。
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周囲にシーラーを付着させないよう、先に圧着した左側がライニングを引っ張った際に変形して剥がれないよう慎重に右側も圧着します。
圧着の際にライニングの表面(車内側から見たら天井部分)は素手で触ると汚れが付きやすいので、綺麗なウエスなどで保護しながら下支えしつつ圧着しましょう。
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厚塗りしたシール剤は実用硬化まで20℃下で4時間と表記されていますが、盛った厚みにより差異はあるでしょうし内部まで凝固するのに10時間以上は待った方が安心です。
個人的にクリップは差し込まないでそのまま念のため2日以上放置しておきます。
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2日後、シール剤の様子をチェックしたら今回はしっかり固定されていました。
慎重過ぎるかも知れませんけど念のため、もう暫く置いてからクリップはルーフにハメたいと思います😅
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追記✨
数日経ちクリップを差し込みました。
すきまシール剤で貼り付けたクリップの台座はしっかり固定されていたので、前回ボンドで貼った時よりルーフライニングの位置もルーフ鋼板と近付いて、ウェザーストリップのヒダに収まっています。
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超小ネタ作業はこのくらいにして、次はトゥインゴさんの本格的な整備をしたいと思います😅
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