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なとりのブログ一覧

2022年08月27日 イイね!

楽しみな2台が登場

ここのところなんとなくクルマシーンにフラストレーションたまっていたのですが、新型車発表でそれも吹っ飛びました。


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言わずと知れた、スズキ スペーシアギアの(あからさまな)対抗馬 です。
やはり現行タントはスーパーハイトワゴン競合のなかでは苦戦気味だったようで、クロスオーバー風味なアレンジを除いても、大幅なデザイン変更がなされています。
個人的にはよく言えば道具感高い、逆に言えばオモチャっぽいデザイン、かなり好みです!!

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今回のマイナーチェンジでは、ライト周りから新デザインにしてきました。
コンセプトはスペーシアギアのそれですが、現行タントはグラスエリアの比率がライバルより高い(広い)のですよね。なので、独特のキャラクターになって、スペーシアギアとベツモノの存在感になっていると思います。

altドアのモールパーツは(テコ入れで?)カスタムに途中から追加されましたが、アウトドア車特有のモールパーツ的な意匠として後付け感皆無、むしろプラスに機能していますね。ファンクロス用の6角形のディティールも良いと思います。
そうそう、リアスポイラーもむしろ「お遊び」感があって個人的には良し。

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ホイールやルーフラック(オプション)は タフトの流用でしょうか(シート生地も同系統ですが厳密には同じ生地ではない)。このご時世「路線統一」という名目でコストを最小限に抑えてのデザインモディファイ、でしょう。
どうやら、ルーフライニングも白系の様子。良いねぇ良いねぇ!と一人ご満悦(^_^)
あ、後席座面のヒール段差は相変わらず低めだなぁ、心配(^^;

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個人的に嬉しい改良が、インパネやドアの内張にあった「キルティング調パネル」が廃止された(らしい)こと!
キルティングは嫌いじゃないし、意図は分からんではないけれど、それを樹脂パネルで再現するというセンスが受け入られず、そして実際なんとも安っぽい(自分の感覚では。これが好きで購入された方、スミマセン)。他をガマンしてもこれだけはガマンできない、と思っていました。写真を見る限りようやく廃止されたのは大歓迎!
(もっとも、表面の風合いはかなりキルティング生地っぽさの再現度が高く、驚かされたものですが)

あと見えない部分、特に足回りのセッティングの改善が加えられていれば嬉しい!んだけどなぁ・・・

実はファンクロスについては、先日の新型ムーヴキャンバスの試乗で、営業さんが「秋に発売されます」と話してくれたのですが、40℃近い気温も手伝って「秋かぁ、まだ遥か彼方だなぁ」と。でも気が付けばもう秋が近いのですねぇ。正式発売が楽しみです。当然試乗に行きたい!!

2台目はトヨタ シエンタです。

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先代のなんとも有機的・未整理に感じるデザインラインは好みになれず、で「いや、これはネガ反応も多いでしょ」と思ったら意外に皆さん抵抗なく購入されてて「日本人のデザインに対する柔軟さ」に逆にビックリさせられたものでした(さらにウナ丼さんの解説動画で「整流効果向上という意図があった」と知って2度ビックリでしたが)。今回はうって変わってデザインが整理され、ぱっと見て一目で気に入りました!

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サイド、リアのデザインも良いなぁ。Cピラーからリアランプまでの上に上がっていくベルトラインが逆にうるさく感じるほど、各ライン面構成が整理されていて、最近のトヨタの国内販売ラインナップのなかでも出色の出来!と感じます。


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インテリアもデザインがすっきりしていて好感度大! 長くつきあえそうです。色合いも良いですねぇ。ルーフライニングも白系の明るいタイプで良かった良かった。

で、フランス車を連想する方が多いですが、スパイショットの画像を見たときから自分にはこれにしか見えなかった次第(^^;。↓

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大好きな、フィアット パンダです。

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もちろんサイズ、縦横アスペクト比は違いますが、全体のデザインの記号は共通するものを感じます。
・・・と思ったら、それもそのはず、デザインモチーフは「シカクマル」だそうで、フィアットパンダと同じ。(パンダは「スクワークル」と呼んでいたけれど)

まぁね、現行パンダがワールドプレミアされてから既に10年以上経過しているので、それだけ時間経過していればベツモノなんでしょうね(オマージュでもないだろうけど)。
(トヨタさんはウイッシュ"事件"とか、大企業と思えない過去の所業もあってデザインについては、個人的につい色眼鏡で見ちゃう(-_-;)
今回のデザインがかなり気に入ったので、なんとなくエクスキューズが入るのが残念ではあります。

当然カタログ速攻請求済み。試乗が楽しみです。自分のクルマ史上初のトヨタ車購入となるか!?



Posted at 2022/08/27 11:10:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマアレコレ | 日記
2022年07月31日 イイね!

日産、本気入ってますね!

日産フェアレディZがデビューして、マスコミ向け試乗会の動画が順次公開されています。

最初に日産の発表時の写真を見たときは、全体のシルエットやらディテールに懐古主義が強すぎる印象で「パッとしないなぁ」と思ったのですが(大失礼)、ウナ丼さんの動画を見て印象が180度変わりました(^^;




各所に歴代Zのオマージュのデザインを取り込みつつも、全体の造形は非常に丁寧でよく練り込まれていますね! 某現行ヴェゼル同様、初見のぱっと見ですごく損をしているデザインかと。特にルーフのリアへの垂れ下がりのラインが美しい!じっくり見てすっかり魅了されました。

ということで、購入する可能性は(残念ながら)殆どないけれど、カタログを請求! そのキャラクターからきっと素敵な写真が掲載されてカッコいいオシャレな内容になっているでしょう、と予想していましたが・・・

数日後、届いてどビックリ!!
想定を超える豪華さ! 

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カタログ本体は、硬質な紙による装丁と質感。

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中身見る前から確信。 これはカタログじゃなくてもはや書籍ですよ!

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実際、ページの殆どが素敵で美麗な写真が沢山掲載されています。主にこちらにある写真と同じですが、やはり誌面で見るのは一味違います! 美しい風景と一体になったZ、スポーツカーだから、ではなく、クルマは「リアルワールドに溶け込んで画(え)になる」のがやっぱり「良いクルマのデザイン」ではないでしょうかねぇ。日産の「どうだ!文句つけようがないだろ!」という自信も感じます。・・・というところも含めて、全体的に20年くらい前のカタログの雰囲気(^^; そうそう、かつては新型車はカタログで非日常感をアピールしてましたよね。

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あと個人的に良いと思ったのがフロントフェイスが、Vモーショングリルではないこと。無理矢理組み込まなかったことで、デザインの完成度が上がったと思います。逆にまさかの長方形グリルの超シンプルさ、日産社内はもちろん、他のメーカーのデザイナーも「よくこのシンプルなデザインができたな!」「これでOKした日産上層部スゲー!」と羨望の的になっているかもしれない、なんて妄想しています(^^;

それとそれと、これもまったくの個人的見解なんですが、「日産は革新的な新時代のフェアレディZをリリースすると停滞していたビジネスが躍進する」というのがあるんですが、
ほら、Z32しかり、

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Z33しかり
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いずれもこの後の日産は停滞期を抜け出してビジネスは飛躍しました。
そして今回のRZ34
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今回のZにはZ32,Z33と同じような気質が感じられました(単に個人的な感想ですが)。なので今後の日産のラインナップに期待大、です。
もちろん今の日本には過去の勢いはないですが、いやだからこそ、多くのユーザーから憧れの的となるクルマをリリースしていって欲しいですね。
(マグナイトを導入して欲しいんだよなぁ。もちろん非Vモーショングリルの現状のままで)
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Posted at 2022/07/31 13:19:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマアレコレ | クルマ
2022年01月09日 イイね!

こいつぁ春から縁起がいい!(^^)

皆さま、あけましておめでとうございます。
相変わらず仕事が忙しくなかなか更新できませんが、今年もよろしくお願いいたします。

で、首都圏が予報を上回る降雪に見舞われた翌日の1/7、ホンダ ステップワゴンが正式発表(だけど事前公開)されました!
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以前から初代を踏襲したデザインになるという情報がリークされていて、スパイショットなどからシルエットはたしかに初代を想起するプロポーションであることはわかっていました。が、全貌が公開されて嬉しい誤算でした! とにかくデザイン品質が高い!ですね!

プレーン」という言葉が真っ先に浮かぶ、シンプルなデザイン。キャラクターラインもすっきりまとめられていて好印象。それはこのクルマのコンセプト・キャラクターから、圧倒的に水平基調でまとめられているからでしょう。それでいてゆるやかにラウンドした面で構成されていて、とにかく面質が良い!と思います。

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そのコンセプトもあいまって、フロントデザインもシンプルで良いですね! いまやこういったミニバン=グリルがでかく、銀ギラメッキ!が主流となってしまいましたが(最近は軽スーパーハイトワゴンにも波及、スズキのスペーシアカスタムはやり過ぎ、MCでグリルデザインを抑えてくるかと思ったらまさかのさらにエスカレート! 始めたのはトヨタの現行アルヴェルあたりかと思いますが、その扇動ぷりはスゴイですね)、その潮流に食傷気味で、「ミニバンは欲しいけどあのセンスは・・・」というユーザも確実に存在すると思います。今回のステップワゴンはまさにそういった流れへのアンチテーゼ、一石を投じつつも、同時に完成度が高く、多くのユーザーに受け入れやすいデザインと思います。そういう意味では、スパーダのフロントデザインも、キャラクターを損なうことなく派手すぎず、良いまとまりではないでしょうか。

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あとリアの処理もうまいですよねぇ。

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縦長のリアランプは誰もが「初代オマージュ」と感じる記号性。逆に言えば、「これさえうまく取り入れられたらデザインの制約はむしろ低くなる(振りシロが大きくなる)とも言え、伸び伸びとしたスタイリングのデザイン開発に寄与しているのではないでしょうか。

それにしてもリアからの眺めもクリーン&シンプル、気持ち良いデザインですね。
(ただ個人的には、初代がバンパー回りを跳ね上げ気味にして軽快さを印象付けていたのに対して、今作はボリューム過多で「重い」印象があるのが気になりますが、このクラスを購入するユーザーは「広さが正義」。むしろこのリアヘビー感は歓迎されるかもしれません)

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インテリアもシンプルかつこれまでのシリーズの集大成的なデザインですが、こちらも無駄なラインがない「クリーン」という言葉を感じさせる良好な内容だと思います。

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(開発時のイメージスケッチ)

こういった箱型ミニバンは自分は興味の範疇外ですが、2代目以降のステップワゴンに、トヨタ、日産でなく、ホンダのステップワゴンが良いのに、コレジャナイ感のフラストレーションを持たれていた、ミニバン愛好ユーザーも多かったのではないでしょうか。
そんな「待ち望んでいたユーザー」に、歓迎をもって迎えられて欲しい、と心から思います。

今回のステップワゴンをホンダとしても「新星」としてデビューさせたい意気込みは相当なようで、ステップワゴンのこれまでの歴史を振り返る特設ページも設置されました。


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思えば、ステップワゴンの歴史は、殊にデザイン面でいえば「迷走の歴史」だったと思います。
偉大な初代を超える新しいモデルを、との思いがありていにいって空回りし、
①「新しいステップワゴンの提案」のはずが「初代ステップワゴンに似て非なるもの」になってしまい、
②「初代を超える」を市場に問うた筈がユーザーから否定的な反応を受けてしまう、
③それを受けて改めて別の提案をするもさらに否定的反応倍増、の悪循環。
・・・・というのが個人的な印象です。

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私自身は、(サイドの斜めのキャラクターラインは不満ながら)3代目の低全高ステップワゴンはアリだと思いましたが、市場からは受け入れられず、同時にそのあたりから、デザインはいよいよ迷走度が増していったと思います。

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先代も一部にわくわくゲートは好評で迎えられましたが、デザインが市場に受け入れられたとはいいがたいものがありました。全体のプロポーションのアンバランスさもさることながら、個人的には、当のわくわくゲートを強調するべくデザインされた? 左リアのウエストラインのノッチ型の左右非対称の切り欠きデザインが大きくマイナスだと思います。箱ミニバンとはいえ、いわゆるウェッジシェイプ的な、前から後ろに向かって反りあがるラインが望まれるなか、「後ろ下がり」を印象づけるこのデザイン処理は、結局本モデルでは放置され続けました。(専用ガーニッシュパーツは用意されていましたが)。
そんなことからも、最近のホンダには「ユーザのニーズを認識していないメーカーの独りよがり」的な印象をもっていました。

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そこへきての、今回のステップワゴンのリリースです。ようやく、ホンダはデザインに関して混迷の時代を脱したのでは、と嬉しくなりました。まぁ、実際には、現行FIT(これも市場の反応は冷ややかですが、デザインというより価格帯が影響していると個人的には思います)や現行ヴェゼルやHONDA-eあたりからその潮流は起こっていたのかもしれませんが、今回のステップワゴンが”反撃の狼煙(のろし)”となることを願ってやみません。

それととともに、このデザイン言語の路線で今後の開発は行って欲しいですね。個人的には同じく原点回帰をコンセプトにCR-Vをリメイクして欲しいです。(いや、CR-Vは大きくなり過ぎたので、今は亡きクロスロードのリニューアルかな。

というわけで、昨年末にリリースされたスズキ アルトのエクステリアデザインにもいたく感動したのですが(ホントはそっちのことについて書くつもりでした)、それに続くこのステップワゴン、と「イイモノ」感漂うプロダクトデザインを見られるのはまさに眼福です。「こいつぁ春から縁起がいいや!」と思いました。新型コロナと(忘れちゃいけない)それ以前からの消費増税による慢性的な不況の出口は見えませんが(この国の人たちは、脱出する意思すらないようだし)、最近忘れかけていたクルマの良いニュースでした。

そういやこのステップワゴン、全くのブランニューなのに既視感が・・・と思ったら、これに雰囲気似てませんか?(^^;

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ホンダ That's です。
もっともこのクルマもマイクロ(2代目)ステップワゴン 的テイストでしたので、そういう意味では、今回の6代目ステップワゴンは、ようやくかつてのホンダのデザイン系譜に戻ってきた、といえるのかもしれません。

Posted at 2022/01/09 12:01:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマアレコレ | クルマ
2021年09月18日 イイね!

良いクルマ!に出会いました。

※台風14号で被害に見舞われた方、1日も早く元の生活が戻りますよう願っております。
最初に書いておきますが、今回は温故知新(懐古趣味)ネタです。

先々週のこと、ようやくまとまった時間がとれて雨天でもなかったので3ヶ月ぶりにスプラッシュの洗車。
コーティングのメンテも行って、表面スベスベになり自己満足

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映り込んだ、ステラのナンバーが読めるくらい綺麗になり満足満足(^_^)

その後、ルンルン気分(化石語)で買い物に出かけるも、家から見ていた家人が右のブレーキランプがまた切れちゃってたよ」と。
スズキ車あるある?ですが、スプラッシュはこのブレーキランプ切れ、ホントに多いですねぇ。我が家だけかなぁ。
実は先月、左のブレーキランプが切れていつもの修理工場に入庫し、その際、両側のカプラから交換。ところがその後に右ランプ切れに。そのときはランプ回りを点検して直った(工賃無料だった)のですが、また再発。
ということで翌日にいつもの修理工場へ。さすがに頻発するためにしばらく預からせてください、と。
ということで、家人が借りた代車が、こちらでした↓

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3代目ワゴンR です。
(後述しますが、残念ながら平日一晩しか乗れなかったので写真撮影は叶いませんでした。ので他所からの画像リンクです。ご了承ください)

前期のグレードはFX(NAの標準装備版)。走行距離は6万キロ弱、と年式を考えるとびっくりする低走行車でした。

代車として我が家にきた夜に少しだけドライブしてみました。
そこで衝撃! なんだこのクルマは!? スゴく良い!!

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まず乗り込んでシートの良さにビックリ。クッション圧が高く、硬めでしっかり、そして座面、シートバックの形状が良く、腰を支えて疲れにくい! サイズも大きい! と好印象。とりたてて特徴のない外観ですが、人が座ることをきちんと考え、(そしてこれが重要ですが)コストがかけられたと感じられるシートです。
さすがにこの写真と少し違い、登録から15年以上経過していてシート表面はヤレ気味でしたが、実用に支障のなる劣化はみられず。15年前にこのレベルに達していたのか、と感嘆しきりです。

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次にインパネデザイン。当時から、シンプルといえば聞こえはいいけれど、素っ気ないくらいノッペリした構成で誌面などで見る限り良い印象がなかったのですが、目の前にしてみると、昨今のゴテゴテなデザインに食傷気味なこともあり、とにかくスッキリしていて良いです。左右に向かってゆるやかなRを描いたラインが伸びやかで気持ちよく、そしてこのデザインとコラムシフトの恩恵で足元も広々、抜け感が良い。分かりやすい設計思想が今の目で見ても活きています。

そして走り出すと・・・名機と言われたK6Aエンジンと軽自動車にあってもはや絶滅危惧種の4ATの組み合わせ。これが加速に対して力強く、シフトアップの制御も自然で、街中の日常領域の走行ではまったくストレスのないパワーを提供してくれて、これもまた○。

足回りは正直ヘタリが酷かったですね。特にリアはちょっとした路面の凸凹にガタピシと盛大に低級音がドラミングし、くたびれたトラックか路線バスか、という感じ(^^;。でもブッシュ類もしくはダンパーを交換すれば見違えて元の状態に戻るでしょう。
とはいえよく粘る足回り、突き上げも抑える方向でセッティングされた良い躾です。ヤレ感はありつつも、基本的には足が結構よく動いている感じ。トーションビームと違う反応は、I.T.L式の面目躍如ということでしょうか。 ここでもスズキの開発陣、いい仕事している!と感心しきりでした。

とにかく乗っていて、運転していて、嫌なところがない。居心地が良い。スーパーハイトより狭いハズなのに、開放感が高く、総じて気持ちよい。3代目ワゴンR、とても好感のもてる高い完成度。今まで試乗したことがなかったのが大後悔です。

どのくらい後悔したかって、3代目なら今なら中古で底値じゃん?と探してしまったくらい。
それで思わず購入しちゃったんですよ。

え? どうせまたミニカーだろって? いやいや、きちんと本物ですよ!
ほら!↓

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RR-DI。赤は好みじゃないけどさすがに選り好みはできないです。





なにせ表紙だから。

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ということで、Amazonマケプレで「新型ワゴンRのすべて」を購入しちゃいました(^^;
あ、誤字がありました、
本物じゃなくて「本の物」ですね<もうエエっちゅーねん

いやはやライターの面々が懐かしい。故飛鳥学氏とか、星島浩氏とか。「使い勝手」ページのモデルの寺崎佑紀さんは、この頃の「すべて」本の多くに起用されてました。

横道にそれますが、15年以上前の書籍なのに、とにかく綺麗な状態でビックリです。クルマ・バイクの古書に強いアカシヤ書店から購入できたのも幸いしたみたいです。少しだけ定価より高かったくらい。紙じゃなくて電子書籍ならすぐ入手できちゃうし、便利な時代になったものです。

話し戻って、とにかく好印象だった3代目ワゴンR。今でも愛車にされている方をよく見かけますが納得です。乗って使って満足度高い。まさに真の万能車の一台と思いました。

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道具然とした佇まいは潔く、そして無駄なキャラクターラインもないクリーンなデザイン。いや、たしかにキライではないんですが、一言でいって華がなくて損してますねぇ。

当時の自分も正直、興味が湧きませんでした(^^; あの頃ソニカを購入したきっかけとなったのは4代目ムーヴで開眼させられたから。で、その際も、スズキ車はセルボは試乗したものの、このワゴンRは試乗しませんでした(^^)

しかし時代は下って現代。燃費と広さの競争、そして行き過ぎたコストカット(これは世界的な自動車産業の潮流ですが)で、軽自動車シーンは変容してしまいました。結果的に、この3代目(そして「妥当4代目ムーヴ」でコストがかけられた4代目)ワゴンRはオーパーツとなったと思います。

自分にお金と置き場所があれば、買いたい1台ですねぇ。愛車として乗り続けているオーナーの方には、どうか大切にして頂けたらと思います。

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さて、スプラッシュはどうなったかというと、入庫した翌日に修理工場の社長さんがスズキに問い合わせたところ、純正のブレーキランプ用バルブを使ってみてくれ、とのアドバイスを受け、交換。
小糸製で、市販品より3倍くらい高いものの、市販品と違いが分からない、とのこと。ところが、交換したらきちんと点灯。預けた翌日には無事戻ってきました。
まさかの結末でしたが、これで一安心。このブレーキランプ切れは持病で諦めていましたが、これで完治となればラッキーです。様子をみたいと思います。

Posted at 2021/09/18 22:48:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマアレコレ | クルマ
2021年08月28日 イイね!

ホンダ N-WGN(先代)試乗

はてさて、先週代車で借りた ホンダ N-WGN(先代)について

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グレードは標準のNA、グリル形状から後期モデルですが、G・Lパッケージか、特別仕様車のSSパッケージと思われます。

■良かったところ
・パッケージング
今回なんといってもN-WGNの良さとして再認識したのがコレ。

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ハイトワゴンの中でも、広い車内(発表当時、室内幅は無理矢理ながらもカテゴリーNo.1を謳っていたハズ)ですが、N-WGNは特に、その広さが自然で違和感のない「軽自動車だけど無理やり頑張ってます!」という印象が殆どない)ことが大きな特徴と思います。
とくにかく乗っていて、ゆったりくつろげる佇まい。そこには例えば大きなシートも貢献していると思います。

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このシート、アンコがミッチリ詰まっていて、パン!と張ったクッション性が好印象。ファブリックのサラっとした手触り感も手伝って、居心地が良い。乗り込んで「これなら欲しいかも」と思わせる演出が心にくいです。

・パワフルなエンジン

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搭載されるエンジンはトルクはそこそこながら出力58psを発生させる特性をもち、街中での走行では全くストレスなく走行できます。
ダイハツも長らく使用していたKFエンジンも出力は58psで、力強いフィールで街中では全く問題ない印象でした。NAでもこのくらいの出力特性があると、長距離主体でなく、ましてやセカンドカーの位置づけであれば、全く問題ないでしょうね。

・ノーマルでも享受できる6エアバッグの安心感

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個人的に大きくポイントを伸ばしたのがここ。自動ブレーキはともかく、代車に使われるような低グレードでも6エアバッグである安心感。どんなにライバルのユーティリティや燃費で優れていようとも、そのモデルが2エアバッグ車であれば、このN-WGNを選ぶ価値あり、と思います。むしろクルマに興味のない人こそ、本当はこういう基本的な安全装備の装着有無に注目して欲しいものです。

■残念なところ
とはいえ、アレコレ気になるところは見えてきました。
・大雑把なシート設計

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このクルマの最大の残念ポイントです。前・後席とも、シートの形状のクオリティが悪くて長時間乗っていたくないです。
前席は一見良さそうな形状、座り心地ですが、腰部の支えが不十分ですぐに腰に違和感が。いろいろ角度を変えたり微調整してもベストなポイントが見つけにくいです。
それでも何度か乗っていると、たまに「今回は大丈夫だ」という時があり、要はスイートスポットの幅が非常に狭いのだと思います。

加えてヘッドレストの角度が前に傾き過ぎている気がします。頭を後ろへ下げたいのだけれど、ヘッドレストが邪魔をして猫背気味の姿勢を強要させられる。
他車でもみられる設計思想ですが、シートバックの角度を過剰に制限する仕様で、個人的には要改善ポイントです。

後席は現行ダイハツ ムーヴや日産デイズと同じく、ラゲッジ収納性を重視するあまり、座面の配置が低過ぎ、いわゆるヒール段差の確保が著しく不十分。体育座り的姿勢を強要される上に、前席同様どうしても腰部に隙間が形成されやすく、こちらもたちまち腰に違和感を感じて早く降ろしてほしい、と思ってしまいました。

上記のとおり、シートのクッションや生地の印象が良いだけに、惜しいですね。

・助手席の足引き性の悪さ
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初代フィット依頼のホンダの「伝家の宝刀(大げさ?)」のセンタータンクレイアウトですが、このタンクの配置のネガとして、後席ではシート下に足が入れられない、とか床面が斜めになっている、などが挙げられます。が、今回感じたのは助手席で、燃料タンクの前に、モノコックの横方向の梁が配置されていて、足を引きたくても踵が当たってしまい、膝を90度近くまで曲げることができません。足を手前に持ってきた場合には、不自然に前に投げ出した格好を強いられます。

運転席は基本、ペダル操作のため足を前にだしていますが、助手席の場合は、足を手前に引きたいときもあります。これが阻害されるのが結構ストレスでした。

・質感の低さ
そして、全般にそこはかと流れる、諸々のやや大雑把な感じ。ドアを閉めるときのパカン!という安い音、シフトをDからNに戻すときなどに聞こえる、グリス切れかと思わせるなんとも安っぽい音、などの低級音の数々や、足回りもそこそこ動いているのですが、路面の凹凸をダイレクトに車内に持ち込んできて揺すられたり。ブレーキペダルの操作も細かい調節がし難く、あるところからいきなりガッチリ効いたり。

上記の普通車然としたパッケージなどの印象に気を良くしたユーザを軽自動車であることに無理やり引き戻す、なんとも残念なクオリティの低さになっています。

■N-WGNはフィットとならぶ、現代版”シビック”だ!(と思います(^^))

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上記の通りネガティブな点はありますが、でもいいんです! 
これらは試乗すれば比較的簡単に気付かされる範疇です。「数分の試乗では分からない(気づかせない)ように造る」とはワケが異なる、いわばホンダが「ウチの考える、軽自動車の大衆車クラスのクオリティはこんなものですよ。それでもご納得いただけるならどうぞ」という割り切り、潔さのようなものを感じました(人によっては「開き直り」と取れるかもしれませんが(^^;

なので、これはこれでアリなんだろうなぁ、と実感。造りの割り切りに納得できれば、そのサイズ感、ユーティリティの高さ、想定される使い勝手から、フィットと並んで、N-WGNこそが現代のシビックなのではないか、とさえ思えました。


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実はスプラッシュを購入時にN-WGNのカスタムも候補で何度も試乗しました。カスタムはもう少しカッチリしていたと思います。カスタムと乗り比べしてみたくなりました。

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そして、現行のN-WGNは、もはや普通車!という懐深いしなやかな足回りを手に入れた非常に高い完成度の持ち主なっています。
未だに自分はこのデザインは馴染めません(^^;が、デザインが受容された方には、ぜひ試乗してみて欲しい、おススメの一台です!(初代と同じ仕様の後部座席は座面の高さを要確認ですが)

Posted at 2021/08/28 20:49:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマアレコレ | クルマ

プロフィール

「新型の日産ルークス・三菱デリカミニ(ekスペース)兄弟が発表になりましたが、限られたコストのなかでよく練り込まれたデザイン。さすがプロの仕事だな、と。あとはドライブフィールが気になります(^^)」
何シテル?   08/24 11:34
なとりです。よろしくお願いします。 クルマの話大好きです。暇さえあれば試乗に行って研究してます。 写真はそのうちに(^^;
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