永遠のライバル!

言わずと知れた、エボⅩ
S-AWC+AYCを得たハイテク武装の戦闘機!
フロント、センター、リヤの
3つのデフを電子制御しています。
4つのタイヤの摩擦円を
正しく使い切ろう!と言う考えです。
物理の法則に従って
機械的に曲げる!そんなクルマです。
我らが「シンメトリカルAWD」は?

バランス型のAWDで、
車両全体で曲げていく…
確かにそうなのですが……
実はそーでもない部分もあるんですね。
キーの1つは
「アクティブトルクベクタリング」です。
カタログにこんなに小さく書いてあります。
簡単に言うと
ステアリングの舵角に対して、
アンダーステア傾向の動きが出ようとすると、イン側のフロントブレーキだけを制動させ、車両をインに「引っ張り込む」制御をしてくれています。
エボの左右でトルク配分を制御する
能動的な物と比べると、
実質、ブレーキトルクベクタリングは
VDCを発展させた、受動的な制御です。
しかし、最新のコンピューター制御!
コイツが知らないうちに、
いい仕事してるんです!
まるで、運転が上手くなったように!!
ライン取り、荷重移動に関係なく
タイヤのグリップが有る限り
グイグイ曲げてくれているんです!
そして、神々しいこちらのクルマは…

リヤにも、その機能が付いていると…。
では、この機能を理解しないで、
気付かぬうちに、頼りきって走っていると
どのような影響が有るのでしょうか?
(以下すどじんの勝手無責任な見解)
①フロントタイヤの磨耗が酷くなる
②ブレーキに余分な仕事をさせるので
ブレーキの発熱量が増える
③初期制動重視パットとの相性が悪い
(純正パッドに合わせて制御されるため、
おそらく初期が強いとギクシャクする)
④ロールが大きくなり、足が柔らかい、
リヤのトラクションがかからないなど、
思い違いが発生する…かも
等が考えられます。
なぜ、そう思えたのか!
すどじんの陳腐な経験上のお話です。
一応、それなりの電子制御の理解、
荷重移動を含めた転がし方は、
人並みに出来ると仮定します。
ブレーキフルード、シート以外、
タイヤもリミッターもノーマルで、
富士のショートコース、
レーシングコースを走行しています。
今まで1度もブレーキが
フェードしたことがない。
(遅いだけって言わないで!)
前後輪のタイヤの磨耗差が少ない。
ショートの1コーナー(赤丸)進入などで
クリップ手前で舵角ほぼゼロで
インに吸い寄せられる感覚がある。
(この時警告灯点滅している)
ショートの裏の上り左コーナー(青丸)では
アンダーを消すために
必死で作動しています。…たぶん。
(ヘボな証拠??)
この時、DCCDが、
オート+と、オート-で、
クルマの挙動が明かに変わる。
そんな経験から、導いています。
直線で減速→ブレーキをリリースしながら旋回開始!
この時に、ブレーキトルクベクタリングは、速く、素直に、FRの様に曲げる働きをしてくれていると感じています。
それも、介入に気付かせないほど自然に!
ドイツ制のスタビリティコントロールの様ですよ!
もちろん、公道を走る上では、
安全、確実を助けてくれるデバイスの
1つであることに間違いありませんが!

300馬力を誰もが安全に楽しむためには
こうした裏で支えるデバイスがあってこそだと思います。
改めて意識して乗ってみると、
違いがわかって面白いかもしれません(^^)
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Posted at
2020/02/19 08:12:54