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イイね!
2020年11月16日

F1雑感~トルコGP

 平均的なヨーロッパラウンドよりも、
早い時間帯に放映されたこともあり久々にF1をじっくり観ることができた。
正直に言えば、PCがなんとか作動してくれたというのが本当のところ。
(どうも私のPCではEDGEでもGoogle ChromeでもDAZNはカクカクの症状が出てしまう。Internet Explorerでなんとか視聴できる)

 さて、雨が降ったこともあってなかなか面白いレースだった。
予選から波乱に富んだ展開になり、
まさかまさかのストロールがポールシッター。
さらにメルセデス2台が6番手(ハミルトン)と9番手(ボッタス)に沈むという
近年まれに見る決勝前日となった。

 決勝でも目が離せない展開だった。
ポールからスタートしたストロールが中盤までトップを守ったが、
その後ろに続くのは同じくレーシングポイントのセルジオ ペレスと
レッドブルのアレキサンダー アルボンの2人。
そうなると上位3人、誰が勝っても初優勝。
これは今シーズン2人目の初優勝が見られるか?
・・・と、思ったけれど、結局勝ったのは歴代もっとも勝っている人だった。

ウェット→ハーフウェット→ドライ?という
かなり難しいコンディションの中、2位以下の順位が目まぐるしく入れ替わっても
ハミルトンだけは最後まで乱れることはなかった。
最後までタイヤをもたせたことも、
この人のレーシングドライバーとしての卓越した技量を示すものだ。
今まで見た中で、もっともルイス ハミルトンというドライバーがスゴイと思えたレースだった。
確かに他チームを頭一つリードしているメルセデスに乗ってはいるが、
ハミルトンというドライバーが現役最強であると思わずにはいられなかった。

この感覚は1993年の「雨のドニントン」を見たときと似ている。
私はアンチセナだったが、あのときはTV画面の向こうで起こっていることが現実とは思えなかった。
やっぱりセナは天才中の天才だと感じた。

 そして昨日のレースでハミルトンはミハエル シューマッハに並ぶ
7回目のワールドチャンピオンになった。

 こういう場合、必ず話題になるのは
「ハミルトンは実力としてシューマッハと並んだのか?」
「ハミルトンは過去のチャンピオンを超えたのか?」
等の議論である。
早い話、「数字の上では歴代最高だが、ホントの実力としてはどうよ?」
というものである。

 この手の議論、論争は大いにあっていいと思う。
当のハミルトンにとってはあまり気持ちの良いものではないだろうが、
ある種の有名税みたいなものだろう。
だからそれこそ元F1チャンピオンをはじめとする評論家たちの議論から、
酒場のヨタ話的な論争まで、この話題は今後も大いに盛り上がるだろう。
ただし結論が出ないとは思うが・・・。

 ただ、私自身は興味がない。
ハッキリしているのはハミルトンは歴代最多タイの7度のタイトルを獲得し、
勝利数に至っては現在歴代最多を更新中である。
その結果に「もしも」もなければ「しかし」もない。
讃えるべき大記録であるし、それに対して
「マシンがよかったから」
「〇〇年代ならここまで勝てなかった」
などという気はない。
今後AIが「歴代最高のドライバーは誰か」を決めるという企画が出てくるかもしれない。
それは話題としてはアリだろうが、そこで誰が「歴代最高」になっても
私自身はまったく興味がない。
たとえそれがニキ ラウダだったとしても。

 今の私の興味はハミルトンがその強さを誇示しているうちに、
誰がそこに挑戦状を叩きつけるかということだ。
フェルスタッペンでもいい。
ルクレールでもいい。
もちろんアロンソでも面白い。
ただ、それにはドライバーの実力だけではどうにもならない部分がある。
F1、いやモータースポーツはマシンという道具が重要な競技だ。

 最強のメルセデスに匹敵するマシンを他チームが用意できない限り、
なかなかこの「やや退屈な現状」に変化は期待できないだろう。
メルセデス1強はあまりに長い。
そろそろ何かしらの変化があってもいいのだが・・・。

ブログ一覧 | 日記
Posted at 2020/11/16 21:44:03

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この記事へのコメント

2020年11月16日 22:04
こんばんは。(^_^)

ルイスハミルトンに関して、色々聞きますけど、少なくとも数字に関して言えば歴代最高の結果を残してますので、僕も現役トップドライバーだと思います。

年間レース数も昔と違うので、一概には言えませんが、その年代で記録を打ち立てて来たドライバーは、やはり当時最高の車をドライブしていましたので、条件は同じだと思いますね。
コメントへの返答
2020年11月16日 22:26
いらっしゃいませ(^^)

そうなんです、色々と言われてますね。おっしゃる通り、数字を見る限り歴代最高であることに疑う余地はありませんね。そしてやっぱり現役トップでしょう。

他のスポーツに比べて日進月歩の度合いがケタ違いなので、年間レースを数をはじめ多くの要素が時代で違いすぎますね。ご指摘のように、ファンジオからハミルトンまで、やっぱり記録を打ち立てた人たちは当時最高の車をドライブしてました。そういう意味では条件はあまり大差がないと言えるでしょうね。
2020年11月17日 9:44
ハミルトンもペレスも終わったときスリック状態だったので,それでもスピンしなかったスキルはやはり凄いですね。
これでレッドブルもペレスを候補にすると勝手に思いました。

メルセデスは,パワーがあって,空力良くて,タイヤにも優しくて,3拍子揃って最強ですね。
このマシンとハミルトンの組み合わせは,勝ち続けるのも当然だし,大きなレギュレーション変化がないと結果は変わらないだろうな~
と思いました。
コメントへの返答
2020年11月17日 20:20
ペレスは「あと1周あったらタイヤが爆発していた」なんて言ってましたね(^^)あの状況で表彰台を獲得する技量はスゴイです。今回は平均年齢の高いポディウムでしたね。でもそれは偶然じゃない気がします。
メルセデスの強さは過去に類を見ないものですね。これまでの流れならレギュレーションを弄って、無理やりにでもメルセデス1強は崩されるはずなのですが、近年の複雑なシステム(ハイブリッド他)だと、恐らく簡単にはいかないのでしょうね。今後、一体どうなることやら・・・。

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