一昔前は不評だったが・・・ - ロードスター

マイカー

一昔前は不評だったが・・・

GROWMEL
マツダ / ロードスター
ブラックチューンド(MT_2.0) (2011年)
- レビュー日：2020年7月29日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：仕事

おすすめ度： 4

デザイン：4
走行性能：4
乗り心地：3
積載性：2
燃費：3
価格：4

満足している点: 比較的手頃な価格で買えるスポーツカーでありながら、現行モデルにも引けを取らない動力性能とそのバランスの高さ。
ＲＨＴモデルは防犯的にも対候的にも安心できる点。
なにより開け閉めで車の挙動が変わるところが1台で2度お得な点。
クローズ時のUFOのようなシルエット。
不満な点: 構造的な欠陥がいくつかみられる。
・排気系の歪な配管
・足回りの剛性不足
・日本人の平均体格には辛い純正シート
など他にも細かい欠点はあるが、おおまかにこの３点が目についた。

ナックルの重量削るよりマフラーの重量削った方が良かったんじゃないの？と思ってしまう。
総評: ノーマルの時点で既にクルマとしての能力が高いので手を入れずにそのまま乗ってもいいと思う。
勿論自分で弄る楽しみもあるし、ちゃんと伸びしろもある（むしろ手を入れておいた方が良い所がある）

あとは外見さえ納得できれば素晴らしい相棒になってくれること間違いない。

デザイン: 4; ルーフがブラックアウトされているため、通常モデルよりより低くメリハリのある外見になっている。
クローズ時はちょっと変わったクーペにしか見えなく、オープン時と大きくシルエットが異なる。
特にこの二面性が個人的にはかなり気に入っている。

今までのロードスターとデザインの方向性がかなり異なっているので人を選ぶだろうが、好きな人はハマると思う。
走行性能: 4; ・パワー感
ノーマルでもぼちぼち速い。従来のロードスターのエンジン特性通り、低・中速のトルクが厚いので乗りやすい。
特に3速は中々良い加速をしてくれる。
エンジン自体は従来と違って高回転型なので、そっち方向にチューニングしても良い。

・操作性、扱いやすさ
タイヤが１７インチか１６インチかでフィーリングが結構変わる。１７インチはコーナーで踏ん張りやすい分、どうしても重量を感じてしまう。
１６インチはバランス良く軽快に走ることができるので、見た目が気にならなければこちらが良い。
乗り心地: 3; 純正ビル足はストロークが多い上、足回りの剛性不足によりやや頼りない印象(RHTは幌より柔い設定になっている)
柔らかすぎるわけでもないが、スポーツカーにしては柔めの足。バンプを超えた時にサスがじたばたしているのがよく伝わってくる。

またＲＨＴモデルのため静粛性は普通の乗用車よりやや煩いぐらい。ボディ補強をしなければ振動も殆ど無い。
積載性: 2; トランクには１６インチホイールがギリギリ２本乗る。
2シーターオープンにしては大健闘していると思う。

RHT屋根の格納部とトランクがちゃんと別々になっているところは開発陣に拍手を贈りたい。
燃費: 3; 街乗りはエアコン無しで11〜12程
高速は14～15程
価格: 4
故障経験: ・クラッチペダルアッセンブリーの異音とひび割れ
・ＲＨＴの緊急停止（原因不明）
・ドアの三角窓の根本の錆
・左ドアスピーカーから謎の雑音（ＲＸ８もなるらしい）
・RHTの屋根はFRP製なので本体より塗装劣化が激しい(10年でクリア禿、色褪せ報告あり)