初期型KSR110忘備録リップシール編

台湾。。、やってくれてました。。。
まさかのまさかです。多分FCRを知らない工場のおばちゃんが組んだのでは無いかと推察されます。。。
キャブを知らない兄ちゃんかも知れません。

スライドバルブのエンジン側に浮動バルブと言うのがありましてコレにリップシールと言うリング状のゴム？がはまってます。

スローのセッティングがイマイチスッキリしないので何とか妥協点を見つけてた次第です。

なんかおかしい、製品精度がイマイチなのかなんなのか。。。とかなんとかしばらく考え続けてたのですが

ふと浮動バルブのリップシールが新品からヘタってる？ヘタってなくても材質が変なの使ってる？
いやいや、ガソリンかかるから変なの使ってたら歪んだり溶けたりするし。。。
いや、製造段階で形がおかしい？とかなんとか脳裏に浮かびました。

色々考えても仕方ないので早速スライドバルブを取り出して浮動バルブを取ってみたら。。。

リップシール逆組み！
逆組み！
そんな事ある！

色々考えても仕方ないので引っ張って抜いてひっくり返して再取り付け
スライドバルブごとキャブに取り付け
暖機して
先ずはエアスクリュー調整

ここで一番回転が上がる所に持って行ってアイドリングストップスクリューで概ね1500rpmに設定してアクセルを煽って4千以上まわしたらこれまでは一切回転が下がらなかったのですが
すんなり下がりました。

正常なFCRになった瞬間でした。

で、試走してみたらASは7/8回転で決まりました。

で、その後イケるんちゃう？て思い
NJ 90GTVのクリップを上から2段目にしました。

イケました！

良くFCRにしたら蹴飛ばされた様な加速て昔から言われてますが、20年ぶりのFCR。ようやくそこに持って行けました。

プラグの焼けの為に乗ってる訳では無いけどセッティング終了時に確かめて見ました。
いつも真っ黒やったのがここまで持ってこれた事に嬉しく思いました。プラグの焼けは飽くまでも絶対では無く判断材料のひとつに過ぎません。またセッティングでの焼け方なのでもっと長時間乗って積極的に上まで回し続ければ中心電極や中心セラミック部も焼けると思います。

しかーしやっぱり心許ないのでリップシールはケイヒンのモノに交換します。水曜に届くので即交換です。

台湾FCR装着の皆さんで回転が下がらない方はリップシールをご確認ください。正常に取り付ければガラッと変わります。