
今週のF1の舞台は灼熱砂漠の真ん中バーレーン。
気温30℃以上の大気の中、文字通り予選から熱いバトルが繰り広げられてます♪
ですが・・・こちら佐賀では対照的に先日までのポカポカ具合から打って変わって、なんだか昨日今日と肌寒い日が続いてます。
雨も降りそうで降らないビミョーさ加減…
洗車も躊躇されるというものです。
ま、バーレーンのサキールサーキットが晴れてるからヨシとしましょうかね♪
そんな休日ですが、昨日は久々に本屋へ出向き
関心のある新刊wを2つほどゲットしてきましたよ(^-^)v
まず一つ目は
CAPETA19巻。
まぁ毎度おなじみなんですが、相変わらず面白くて引き込まれます。
危うくいつものように第1巻から全て読み直してしまうところでした(笑)
そして
F1速報の中国GP号。
いつもだったらAUTOSPORTS誌を購入するところなんですが、読み比べたらこちらのほうが興味を惹かれる記事が多かったのでちょっと浮気w
ブラウンGPのフロントウイング等空力デバイスのコンセプト、、、とくに他チームと大きく異なっている部分の処理についていろいろ載ってるので、それを参考に勉強してます。
ダウンフォースに関する考え方に関しても為になるヒントがテンコ盛りですね。
よくよく読んでいて改めて気付かされるのは、
ダウンフォースが一番欲しいタイミングは直線じゃなくコーナー区間だってこと。
ものすごく
アタリマエのことなんですけど…
要は
ピークダウンフォースよりも過渡的な領域での安定性が一番重要なんだそうです。
高回転領域よりも中低速トルクを重視するエンジンセッティングと似てる感じですかね?
といっても、エアロの場合イメージしようと思っても難しいです。
だって空気の流れって目に見えないし、コーナー区間というのは、クルマが真っ直ぐ走ってないときなわけで…言い換えると正面から風が当たらず、風向きが常に変化している、ということなんです。
その角度がどれくらいの範囲で推移してるのかも分かりませんし、イン側とアウト側でもまた風の流れ方はかなり異なるでしょう。
この変化する風向きに対してダウンフォース量を極端に変化させないことがブラウンGPの速さの秘訣なのだというのもなんとなく分かりました。
そっくりそのままってわけではありませんが、この考え方はボクらの乗ってるハコ車でも同様だと考えることが出来ますね。
昨年までのSGTでトレンドとなっていた
湾曲したフロントカナード(今季はFカナード禁止)や、
サイドステップに立てられたエアダムプレートといったアイテムの役割はそういったものを求めた結果だったんではないでしょうか?
うーん、マネしたいwww
と、ヒマジンの妄想はこれくらいにしておいてと。。。
バーレーンGPの話題に戻りましょう。
今GP予選での最大のトピックはといえば、やっぱり
フロントローを独占したTOYOTAの2台に尽きるでしょうか。
あと、
ブラウンGPのアドバンテージが既になくなりかけてきていることも意外なポイントの一つではありますね。
開幕戦と、マレーシアまでの印象では一年間楽勝ムードかとさえ思えるほどの大差でしたが、開発競争が激化してくるヨーロッパラウンドを前にこれほどまでに他チームのスピードが増してくるとは…やはりF1という世界のエンジニアリング力は大したものです。
物理的な開発もモチロン重要ではありますが、要はそれだけではなくて、データの蓄積/解析により道具をうまく使ったり、人間が学習したりすることもチーム力が反映されてくるわけでしょうね。
そういった分野は、やはりマクラーレン・フェラーリ・TOYOTAといった規模の大きいチームは一歩抜きん出ている感じがします。
事実マクラーレンのハミルトンは、予選5番手につけていますが、それ以上の手応えを得ているようで『もうすぐポールにも手が届きそう』的な発言も飛び出していますし、苦戦中のフェラーリもなんとか2台ともトップ10圏内に戻してきました。
なにしろ今季のF1はQ1から超激戦で、全員がソフトタイヤで限界アタックを敢行した結果、1位から最下位までの差が1.5秒もない状態。
中国GPのマッサじゃないですけど、いかに有力チームであろうと、ハードタイヤで軽くアタック…というナメた取り組み方ではQ1通過すらおぼつかないんです。
ましてやトップ10に入ろうと思うと本当に大変そうですよね…
そして、問題のブラウンGPはというと、4番手・5番手と不気味な位置に付けてはいるのですが…
今回はいつものように燃料タップリ積んだ状態でのアタックではなかったようです。
搭載量からいうと、バリチェロはトゥルーリと同じ程度。
バトンもそれより1周分多い程度です。
逆に、彼らより10kg近くも重いベッテルが3番手です。
ただしタイム的には少し離されていますね。
フューエルエフェクトから考えると、ベッテルすらTOYOTAの2台を追えるかどうか…疑問符が付きまとう感じです。
ただ、今回はブラウンGPがセッティングに苦しんだのか、まだ本来のポテンシャルを発揮しきれてない感じは付きまといます。
マシンのキャラクター的に言うと、
ウェットで強かったレッドブルRB5はタイヤへの負荷が高く、温まりも良い感じみたいなのでスタート直後が勝負どころになると思われます。
おそら
マクラーレン・ハミルトンもこの類でしょう。彼はトップ6の中で唯一KERSを積んでいますからスタートでのジャンプアップもありえるかもしれませんね。※誰にも当たらなければ、ですが。
とはいっても、気温が高いバーレーンですので、他チームもタイヤのウォームアップ性でそれほど苦労するとは考えられませんからチャンスはごく短いでしょう。
対して、
ブラウンBGP001はタイヤに対して非常に優しいマシンだということは、ウェットレースだった前戦で温度を適正範囲に保つのに苦労していたことから見てもうかがい知ることが出来ます。
昨年のフェラーリF2008のような感じでしょうか??
暑いレースになれば後半タイヤが厳しくなってくるシーンは充分に考えられますし、ソフト側のタイヤを履いているときは特にそいうった傾向でしょうから、そうなってくると本領発揮する感じかもしれません。
バリチェロはともかく、特にバトンはミスが少ないですからやはり不気味な存在ですね。
TOYOTAは…はっきり分かりませんwけど、、中間的な感じでしょうか?
雨だとトゥルーリはあんまり良くないんですけど、グロックはものすごく元気いいですからねぇf^_^;
ただ、フリー走行から度々トラブルが出ていますし、ブレーキの耐久性に不安を抱えての走行になりそうなのが気がかりではありますが、絶好のポジションから2台がスタートしますから、このチャンスを生かしてほしい物ですね。
個人的には、スティント前半TOYOTAをレッドブルが追い、スティント後半タイヤがキツクなってくるとブラウンGPが追い上げる展開を予想しますがどーでしょうか?
TOYOTAが勝てるかどうかは、順当にスタートしたあと、ピットに入るまでにどれくらいのマージンを稼げるかがカギになると思います。
5秒程度の差じゃベッテルにひっくり返されそうな気がしますよね。
そして忘れてはいけないのが、ここ
バーレーンで意味不明の速さ・強さを発揮するマッサ君です。
大活躍を期待してやまない感じなんですが、果たしてどうなるか。
ライコネンともども
『目標はポイント獲得』と、大真面目にコメントしてるのが寂しい限りですが、実際フェラーリの今季初入賞wを目指して頑張ってほしいものです。
おそらくブレーキに対してきついサーキットでしょうから、リタイヤ後やレース後に火事になっちゃうクルマが出ないことを祈りますwww(トラウマなんです)
決勝は、現地の15時、日本時間では21時にスタート予定となってますね。
楽しみに待ちましょう☆