材料屋が材料を間違えるなよ～。

仕事で買う非鉄（アルミとかステンレス）を扱ってる材料屋は中学の２年先輩なんですが、そいつが「ユニオンさんよく牽引フックを曲げてるじゃない。あれって板厚は何ミリ？」「4.5ミリだよ」「運送屋がトラックにつけたいんだって9.0ミリの板って曲がるかな」と聞いてきた。「あのさ～、うち薄モノ専門なの！9.0ミリを曲げる道具なんてないよ！無理無理！一個だけなら溶接しちゃえばいいじゃん。」「それがさ～、支店全部のにつけたいんで７～８００個あるんだって。ウチも仕事少ないから、曲がるなら話、進めたいんだよ～」
７～８００個と聞いてオヤジはもちろん豹変！「しょうがね～な～。鉄だよね。やったこと無いけど、試しに曲げてみるからいらない材料もってきてみな」というと１時間くらいで持ってきた。
「夕方までに曲げてみるよ」と試しに曲げてみる。幅が５センチ位の割には異様に圧力がかかる。「そろそろ９０度かな？」と磁石のついた分度器をつけようとすると、くっつかない！ピンときて作業中止。やっぱステンレス！（説明しよう！同じ厚みでもステンを曲げるには鉄の倍も力がいるのです）
アホ！　材料屋が材料間違えるんじゃねー。

おかげで品物の幅だけ刃先が凹んでしまったぜ！
これで注文こなかったら目もあてられないオヤジ３０７番目の憂鬱。

ま、廃業する会社からもらった道具なのでそんなに腹はたちませんが・・。