フィールダーの大きなパーツ交換が終わったので、ここからはリフレッシュとなります。
平成27(2015)年7月にトヨタカローラ埼玉川口店から前オーナーに納車されたフィールダー、令和3年(2021年)に売られ、4月にオークションに出され、2021年5月末日に私のもとにやってきました。
納車されておよそ1ヶ月はパーツ交換やらで入庫していたので、実質1ヶ月乗っています。走行距離は19600㎞となりました。
点検簿から前のオーナーがどんな風に扱っていたか読み取ります。
走行距離は納車時、5年間で17500㎞。年間走行距離はおよそ3500㎞。月走行は291㎞ほどとなります。
カローラフィールダーのガソリンタンク容量は42L。平均燃費が14.5㎞/Lほどなので、満タンで600㎞走ります。
ということは、ガソリンは2か月に1回しか入れていません。
点検簿を見ると、最初の半年点検と1年点検は無料なので点検していました。
その後、1年点検はしていなく、平成30年の1回目の車検に飛びます。
ここで、はじめてエンジンオイル・ブレーキフルード交換が行われています。エアフィルターは清掃のみです。
次は5年目の車検時。ここではオイル系は何も交換されていませんでした。
最低限の点検しかしてこなかったことが分かります。
私に納車するとき、油・水系はすべて交換し、ハブの錆止めとアライメント再調整を行いました。
ボディーの傷から、前オーナーがどんな運転をしていたか読み取ります。
評価4.5なのですが、いくつか筋状の擦った傷がありました。
一番大きな部分は左サイドリップの下がガリガリに削れていたこと。ここは要交換でした。
左旋回時に内輪差で左サイドリップを擦ったようです。
フロント・ボンネットには全く傷がない。高速を走る人なら飛び石の傷がついているのですがこれが全くない。
4枚のドアエッジの細かい剥離。左右のリアドアと屋根に引っかき傷。とくに屋根は70cmほどありました。下地の白は出ていませんでしたがボディカラーが半分ほど削れています。
なぜに屋根に引っかき傷?
おそらく木の枝です。
これらの傷はすべてタッチペンで補修し研磨して修復しました。
内装には目立った傷がほとんどありません。シフトノブのパターンに手垢が詰まっていたくらい。
ナビは純正ナビで一度もアップデートされていませんでした。
エンジンは2500回転以上ははっきりと回りたがらない。
以上のことから前のオーナーは田舎に住む高齢者と推測しました。近場しか乗らなかったんでしょう。
低回転しか回さず17500㎞しか走っていない6年落ちのエンジン。エンジンオイル交換は1回のみ。
エンジンが回りたがらないのでモリブレン系のハイパールーブ165を添加し、エアフィルターを交換し、慣らし運転をやり直しました。
納車時よりもキレイにレッドゾーンまで回るようになりました。
オイル交換を1度しかしていないので、スラッジがかなり溜まっている気がしました。
そこで、WAKO’S フェール1を添加。遅効性です。スラッジが多く溜まっていると初回投与時は、加速が遅くなったりエンジン回転が鈍くなるのですがそれがなかったので思ったよりもスラッジは溜まっていなかったのかもしれません。
念のため2回投与し、その後オイル交換します。
アイドリング時にエアコン・コンプレッサーの唸り音が耳に突きます。
エアコンの冷却能力は問題ないのですが、この作動音が結構気になりました。
6年目なのでエアコンの保護目的で、パワーエアコン プラスを入れました。
エアコンの効きは変わっていませんが、コンプレッサーの唸り音が消え大分静かになりました。
次はバッテリーかな。グリーンなのでまだ大丈夫なのですが、ぼちぼち寿命に近づいているので。
驚くのは、6年間最低限のメンテナンスしかしていないのにも関わらず、なんともないトヨタの凄さでした。
ツーショット写真を撮ってみた。
フィールダーのコバルトブルーメタリック。やや派手ですがキレイな色だと思います。
エアクロスと並べても意外にタメ張っているのは、このボディカラー故でしょうか。
エアクロスを真似てフィールダーのAピラーをブラック化しているので、何となく2台の雰囲気が似ています。