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11月28日から29日にかけて、潮岬まで行って帰ってきた。
天気はあまりよくなくて、通行止めもあったりして、けっこうぐだぐだな旅程になってしまったけれど、初めての南紀の海岸線を走って、おいしいものをたらふく食ってきた。

当初は2泊3日で宮崎県に行き、高千穂峡でもみじ狩りをして、祖母山に登る計画で有給休暇をとったのだけど、3日前に確認した天気予報では土曜の九州地方は雨、山は風が強くて気温が低くなる予報だったのであきらめた。
しかし、せっかく有休とったのだから、どこかへ出かけたい。
今年はあんまりムルティストラーダで出かけてなかったしな。
そこで思いついたのが潮岬。
台風が来れば必ずといっていいほどニュースに映像が映し出され、名前だけはよく聞く,本州最南端の岬である。

気温は彦根よりも1℃か2℃高くて暖かそうだし、岬の袂の串本温泉でのんびり過ごしてみるか…
そうだ、せっかくだから日本三大酷道のひとつ、R425も走ってみよう。
てなかんじで、温泉ホテルを予約して、ルートをセッティングした。
だが、天気予報は大外れ。
西から近づいていた低気圧が予想していたより早くやってきた。
皮肉にも九州地方は低気圧が通過し、週末は関西地方には大雨をもたらす勢いでやってきた。

くそー、ホテルはもうキャンセル料がかかるタイミングだし、これを逃したら年内はムルティに乗って遠出はできなくなりそうだし、決行するしかないか…

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フォトギャラリー3
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泊まったホテルは串本町の海沿いに建つ、浦島ハーバーホテル
いかにも高度経済成長期に立てられたかのような内装のホテルで、倉庫を探したら8トラのカラオケセットとかアグネスラムの生ビールポスターとか出てきそうだったけど、快適でいいホテルだった。
バイクが雨に濡れないように玄関の軒下に停めさせてくれたり、ヘルメットを拭くためのタオルまで申し出てくれたりして、気を利かせてくれた。

つづく