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2024年05月06日 イイね!

那智の滝神秘ウォーキング

那智の滝神秘ウォーキング半年ぶりのブログネタはゴールデンウィーク。
世界遺産、那智の滝までトレッキングに出かけてきた。
今回のトレッキングは一般社団法人 那智勝浦観光機構が主催するガイド付きの「那智の滝 神秘ウォーク」と称したウォークツアー。
通常は滝籠もり修行者しか入山を許されていないエリアを、2月から6月の期間限定で歩かせてもらえるのだ。
那智の滝に訪れたのはちょうど10年ほど前か。
バイクで紀伊半島を一周したときに立ち寄ったのだった。
出発は4月27日、連休初日の土曜日。
昼過ぎに家を出て電車に乗り、新大阪から特急「くろしお」で紀伊勝浦まで4時間あまりの電車旅。
4時間以上、乗り換え無しで電車に乗り続けたのは新横浜から小倉まで新幹線に乗ったとき以来かも。

紀伊田辺を過ぎたあたりから尻が痛くてヨメは何度も座り直してた。

車窓からほんの一瞬、橋杭岩が見えるとようやくこの座りっぱなし地獄から解放される希望が見えてきた。

19:00すぎに紀伊勝浦に到着し、ホテルにチェックイン。
部屋に荷物を置いたら数分歩いて、鯨料理を売りにした居酒屋「義兵衛」で夕飯にした。
学校で鯨の竜田揚げが出たり、家庭で鯨ベーコンが出てたりするのが珍しくなかった世代のわたしとヨメは、「懐かしいねー」「あの当時はあまりおいしく感じなかったよねー」なんて話しながら地元の酒や魚とともにいただいた。


泊まったホテルは駅裏の「ホテル&レンタカー660」。

鉄分補給にうれしいトレインビュー。

いっぽうで貨物列車が通る路線ではないので、夜中に踏切の音やコキの重厚なジョイント音に叩き起こされることもなく快適に眠れる。

スカッと晴れた日曜の朝、9時にチェックアウトしてコンビニで昼ご飯のおにぎりを買い、駅前のバス案内所で往復割引券を買って路線バスに乗り込んだ。
途中のバス停からドイツ語を話す若者グループが乗り込んできたりして、久しぶりに中国以外の外国人観光客をみかけた気がする。

終点の那智山バス停で下りて、ガイドさんとの待ち合わせ。
申し込んだときは10:11着のバスで向かうと連絡したが、1本早いバスに乗って土産屋で品定めするこにした。
しかし、土産屋をうろうろしていると、観光協会と書かれたベストを着て名札を付けた人物がバス停前でたたずんでいる。
名札を見てみると担当してくださるガイドさん。
予定より30分ほど早くウォーキング開始となった。

ウォーキングでは神域へ入るため、出発前に熊野那智大社で正式参拝を行う。

礼殿でお祓いをしてもらい、本殿前で宮司さんから熊野那智大社の由緒を講釈してもらう。


一通りのお詣りを済ませた後、ガイドさんに連れられて見晴亭という土産屋の前を通る道へと進む。
写境蔵の裏から道を外れて墓地の脇を抜けるといよいよ山道へと入っていく。
高低差100mぐらいの斜面をトラバースしながら登っていくこと20分。
尾根を越えるところにこんな看板が立てられていた。

ここから先は無断での入山は禁じられているとのこと。
ここまではひたすら登り一辺倒とはいえ歩きやすい道だったが、ここからは若干危険度が増す。
下りながら急な斜面を横ばいに進むロープ場もあるので山歩きに慣れていなければ苦労することであろう。

下りきったところにはこのような立て札。

山道が分かれて、右に行くと那智の滝の滝頭に出るのだが、こちらへはガイド付きでも入れないことになっている。
ときどきニュース番組で那智の滝のしめ縄を張り替える映像が映されるが、その際に通る道なのだとか。
わたしたちは直進して、二の滝へと向かう。

途中には川を渡る場所もあり、ヨメはガイドさんに支えられて、ときどき川の中に足をツッコミながらなんとか渡り切れた。
しかしこのガイドさん、80歳近くに見えるのだけど健脚で、山を歩く速さはわたしでもついていくのが精一杯。

川沿いを上流に歩き、川を渡ること3回ほど。


アカハライモリたんのお出迎え。

そして二の滝に到着。

「那智の滝」として下界から見られる大きな滝を一の滝と呼び、その上流にある2つ目の滝が二の滝と呼ばれている。
暖かい日差しに透き通る水、ここで滝行したら気持ちいいだろうなあ。

二の滝で一息ついたあとは、三の滝を目指して急斜面をよじ登る。
屏風岩と呼ばれる花崗斑岩の壁に沿って登っていくが、これがかなりの急勾配。

こちらは下りで撮った写真だけど、斜面の急峻さがおわかりになるだろうか。

岩山を越えると二の滝の上流に出る。

写真の奥が上流で、左が下流。
下流に目を向けると、ちょっとした瀞場になっていて奥の方で左へ大きく周りこんでいる。

花崗岩の岩山が川の流れを遮り、川が大きく蛇行しているのだ。
岩の谷間を川っぷちに沿って進んでいくと、三の滝が現れた。

二の滝よりも飛沫が多く、正面に立つとマイナスイオンのシャワーが気持ちいい。

滝壺の河原には岩の隙間から黄色い花がコンニチハ。

マンネングサの仲間かな。

帰り道、川っぷちの岩壁に生えていたのは…

マムシグサかな。

来た道を戻って、最初の尾根越えまで戻ってきたところでちょっと寄り道。

那智の滝の上から那智湾を望む絶景。
足下からは大瀑布の轟音が響いてくる。

立っている場所は滝に向かって左上の方。
いやー来てみてよかった。
天気もよくて、幸先の良い連休だ。
山を下りたら飛瀧神社に立ち寄って、滝を下から拝む。

普通に観光に来たらこの光景しか見られないけれど、ガイドツアーのおかげで良い体験ができた。
飛瀧神社でガイドさんと別れて帰路に就く。
紀伊勝浦駅の近くで夕飯用にめはり寿司を買って、帰りの電車の中で食べることにした。
帰りは特急「南紀」。

2年前にデビューした新型の特急型気動車。
車両型式はクモハとつくので電車のようだが給油口を備えている。

電気式気動車という、ディーゼルエンジンで発電機を回して、生成した電力でモーターを駆動する方式古くからあるが、バッテリーを積んで回生ブレーキで生成した電力も蓄電して利用するというのが古い方式とは違うということだろうか。
車内のモニターには自動車のハイブリッドカーのように、ハイブリッドシステムインジケーターが表示されてエコ感を演出している。

新しい車両はシートのクッションもへたってなくて快適だった。

いっぽう、お留守番のむぎちょさん。

22時ごろに自宅に帰ったら、給餌器で出したカリカリフードも食べずに待っていた。
やはり普段のウェットフードでないと、夕飯を食べた気にならないらしい。
Posted at 2024/05/06 21:24:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄道旅 | 日記

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「観光名所巡り 大阪府バッジを獲得しました。」
何シテル?   12/09 17:46
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