タクシー運転手という仕事：備忘録⑥

あれは何年前だったろうか…。

夜間、国道246号を流していると手が挙がった。




白いブラウス…。




金髪…。




緑色の肌…？




妖精だった…🧝‍♀️




私はその妖精の前に静かに車を停める…。



私
『こんばんは、どうぞ…。どちらまで？』

緑の妖精
『渋谷までお願いします✨😊』

私
『はい、かしこまりました。』


私はその妖精を乗せて渋谷へ向かった。

歳の頃は10代後半から20代前半だろうか？
いや…妖精だから見た目で歳はわからない。


そして、程なく目的地の渋谷に着いた。

私
『お客様こちらで大丈夫ですか？』

妖精
『はい、ありがとうございました✨😊』

私
『こちらこそありがとうございました。◯◯◯円です…。』


妖精は、肩にかけたポーチからお金を出して支払いを済ませると、これから始まる楽しいひと時を想像し期待に満ちた楽しそうな笑顔を見せた。


私
『ありがとうございました、楽しんで✨お忘れ物ございません様に…。』


妖精
『はい、ありがとうございます✨😊』


そして私は妖精を見送りながら、忘れ物が無いか後部座席のシートを確認して驚愕した…😨








忘れ物だ…。









後部座席には、妖精が落としていった大量の緑色の鱗粉がベットリと付いていた…。




･:*+.🧚･:*•. 😱ｷﾞｬｰ‼︎




そして今年ももうすぐその季節がやって来る…🎃



そう、私はタクシードライバー✨🚕
直接誰かの役に立つ仕事。
そんな仕事が割と好きだ。
そして今日も都内でハンドルを握っている…。

🖐️🧛‍♀️

『はい、こんばんは…どちらまで…✝️🫣』


文：コーコダディ
画：AI描画アプリ

⚠️内容の無断利用は固くお断り致します🙇