
一昨日、息子と母の誕生日のお祝い(日にちが近い)を兼ねて息子の成人祝いをしました。
その際に話に出たのが、最近息子が聴いている音楽🎵
母のプレーヤーを見て触りはじめる息子に、
私『お前レコード好きなのか?』
息子『最近レコードの音にハマってる。ジャズ(ボーカル)とか…。』
何…⁉️😳
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私の父は、某レコード会社に勤めるサラリーマンでした。地方の営業所時代に、これまた地方のレコード店に働いていた母に仕事がらみで出会い、そして結婚。
私が小学校に上がるタイミングで父が東京本社に転属になり、30年以上前に病気で他界するまでそのレコード会社に勤めていました…。
父も母も若い頃から音楽が好きで、ジャズやクラッシックを好んで聴いていました。
父は仕事の関係で新しいLPが出ると自宅に持ち帰ってきては聴いていて、いつしか家にはレコードが置き場に困るほどの枚数になっていました(1000枚位?)。
父はオーディオにも凝っていたようで、おかげで私は自宅でそこそこ音質の良い音楽を聴ける贅沢な環境に育ちましたが、当時はほとんどその有り難みが分かっていませんでした。
そんなこんなで気がつくと私は(小学5、6年生の頃だったと思います)自然にジャズに興味を持つ様になっていました…。
私の周りには同じ様にジャズを聴く友達は1人もおらず、当時歌謡曲にあまり興味を持っていなかった私は、父が持って帰ってきたサザンオールスターズのデビューアルバム(サンプル版)を同じマンションに住む同学年の友達にあっさりとあげてしまいました…😱💦モッタイナイ
…中学→高校→大学と進むにつれ、途中フュージョンやAOR等に浮気をしながらも徐々にどっぷりとハマっていきました。
大学時代は毎日のようにバイト先の近くにあったジャズ喫茶の一番奥にあったスピーカーの真ん前の席(大音量なので粗々空いてましたw)に陣取り、好きなアイリッシュコーヒーを飲みながら癒されていました✨☕️☺️🍀
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そんな私が一昨日息子から最近の音楽の趣味を聞いて驚いたんです。
それまで、私がジャズに目覚めたのは環境のせいだと思っていました。
しかし私は、息子が物心つく頃にはすっかりジャズは聴かなくなり(レコードから離れたせいもあり)、近年は特にJpopばかり聴いていたため、家には息子が強制的にジャズに触れる環境は一切なかったはずなんです…。
この趣向は、もしかして遺伝なのか??
人の趣向傾向も遺伝因子に多少含まれているのか??
そして、私は何とも言えない感覚になりました…嬉しかったんです。
そこまで嬉しいと思えた感覚は、本当に久しぶりでした。
音楽的趣向を共有できる人間が一番近い身内にできた嬉しさ…。
私は時間を忘れて母の家にホコリをかぶって眠っていたレコードを引っ張り出しながら息子の為にチョイスし始めました。
その中にはドナルド・フェイゲンのナイトフライもw
なんだろう…久しく感じる事が無かった感覚…懐かしくもあり…新鮮でもあるこの感覚…。
数年前に私の趣味でさりげなくプレゼントしたサチモスのCDが音楽の趣味に何らかの影響を与えたのかな…🤔
そして仕事明けの今日、全て引っ張り出した何百枚ものレコードを片付けに…🙄
まだなかなか片付かない💦
Posted at 2023/01/15 22:42:57 | |
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