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今日は208のLLCを全量交換しました。


普通はラジエーターの下部にあるコックまたはパイプを緩めて、ラジエーターのLLCを抜き取って新しいLLCに置き換えます。
ショップやディーラーから指摘されて作業を頼むと、たいていこの方法です。
交換のLLC量も３Lとか４L程度。

ところが、これだとエンジン内に残ったLLCが交換されません。
定期交換だとこれでもいいけど、中古車なので、一度全部水に置き換えて冷却水路内をクリーニングします。

いろいろなやり方がある中で、今回はリザーバータンクに入って来るリターンホースのＬＬＣを排出する方法でやりました。

しくみを簡単に書くと、エンジンの冷却に使われて熱くなったLLCがラジエータに戻って来たときに、ウォーターポンプの圧力がかかりすぎて必ずあふれる冷却液が発生するので、それを受け止めるためリターンホース（オーバーフローホースとも呼ばれます）を通ってリザーバータンクに戻ってきます。
あふれた分だけ全体のLLCが減っていくので、リザーバータンクから減った分のLLCが再供給されていきます。
そのあふれた戻りLLCを外に排出して、代わりにリザーバータンクに水を入れていって入れ替えていく、という方法です。

やり方は整備手帳に記載しておきました。

リターンホースの経路が細いので、排水がちょろちょろしか出てきません。
完全に水に置き換わるまで1時間くらいかかりました。
もともと入っていたLLCは緑色でした。
油みたいなものも混じっていてかなり汚れてますね~。
泡が消えず、消泡剤の能力も落ちてます。


今回用意したLLCはオートバックスの濃縮タイプ２Lです。
208の冷却水総量は6Lになりますが、そのうちの2Lを濃縮LLCに置き換えるため
濃度33%で使用します。


排出したLLCは有害物質なので、ペットボトルに全部入れてオートバックスに処分してもらいました。
なんか緑茶みたいです。


時間かかるけど、ジャッキアップしてラジエータから抜くよりははるかに楽です。
これから定期的に作業します。


同じやり方で今週末はフォーカスのLLC交換をやります。