BILSTEIN BTS-Kit  

画像は私が6年間使用した2022年4月時点のものです。画像では塗装の劣化がありますが、購入時は新品同様でした。

2016年に難ありの新古品をネットオークションで購入。3万円くらいだったと思います。新品定価20万円くらいするはずですが入札者は私だけでした。車高が変わらない足回りって不人気なんでしょうね。

私にとっては、乗り心地と運動性能のどちらもとにかく普通な感じ。ロール感も私には自然な感じで違和感なし。純正品は私には明らかにＤ/Ｆ不足でしたので、このキットに交換して不満は解消（純正品は多分経年で性能劣化していたということもあったと思います）。街乗りも峠ドライブも今の私ならこれで十分。これ以上のものは望みません。

購入時の「難あり」の概略ですが・・・
左フロントのアッパーマウントが回転せず固着した状態でした。
新品購入した人がアッパーマウントをショックに組み付けるときに乱暴にインパクトレンチなどを使って変にカシメちゃったんでしょう。インパクトレンチを使って緩めようとしてもカートリッジが共回りしてしまう。共回り防止で六角レンチを使ったら六角レンチの穴を舐めてしまった。その時点であきらめて街道沿いの中古部品屋に売り払ったということでしょう。

私が修理で行ったことは・・・・
①ストラットassyを車に装着しタイヤが浮く寸前までジャッキアップします。
②安全のため車体にリジットラックをあてます。
③スプリングの間から手を突っ込み、ダストブーツをまくり上げ、カートリッジを素手で掴んで共回りするのを防ぎます。
ちなみに、このキットのフロントカートリッジは倒立式ですので太くて掴み易いです。
④上部ナットにソケットレンチで力を加えます。

これだけで緩みました。

以降は、ときどき思い出したときに同じ方法で増し締めしてますけど緩んでることはないですね。

ちなみに、ネットオークションの出品者は地方の街道沿いによくあるタイプの中古部品屋さんで、出品記事には「難あり」の記載はありませんでした。悪意以前になんのチェックもしてないんでしょうね。「なんか問題あったら言ってきてねぇ～」って販売スタイルの店舗でしょう。所詮は中古品ですし、ネットオークションあるあるの一つです。こういうのは、腹を立てずに面白がるようにしてます。