2023年01月01日
空で逢うとき
無線で話す事を”空で逢う”という―
この本は、昭和61年に出た作品
作者は川西 蘭。
無線で会話する若者の話。
と言っても、正規のアマチュア無線ではなく
アンダーグラウンドの世界
別名アンカバー(オフバンダー)の話。
この時代、自分もこの世界にいたわけで(笑)
今の人にとっては、正直言って読むと時代遅れの感じがするでしょうね(苦笑)
今の社会は、ネットで顔を見たことがない人と、文字だけで通じてしまう事が出来るけれど、この時代には、声を通してそれこそ世界中の人と会話が出来た・・・
性能の良い設備を持っていれば、それこそ外国とも交信できたわけです・・・。
(まぁ、普通の設備でもできるちゃできるんですがw)
ある面、インターネットと通じる所も?
しかし、無線の方が、声を介しているだけ、まだ、人間味があったかもしれないかな?
しかし、物語の本筋はこの無線ではなく、あくまで主人公の成長を描かれている。
最後になって、彼は唐突に無線に使うアンテナや機具を物置にしまい込み、家出することを決意。
彼女であるメグミも、自分に興味を持っている中野も、そして自分を愛してくれる母親も突き放して、ユキオは行く当てのない旅に。
大学へ入り就職して働いて終わる一本道の自分の人生を避けたいがために、彼はわざと脇道へそれる。
物語最後の一文が
僕が一番好きな季節は、今、盛りだ。
であるように、ユキオは脇道へそれた自分なりの人生に希望を抱き、全うできると思っているのだろう。
当時を思い出す場面もいくつか描写されていました。
懐かしい話も・・・・・・・
今でも付き合いのある連中もいますけどね
またこの手の話も折々とw
空も飛べるはず
スピッツ
作詞:/作曲:草野正宗
幼い微熱を下げられないまま 神様の影を恐れて
隠したナイフが似合わない僕を おどけた歌でなぐさめた
色褪せながら ひび割れながら 輝くすべを求めて
君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず
夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい
切り札にしてた見えすいた嘘は 満月の夜にやぶいた
はかなく揺れる 髪のにおいで 深い眠りから覚めて
君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず
ゴミできらめく世界が 僕たちを拒んでも
ずっとそばで笑っていてほしい
君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず
夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい
http://www.youtube.com/watch?v=h-kQw4JqCHE
結局私はプロの無線の世界に入り込みました(^。^)
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2023/01/01 00:15:11
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