
クルマのブログらしくない書き出しですが
健康診断での主治医の疑いから始まった長きにわたる検査の結果(^^;
タイトル通りのプロセスで昨日退院の運びとなったわけですが、偶々疑いを持ってくれた◯◯医師に改めて感謝の意を
最初はここ数年にわたる胸の痛みを別のクリニックで諸々の器具を使っての心電図検査で「不整脈」との診断、その際ニトロペンを処方され(何かあった際に舌下服用)数ヶ月後、◯◯医師の医院へセカンド・オピニオン
レントゲン撮影後の右肺最下部辺りにもやっとした影・・・なんだろうな?・・・ということで
大病院で精密検査を受けるようにと(懇意の医師へ紹介状を)
私の住んでいる辺りは○○系の大病院が複数あり、そこの呼吸器内科部長への紹介状があったのですが、皆さんもご存知のように一塊の平民は初診では健康保険も効かない全額自己負担の扱い(紹介状があれば別)
これは法律で決まっているらしく、大病院に患者が集中してしまい医療の崩壊が懸念されるから・・・らしい 確かにいつも混雑していますし、9時予約で11時過ぎまで待たされることも(^^;
それはさておき、呼吸器内科の部長医師開口一番「う〜んn なんだろうね・・・」「□□さん、明日予約を入れておくので▼▲セントラルクリニックという検査専門のところでPET-CTとMRIを受けてきてください」
これは
完全に癌ありきでどこまで転移しているのか?のセリフでは・・・
で、先方から確認の電話(コレコレ検査等でこのくらい金額!!がかかります)があり、仕方なく行きましたね(^^;
ナビを頼りに地下駐車場へ誘導され、全く病院という雰囲気は一切感じられない高級ホテルなのか?といった雰囲気がある施設で諸々の検査をし(結構かかりますが、高齢者2割負担で初めに電話で言われていた金額にはならずホッと・・・)
そこでの検査撮影データは後日、大病院の予約日にあわせて目の前のモニターに表示された訳ですが・・・
あれっ?!なんと
予想外の部位に赤いマーキングが!
身体中を頭の先から足のつま先までPET-CTで撮影された膨大な量のCT画像やMRI画像をモニター表示されつつ、大腸の先端部だけがPET-CT画像の追跡者が見つけたわけです
えっっ!?
結腸癌?
勝手な自分の判断!?という訳で・・・
今度は
呼吸器内科から消化器内科の元へ転送の運びとなった訳です(__;
話が長くなってきましたが、ここからが起承転結の「てん」の始まり
消化器内科では当然安全を鑑みて胃カメラと大腸カメラの内視鏡検査がある訳ですが、まずは内視鏡で胃の中を巡り、後日大腸の内視鏡検査をする前に検査の準備のため胃と大腸をきれいに清掃するための経口腸管洗浄剤(モビプレップという名称)を1リットルほど服用する行程がありますが、これが案外大変(^^;
経験されている方も多いかと思いますが、麻酔をかけられて腸内をめぐるのは意識がないので平気ですが・・・あれはどうもねぇ
それでどうなったかといえば、結果ポリープを5箇所切除し、そのうちの1個に腫瘍ありでそっくり癌の組織は取り除きましたと・・・
で、消化器内科から呼吸器内科部長先生のもとに結果がいく訳ですが・・・
安心したのも束の間!呼吸器内科部長曰く「やはりこの肺の影?気になりますので、呼吸器外科で判断してもらいましょう」
外科と言えば当然「切る」訳ですから別日に予約入れてもらった呼吸器外科の外来(元病院長で○○の肩書きが沢山ある)
で、
「えっ!内科はキレって言ってるの?なんでもきればいいて回してくるなぁ」と開口一番患者をドキッとさせる言葉(^^;
で、「肺のこことここをこう切って・・・と」長い時間講義を受け、「次回、担当医の予約を入れておくから」と
院内のレイアウトはもうすでに頭の中にインプットされてた配置図と医師達の名前を反復し、切るんだやっぱり・・・と次の予約日に持ち越し
さて担当になった医師曰く、「おはようございます〇〇です。
何でもかんでも難題は僕のところに回されるんですよ(^^」てな感じで、どうやら腕は確かで信頼されている医師らしい・・・
自己紹介されて「○○大学病院で勤務や国立癌研で肺の専門病理の先生と一緒に・・・」と一通り説明を受けた後、
手術中に患部病片を凍結切片で検査し癌か否かを判断しどこまで切除するかを話していただいた訳ですが、軽く済むかどうかは当日まで持ち越し(^^;
肺活量は同年代に比較するとかなりうわまっていて手術には十分の健康な肺だそうですが、20%なくなると機能的には落ちるんだろうな
11日に入院し、夕食後センノシド(下剤)2錠飲み、翌日6時に諸々の検査をし、手術衣に着替え、下肢の血栓予防のため弾性ストッキングを履き9時前に手術室まで徒歩でトボトボと向かうのですが、手前で看護師たちが出迎え頭に恒例の被り物を(^^;
手術室に入ると一転別世界!どこまで続くのかというくらい広いスペース
「私、失敗しないので・・・」といった米倉涼子がそこにいるスペースよりはるかに広く、天井からは50インチ以上のモニターが数台吊り下げられ、なんとシステマティックなシーリングや照明の類・・・凄いなぁ
11年前に某メディカルセンターにて鼻中隔湾曲除去術を受けた際の手術室とは雰囲気が違う!
手術台に上がり諸々の器具を装着し口元に酸素吸入マスクらしきものを装着され、時刻を尋ねたら「8:53です」「息を吸ってください」そこから意識はない
痛みで意識が朦朧とし始めたのは高度治療室(HCU)暗い空間の中で頭の両脇にモニターがバイタル表示を・・・それにしても左脇腹辺りが痛くて仕方ない・・・左手首からは点滴のチューブが、右腕にも何かついてるし、左腰の辺りからは尿管チューブ、右脇腹からは13mmくらいの透明チューブの中を血液のような液体が行ったり来たりしている(体の中から外に排出?)
ほぼ一日時間の感覚は全くわからなかったが、目眩やら吐き気やらが襲いかかり大変だったので割愛(^^;
翌日病室に戻る際に歩いて戻るか、車椅子に乗って戻るか判断を迷い、目眩があるので車椅子を選んだが失敗(着く直前に吐いてしまった)
ポリ袋を片手に持っていたのでことなきを得たが、車椅子に車酔いをした自分に情けない(^^;目線の高さはNDに近いのにねぇ)
そこから三日間を病室で過ごしたが、朝6時に検温、血圧、血中酸素濃度など、12時には飲み薬が先に来て昼食が届く、検温など済むと夕方6時過ぎにはもう夕食・・・こんなルーティーンで1日があっという間に過ぎていく
痛みは当初10あったものがだんだん5、3、2・・・と減っていくが消えることはない(^^;
つまらないことを記しても仕方ないのでこの辺りは割愛
開院記念日だったらしく赤飯の献立
ちなみに担当看護師さんは朝、夜、毎日に変わっていって顔と名前は全く覚えられないが、皆さん相当優しい
TVドラマのトラベルナースの見過ぎか(^^中井貴一みたいなのは出会っていないが、リハビリ担当の〇〇さんは院内を一緒にに歩き、階段を登り降り、呼吸が苦しくないようアドバイス等感謝)
さて手術翌日から毎朝X線を撮りに6階の病室から1階までエレベータで乗り降りするのですが、当初点滴のキャスター付きスタンドを片手に持って複数名で向かったのが、翌日は点滴等のチューブが外されやや行動時自由度が出たが、メンバーは変わっている・・・あぁ、もう退院したのかなどと納得
私の順番が巡って明日退院予定となり、身の回りの片付けを家族から云々言い渡されルーティーンの最後にベッドに入るのだが何故か全く眠れない(^^;
「検温の時間です〜」何時ですか?「5時です」の一言で起こされたが眠れたのは2時間くらいか?
土曜日10時退院で病院は人が極端に少ないが、駐車場にも車は少ない、いいねぇこんな土曜日(^^朝の空気ひんやり
久々にDJデミオの運転席後ろの狭〜い後席に身体を入れ、シートベルトを装着し(ここに座るのは初めてか?!)広〜い駐車場を後にし帰宅の途についた
年が明けて中頃には内視鏡検査で再び此処に来ないといけないが、あの経口腸管洗浄剤プロセスをしないといけないと思う時が重い(^^;
ひと月以上ご無沙汰している「NDに乗れる」のは何日後かなぁ・・・(遠い目)