本日、広島カープの黒田博樹投手が、今シーズン限りでの引退を発表しました。
予想されていたことではありますが、寂しいです。
黒田投手は1975(昭和50))年生まれの41歳。大阪上宮高校から専修大を経て、1996(平成8)年、カープにドラフト2位で指名され入団しました。
2001年には初の二ケタ勝利(12勝)を挙げ、2005年には15勝で
最多勝、2006年には
最優秀防御率1.85のタイトルを獲り、名実ともにカープのエースとなりました。
2006年はFA権取得によりアメリカメジャーリーグへの移籍が取りざたされるシーズンでもありましたが、広島残留を希望するファンが作製した巨大横断幕が

黒田の心を動かし、
「もう一年」FA権を行使せず、カープに残留しました。
2008年から7年間、メジャーリーグのドジャース、ヤンキースに在籍し、
少ない援護にもめげずきっちりローテーションを守り、
メジャー通算79勝を挙げました。
そして2014年オフ、誰もがご存じの
「男気」カープ復帰を果たしました。
マエケンとの両輪で、カープは一躍優勝候補に上がりましたが・・・シーズン序盤の貧打が尾を引き、結果は最終戦で敗れての4位に沈みました。
黒田自身も酷使を重ねてきた
身体が悲鳴を上げており、シーズン終了時には
「燃え尽きた」発言もあり、去就が注目されました。
しかし今度は、黒田の背中を見てきたカープの若手投手達に現役続行を熱望され、熟慮の末、
「もう一年」優勝を目指して頑張る決意をしてくれました。
今シーズン、カープは若手が成長し、投手陣と野手陣の働きが噛み合い、驚異の粘りを発揮してことごとく逆転勝利をものにし、
25年振りセ・リーグ優勝をぶっちぎりで飾りました。
ファンの誰もが、おそらく黒田本人も、
「もう一年、頑張って良かった」と感じ入ったことでしょう。
個人的には
さらにもう一年、カープの強さを盤石にするために頑張って欲しい。たとえば中10日、100球限定という登板ならまだやれると思います。しかし、責任感の強い黒田は、そういう特別扱いは受け入れないでしょう。
プロ生活20年、
大卒で通算200勝という偉業を成し遂げ、その年にカープは優勝。この上ない花道です。
カープに入団してくれて、カープに帰ってきてくれて、カープを愛してくれて、
感謝しかありません。
最後にもう一花、
日本シリーズの勝ち星と日本一の称号をぜひ手に入れて欲しいと願います。
ブログ一覧 |
広島愛 | 日記
Posted at
2016/10/18 22:44:57