
ぢつは私、
機械式腕時計も好きなんです。
またまたオタクな腕時計ブログです。
腕時計なんか興味ない!と言う方は、スルーして下さい😅
このシリーズの第1回に、
セイコー・ロードマーベルSEIKO Lord Marvel を紹介しました。
これは私が幼少の頃、父が着けていた腕時計です。還暦祝いに兄と協力して新しい腕時計をプレゼントするまで、かなり長い間使っていたと思います。
父が亡くなってから、その腕時計を
形見分けに貰いました。
ですがあろうことか、
紛失してしまいました😱
それまで機械式腕時計が好きといいつつ、関心の対象はスイスなど海外有名ブランドでした。
ブログに書いて以降、セイコーのアンティークウォッチに興味が湧き、ロードマーベル前後のセイコー腕時計の歴史を色々勉強してました。
で、こんな本まで購入しました。

国産腕時計マニアの間ではバイブルのような本だそうです。
これによると、セイコー腕時計が世界へ飛躍するきっかけになったのは、1956年発売の
マーベル Marvel という機種。実用時計として充分以上の信頼性と精度を得たマーベルはヒット商品となり、その後のセイコー機械式腕時計の根幹となりました。
マーベルの高級バージョンとして、1958年に
ロードマーベルが生まれました。当時の大学初任給1ヶ月分くらい、
破格の高級機種だったようです。
一方で、マーベルのムーブメントを一回り大型化した
クラウン Crown という中級機種も開発されました。ムーブメントを大型化することで部品の設計が容易となり、何よりテンプの大型化は精度の向上に大きく貢献しました。
そして1960年、ロードマーベルの高級設計と、クラウンの精度に優れたムーブメントを継承して、名機
初代グランドセイコー Grand Seiko が誕生します。値段も更に高級、ロードマーベルの倍以上でした。
SEIKO HPより
最高級機としてGSが登場したため、ロードマーベルは二番手の地位に降格。
まるでセルシオが登場した後のいつかはクラウン😢
奇遇というか、この時期のロードマーベルはムーブメントもGS同様クラウンのものを継承。文字通りクラウン型ロードマーベルと称されるようになり、仕上げもやや簡素化されて販売されました。
書籍やネットで調べた結果、
父の形見のロードマーベルは、まさにこのクラウン型であることが分かりました。
初期型との違いはいろいろあるのですが、更にマニアな世界なので、それはまた次の機会に(^_^;)
デザインはロードマーベルもGSもほぼ共通、セイコースタイルとも言うべき、シンプルかつエレガントなものです。現在の国産腕時計には失われた美しさがあります。
あれこれ調べているうちに、なんとしても
ロードマーベルが欲しくなってしまいました。
かつて腕時計通販では痛い目にも遭いましたが・・・慎重にブツを吟味しました。
で、
とうとう購入しちゃいました😅
父のと全く同じ、
クラウン型ロードマーベルです。
通販サイトに載ってた写真ですが、ムーブメントも美しい。5740B、テンプは5.5振動です。
日差+20秒ほどで安定して動作しています。
私とほぼ同い年の時計、
メンテナンスしつつ、長く使いたいと思います😄
ブログ一覧 |
腕時計 | 日記
Posted at
2017/12/21 23:34:33