
半ば
どうでもいい話なので、興味の無い方は最後の方だけお読みください(^_^;)
冬でもオープンでGo!な私は、
寒さ対策としてヒートテックタイツを使用していました。しかし
思ったほど暖かくありませんでした。ヒートテックは水蒸気を熱に変えるとの売りですが、サーキットならいざしらず、冬のオープンドライブでは汗をかきません。かえって肌にピッタリしすぎてひんやり感が気になりました。
今シーズン発売の
ヒートテック極暖は、生地の裏を起毛状態にし、空気層を確保することで保温性を高めました。実際、これまでのヒートテックよりかなり暖かいです。
という
記事をブログに上げたところ、
山の住人の方々より、登山仕様のアンダーウェアのほうが良いよというアドバイスを頂きました。そこで、いろいろ調べてみました。
ヒートテックは登山などウィンタースポーツに向かないという理由は、
レーヨンが1/4ほど使われているという点にあるようです。
(極暖の混紡割合 55%アクリル、23%レーヨン、16%ポリエステル、4%ポリウレタン)
レーヨンは植物パルプから作られる繊維で、肌触りが良く吸湿性が高いという特徴があります。
吸湿性の高い繊維は水分子を吸着すると発熱するという性質があり、ヒートテックはここの機能性に着目したものです。
問題は、吸湿性と吸水性の関係にあります。吸湿性は水蒸気を取り込むこと、吸水性は水を取り込むことで、似て非なる性質です。
吸湿性 高い ウール、レーヨン、綿
吸湿性 低い アクリル、ポリエステル
吸水性 高い 綿、アクリル、レーヨン
吸水性 低い ウール、ポリエステル
レーヨンは吸水性も高いため、たくさん汗をかくと水を吸って乾きにくいという問題があります。冬山など厳しい条件では、濡れたままでは体温を失い命に関わるため、保温と共に乾燥という機能が重要視されます。レーヨンは登山用アンダーウェアとしては不適当な素材のようです。同じ理由で綿も×。逆にウールは吸湿による発熱量も多く、吸水しないので○。
で、
先日購入したモンベルのジオライン(ミドルウェイト)。こちらはポリエステル100%。吸湿しないので発熱は望めません。保温性は、繊維のマイクロファイバー化、およびボックス構造による空気層で確保されています。汗をかいた場合はマイクロファイバーの毛細管現象で素早く吸い上げ表面に拡散することで、速乾性を確保しているようです。
能書きより実際着てみてどうか、です(^o^)
ヒートテック
極暖は肌に密着するとやはり若干の
ひんやり感があります。
ジオラインMWはサラッと乾いた感じ。逆に肌触りは極暖のほうが滑らか、ジオラインは多少ざらついています。極暖とジオラインMWの生地の厚みはほぼ同じくらい、保温性はほぼ同じ?若干ジオラインが勝っているか、というところです。
冬のオープンドライブのようにほとんど足を動かさず、汗もかかないという状況では、ヒートテックは意外と冷えます。保温性を空気層で確保するジオラインのほうが有利かと思います。さらにジオラインにはもう一段厚手の
エクスペディションもあります。若干着ぶくれしますが、これならかなり暖かいかも。
ジオライン優勢ですが、ジオラインMWは極暖の倍以上のお値段です。軽く体を動かすような
街中の普段着としては極暖のほうが適していると思います。より寒さの厳しい条件だとジオラインが真価を発揮すると思われます。
次はモンベルの高級品、
スーパーメリノウールを試してみたいと思います。
(^_^;)シタギバカリ フエル
以上、どうでも良いことを掘り下げる、オタクレポートでした<(_ _;)>
レポートは個人の感想であり、その内容を保証するものではありません<(_ _;)>
Posted at 2015/01/14 23:10:46 | |
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