
ネタが無くなると出現する、毎度おなじみレンタルコミックです(^o^;)
最近は村上もとか作品を集中して読んでいます。
村上もとか氏は、私のロータス好き、F1好きを方向付けた
「赤いペガサス」を世に送り出した漫画家です。当然、大好きです。
今は「仁JIN」「龍RON」「六三四の剣」を平行して読み進めています。
「六三四の剣」は「赤いペガサス」に続いて少年サンデーで連載していた剣道漫画です。少年漫画にありがちな、
必殺技!みたいなものはない、実にリアルな勝負が繰り広げられます。主人公が子供から少年、青年へと成長していく過程も丁寧にかき込まれていて、素直に感情移入出来る作品です。当時は剣道ブームが起こるほどの大人気だったとか。
「龍 RON」は昭和初期から太平洋戦争にかけての時代、日本と中国を舞台にした近代史、民族、男女のドラマが描かれています。太平洋戦争というとアメリカとの戦いが主になりがちですが、これは日中戦争、満州国が主な舞台になっています。実在の人物とのからみも濃厚で、どこまでが史実でどこからがフィクションなのか、分からないくらいよく練られたストーリィです。歴史好きの私にとっても、とても読み応えのある作品です(まだ最後まで読んでませんが)。
「仁 JIN」は幕末にタイムスリップした外科医のドラマです。つい最近テレビドラマにもなりました。この作品でも幕末の志士との絡み、リアルな医療描写、それでいてタイムスリップで歴史を変えることのパラドックスというSF的要素もあり、読者を引き込んでいきます。私の商売ともからむので、より興味が湧きます。現在も連載継続中。
すべての作品に共通するのは、F1、剣道、日中戦争、医療といったテーマのリアルな描写です。フィクションと分かっていても、リアルな部分を多く取り込むことで読者を惹きつけ、のめりこませるのでしょう。漫画家もオリジナリティ・創造性だけでなく、作家並みに専門知識や取材といった土台の上に綿密なストーリィの練り上げが必要なのだと思います。
余談ですが、村上もとか氏自身は、クルマを運転することもなく、剣道をやったこともないそうです。
(^_^;)モチロン グンジンデモ イシャデモナイ
それでいてあそこまでリアルな描写ができるのは、逆に敬服するしかありません。
オタクネタにふさわしい長文になりました(^o^;)
Posted at 2010/08/05 23:08:26 | |
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