こうみえて私、
クラシック音楽も好き なんです。
と言っても、メロディが気に入ったり、番組で取り上げられたりした有名な曲をスポットでCD購入している
ミーハーファン です😅
ですので、私が紹介するのは超有名・定番曲ばかりです<(_ _;)>
あぁ聴いたことある!でも曲名が分からなーい! というのを解決したい😊
今回紹介するのは
P.マスカーニ 作曲、
カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲です。
カヴァレリア・ルスティカーナ(CR)は、イタリアの小説家・ヴェルガの戯曲に基づいてマスカーニが作曲した1幕物のオペラです(1890年初演)。「田舎の騎士道」という意味です。
ピエトロ・マスカーニ (1863-1945)はイタリアの作曲家。
パン屋を営む庶民の家庭に生まれました。20歳前から交響曲を作曲するなど才能を発揮しミラノ音楽院に入学。しかし中退後は地方の音楽学校の教師として働く傍ら、作曲家・指揮者として活動していたようです。
オペラ版CRは、イタリア・ソンゾーニョ社の
オペラ・コンクールの応募作品 として作曲されました。
当時25歳のマスカーニは貧乏のどん底でピアノを借りるのにも苦労するありさま。一等賞金は彼の年収以上もあったそうで、飛びついたのでしょう。
募集から締め切りまで1年もない短期間、マスカーニは同郷のトッツェッティに台本を依頼して、原稿が上がるのにあわせ突貫作業で作曲しました。CRを題材に選んだのはトッツェッティのようです。
その結果、見事
最優秀作品 に選ばれ、マスカーニはオペラ界の寵児へと大出世したのでした。
あまりにも大成功な作品となったため、その後の彼の作品は影が薄くなってしまい(一発屋?)、第二次大戦中は軍事政権にすり寄ったため終戦後財産を没収され、寂しく生涯を閉じました😢
そのストーリーはというと、兵役帰りの若者トゥリッドゥが、かつてフィアンセだった人妻のローラと密通し、それを知った現恋人のサントゥッツァにチクられて、ローラの夫アルフィオに決闘で殺されるという😨なんとも
ドロドロ な内容。当時のリアリズム文芸運動の典型的作品とされています。
まあ、現代の
ワイドショー的 とも言える内容でしょう。
この美しいメロディーとは全然そぐわないものですが、マスカーニはオペラコンテストに応募する以前から、曲の構想を得ていたとも言われています。
オペラやバレエ、劇付随音楽には名曲が多く、演劇とは別に組曲として演奏されることも多いですが、CR間奏曲は単一な作品のため、収録したCDが意外と少ない。このCDは、
録音魔・カラヤン によるオペラ間奏曲集です。
CR以外にもタイスの瞑想曲やファウストのワルツなど、名曲盛りだくさんです。
ヘルベルト・フォン・カラヤン (1908-89)はオーストリア出身の指揮者。
20世紀最大の指揮者 と言えるでしょう。
21歳ですでに指揮者として頭角を現し、その後ミラノ・スカラ座やウィーンフィルなどで指揮者を務めました。1954年フルトヴェングラーが急逝し、その後を引き継ぐ形でベルリンフィルの指揮者・芸術監督に就任、30年以上にわたりクラシック界の帝王として音楽界に君臨しました。
新しい技術に熱心で、ステレオ録音やデジタル録音など新技術が開発されるたびに精力的に録音を繰り返しました。
また、
カーマニア としても有名で、メルセデス300SL、フェラーリ275GTB、フォードGT40、ランチアストラトス、アウディクアトロなど名だたる名車を所有し、
終の愛車はポルシェ959 だったそう。
自家用ジェットを自ら操縦! して世界を駆け巡る、まさにスーパーマンでした。
ドロドロなドラマには似合わない、超絶美しいメロディーをどうぞ。
VIDEO
時代を超えて愛されるクラシック、
やはり本物はすばらしい\(^o^)/
Posted at 2020/06/17 08:29:10 | |
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