まるしのブログ一覧

毎度おなじみ日本酒ブログです。
暖冬が一変、急激に寒くなってきて、今夜の夕食は牡蠣の土手鍋(^_^)。魚介に合うといえばやはり日本酒。酒商山田さんで仕入れました。

今回紹介するのは、純米雄町多賀治(たかじ)・無濾過生原酒です。

十八盛酒造は岡山県倉敷市の酒造会社で天明5(1785)年創業の歴史ある蔵です。従業員6人の少数精鋭の酒造会社です。
倉敷市坂出という立地から、古くから魚介類に合う日本酒を造り続けてきましたが、最近の食の多様化に合わせて、「穏やかな香り」「米の旨みを活かした豊かな味わい」「飲み飽きしないキレ」のバランスを大切にした食中酒を醸すことに力を入れているそうです。


雄町という酒米は最古参の品種として知られており、山田錦や五百万石を生み出した親です。栽培の難しさから生産量が減少し絶滅の危機に瀕していましたが、近年岡山県の酒造メーカーを中心にしたグループが復活させ、雄町を使用した酒が再び生産されるようになりました。現在では雄町の約90%が岡山県で栽培されています。


いつものようにひやで頂くと･･･
まず生酒らしい微炭酸がフレッシュさを演出。口腔に甘みと酸味がやってきて、のどごしで軽く辛みも感じます。これらが一体となりコク深い味わいですが、鼻腔には米らしい良い香りが広がりあとあじスッキリ。これは旨い！
最近は山田錦の口当たりの良い酒が多いですが、雄町の酒はさらに酸味と辛みが味わいを深め、吟醸香も主張しすぎず素直、直球勝負の本格派なキャラクターのようです。

雄町のお膝元で醸された、芯の通ったお酒です(^_^)


日本人に生まれた幸せ(^o^)