まるしのブログ一覧

毎度おなじみ日本酒ブログです。
またまた酒商山田さんで仕入れました。


今回紹介するのは、獺祭・純米大吟醸48です。
獺祭を取り上げたのは久々、2回目ですね。獺祭というと精米歩合23％！という驚異の大吟醸が有名ですが、コレは48％、4合瓶約￥1500とリーズナブルです。
獺祭とは、獺(かわうそ)が捕らえた魚を川岸に並べる習性を、まるでお祭りのようだと例えた言葉です。

旭酒造は山口県岩国市の酒造会社で昭和23年創業の比較的新しい蔵です。新しいが故に古いしきたり・慣習にとらわれること無く、日本酒離れという社会の流れの中、純米大吟醸のみ造るという特色を打ち出しました。いち早く東京や海外へ販路を求め、獺祭のブランド化に成功しました。
葛城ミサトさんの愛飲酒としても有名(^_^;)

蔵を通年5℃に保って冬でなくても醸造できるようにしたり、杜氏を置かず自社社員が醸造にあたるというのも旭酒造独特の手法です。
一方で、一時期旭酒造が山田錦を買い占めているという風評が流れました。同社のHPによれば、山田錦品薄に目をつけた仲介業者が名前を騙っただけで、事実無根であるとのことです。このようなことが起こるのも、同社が注目されていることの裏返しかもしれません。


いつものようにひやで頂くと･･･
本当に優等生な酒。甘み酸味のバランス良く辛みはわずか。芳香族を交えた豊かな香りが染み渡ります。一口飲むと、うっとり余韻に浸れます。お安くてもやはり獺祭でした。
万人に好まれる、あるいは日本酒のイメージを良い意味で壊してくれる。東京で、海外の日本食レストランで人気というのもうなずけます。

こういう良い酒が世界中に広まるのはもちろん素晴らしいことですが、出来れば日本人にこそその良さを再認識してもらいたいです。
それに旨い酒は獺祭だけではありません。日本中に無数にあります。



日本人に生まれた幸せ(^o^)