
私が子供の頃(昭和40年代)はテレビアニメ、特撮物の黎明期で、まるしは
テレビと共に育ちました。
今回紹介するのは、
「レインボーマン」です。
原作 川内康範、企画 衛藤公彦
昭和47(1972)年10/6〜翌9/28、全52話、制作 東宝、放映 日本教育テレビ(現テレビ朝日)
原作者の
川内康範氏は、あの
月光仮面も作ったお方。
作詞家としても「誰よりも君を愛す」、「君こそわが命」、「骨まで愛して」、「伊勢佐木町ブルース」などヒット曲を飛ばしました。
若い方はご存じなくても、最近
「おふくろさん」騒動で森進一と絶縁状態になった作詞家、と言われれば思い出す人もおられるのでは。
まんが日本昔ばなしを企画したりマルチな才能を持っておられた方です。
あらすじ Wikiより抜粋
=====
アマチュアレスリング選手の高校生・ヤマトタケシは小学生のころ、妹を自分の不注意で脚に障害を負わせてしまう。その治療費を稼ぐためプロレスラーとなり、金持ちになるべく、インドの山奥に住む奇蹟の聖者ダイバ・ダッタのもとへ弟子入りした。
タケシが長く厳しい修行の中でダイバの偉大な力に改心し、自分の力を人々の役に立てようと誓う。やがて月日は流れ、ダイバは老衰しその魂をタケシに委ねて果てた。帰国したタケシは、自分が通っていたレスリングジムの経営者・正造が困窮していることを知り、賭博レスリングで資金を稼ぐために単身マカオに飛ぶ。そこでタケシの前に待ち受けていたのは、日本没落と日本人抹殺を企む秘密結社、死ね死ね団だった・・・
=====
敵の
「死ね死ね団」というのが強烈なインパクトでした。
第二次大戦で日本軍に虐待された男が日本に対する恨みを募らせ、日本人を抹殺する目的の組織を結成したというもの。ヤマトタケシがインドで修行中も戦争に巻き込まれており、まだ戦後の社会背景を色濃く残しています。
死ね死ね団の首領、
ミスターK
殺し屋幹部、
イグアナ(塩沢とき)
テーマソングまであって
「死ね」の連呼。現代では不可能でしょうね。
ある意味主題歌よりも強力(^_^;)
変身ヒーローものですが、主人公が特殊能力をもつ
7種類の形態に変化するというのもかなり斬新でした。
ダイバ・ダッタって、手塚治虫の「ブッダ」にも登場する、最後には釈尊を裏切り教団の乗っ取りを謀る、仏門にとっては悪役です。もちろん当時は知りません。
アース様?(;´∀`)
変身の時の呪文
「アノクタラサンミャクサンボダイ」とは仏説阿弥陀経にも見える経文の一部。
真理をあまねく正しく知る仏の智慧という意味だそう。

当時の子供には大流行でした。
今顧みると、
時代背景を反映した設定や、家族や恋人に秘密を隠し単身悪と戦う
主人公の苦悩など、単なる子供向け番組ではなく作品に込める原作者の思いを感じます。
当時の主題歌映像はYouTubeにありませんでしたが、こちらをどうぞ。
これは爽快な名曲です (*´д`*)
参考)昭和47年放映開始の特撮作品
超人バロム1、怪傑ライオン丸、ウルトラマンA、変身忍者 嵐、人造人間キカイダー、アイアンキング など
仮面ライダー、ミラーマンなども放映中
ネットで拾った画像を掲載しています。問題があれば削除します<(_ _)>
Posted at 2017/01/24 23:27:12 | |
トラックバック(0) |
オタク | 日記