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きリぎリすのブログ一覧

2025年02月05日 イイね!

(1)父の威厳,スマホに敗れる日

(1)父の威厳,スマホに敗れる日

電器屋で小学生の女の子が,父親の腕にぶら下がりながら叫んでいた。

娘;「スマホ買って~!スマホないと死んじゃう〜」
父;(野太い声で)「そんなもん無くても生きていける」

そうだ!その通りです,お父さん!
デジタル機器に頼らなくても,たくましく育って欲しいと願う教育方針は素晴らしい。がんばれお父さん!

…と,そこにタイミング悪くお父さんに電話が入る。

父;(1オクターブ高い声で)「えっ!本当ですか?それは大変失礼致しました。今すぐスマホで確認して折り返しますので(汗)…」

何か言いたそうに,お父さんの顔を覗き込む娘。

父;「はい!おっしゃる通りです(涙)当社と致しましても死活問題になりますので,早急に対処します」

一旦電話を切って,早速スマホで何かを調べ始めるお父さん。

娘;「ねぇ,四角問題って,なーに?」
父;「うるさい!少し静かにしてなさい!」
娘;「ねぇねぇねぇってばー」
父;「あぁーもう,生きるか死ぬかってことだよ!」

お嬢ちゃん,やっぱり君の言っていることは正しい。
オジさんも四角いスマホがなけりゃ死んじゃうよ~w

(つづく)


Posted at 2025/02/05 11:22:53 | コメント(13) | トラックバック(0) | 日記
2025年01月24日 イイね!

(追記)レバニラ炒め

(追記)レバニラ炒め

ところでレバニラ炒め?ニラレバ炒め?どちらが正しいのか?
これは,豚レバーと牛レバーや,東日本と西日本の呼び方の違いではない。

以前チコちゃんが言っていた。
元々,中国から渡ってきたときの直訳は,ニラレバ炒め。
それをバカボンのパパが,レバニラ炒めと逆にして広めたと言われている。

たしかにパパは「ゴメン」を「メンゴ」と言うなど,スラングを頻繁に使い,ポップカルチャーの中で定着させていた。
そう言えば「タモリ」の命名も,バカボンのパパの生みの親である赤塚不二夫。
さすが「西から昇ったおひさまが東へ沈む」という天才ならではの思考回路を持った者の発想だ。

まぁ,多少無理くり感が強いような気がしなくもないが…
これでいいのだ!

Posted at 2025/03/22 03:36:30 | コメント(15) | トラックバック(0) | 日記
2025年01月22日 イイね!

レバニラ炒め

レバニラ炒め

子供のころ,食卓にレバニラ炒めが出ると,この料理を考えた人を呪った。
母が台所でフライパンを振る音,ジュウジュウと油が跳ねる音,その後に立ち昇る濃厚なニラの香り…
それらすべてが私に「またアイツが来る!」と警鐘を鳴らすのだった。
目の前に置かれたお皿の上で,レバーとニラがキラキラと光り,タレが照りを放っているのを見るだけで,声にならない声で叫んだ。
助けて!ギブアップ!と…

一口目を箸でつまむのにどれだけの勇気が必要だったか,今でも思い出す。
熱々のレバーを恐る恐る口に運び,歯で噛み締めると,強烈な風味と少しザラザラとした食感が口内に広がる。
それがどれほど嫌だったかを,母は理解していない。
母は「体にいいから食べなさい」と言うけれど,健康な私にとっては「美味しいから食べなさい」以上の説得力はなかった。



それがどういう訳か,いつしかレバニラ炒めが好物になったが,一体いつからなのかは覚えていない。

今夜は仕事に疲れて,もうクタクタだ。
こんなとき,定食屋で決まって注文するのは,レバニラ炒めとビール。
一口目を箸でつまむ。
あのころは分からなかったけれど,今はその美味しさも,母の愛情も,深く沁みてくる。
その味は,ただの料理ではなく,懐かしい思い出と成長の証として,私の心と胃袋にしっかりと刻まれているのだ…

Posted at 2025/01/23 11:15:24 | コメント(15) | トラックバック(0) | グルメ/料理
2025年01月13日 イイね!

祭りの魔力(東京オートサロン2025)

祭りの魔力(東京オートサロン2025)

私は人混みが嫌いだ。
混雑した場所では,息苦しさと苛立ちが押し寄せてくる。
それなのに,祭りとなるとなぜか足が向いてしまう。
この矛盾が不思議だ。

祭りの会場には,日常とは異なる空気が漂っている。
提灯の柔らかな光が夜空を彩り,屋台から漂う香ばしい匂いや,お囃子(はやし)の音色に心がくすぐられる。
その場に立つと,人混みの多さよりも心を奪う情景が勝り,普段なら避ける人混みも許せる気になるのだ。

祭りには,古くからの起源がある。
五穀豊穣や疫病退散を祈るために始まったものが多いという。
その本質は現代でも変わらず,人々を繋ぎ,日常から解放される特別な時間を生み出す。
屋台(ブース)に立つキャンギャルの誘惑に引き寄せられ足を止めれば,人混みを掻き分ける疲れさえも,祭りの余韻として感じられるから不思議だ。

祭りには魔法のような力があるのかもしれない。
個々の顔がぼやけ,そして一体感が際立つ。
自分もその一部であるような感覚が生まれ,孤独感や疎外感が消える。

日常に戻るとまた人混みを避けるが,次の祭りが近づくと,心のどこかで期待が膨らんでいる自分がいる。
この矛盾こそが,人間らしさの一部なのだろう。

そんな私が,年に一回のクルマの祭典,東京オートサロンに今年も足を運んだ。
車好きにとって聖地とも言えるこの祭りには,煌びやかなクルマと情熱に溢れた会場が広がっている。
そこでは人々がクルマへの愛を語り合い,非日常的な体験を共有していた。
足が棒になるほど歩き回りながらも,また来年も来ようと思わせる特別な空間であった。


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Posted at 2025/01/14 11:45:17 | コメント(16) | トラックバック(0) | クルマ
2025年01月10日 イイね!

すっぽん鍋

すっぽん鍋

ライダーの聖地北海道は,オープンカー乗りに取っても同じこと。
そこで私は,北海道移住を目論んでいると北国出身の人に明かしたところ,意外な反応が返ってきた。

その車高じゃ冬は亀の子になるよ!

亀の子?一瞬ピンとこなかったが,轍(わだち)に腹がつっかえて足をバタバタさせ動けなくなることだ。
確かに,これまで所有してきたクルマは,どれもスポーツカーばかり。
地を這うような低い車高が美しいと信じ,雪とは無縁の地でその優雅さを楽しんできた。
だが雪国では,その美しさが逆に仇となってしまうのだろう。

考えただけでも恐ろしい。
立往生して迷惑をかけるのも困るが,走り屋にとって「亀」と揶揄されるのは屈辱以外の何ものでもない。
走ることにプライドを持つクルマが,歩みの遅い亀のように見られるとは…

だが,そこで一つ閃いた。
亀ではないが,すっぽんならばどうだ?
すっぽんといえば,その力強い足取りと泥沼でも前進する粘り強さで知られる。
亀のように見えて,全く別物。
一度スリップストリームで尻に食いついたら,決っして放さない。
これこそ,冬の厳しい環境でも進むクルマの象徴ではないか!

そんなわけで,すっぽん鍋を食べに行くことにした。(単純)

個室に通されると,どこか懐かしい出汁の香りが漂い,食欲をそそる。
一献傾けながら待っていると,まず供されたのが,透明感のある黄金色のスープだ。
すっぽんのエキスが凝縮されたそれは,驚くほど旨味が深い。
ひと口飲むと,身体の芯から温まるような感覚が広がり,寒さの厳しい冬に備えるには打って付けだと思った。

次にお目当ての鍋が運ばれてきた。
大ぶりのすっぽんのぶつ切りが惜しげもなく並び,周りには長ネギ,白餅のシンプルな面々が脇を固める。
火が入るにつれ,出汁はさらに濃厚な香りを放ち,湯気とともに素材の良さを主張してくる。

その後,煮えた具材を次々と引き上げ,これまたエキスの溶け込んだ出し汁と共に口に運ぶ。
コラーゲンたっぷりのプルプルとした皮,程よい弾力のある身,そして野菜の甘み。
それぞれが絶妙に絡み合い,口の中で一つの完成形を作り上げる。
滋味深い味わいが,心も身体も満たしてくれる。
これから冬に立ち向かうためのエネルギーをたっぷりと補充した気がした。

すっぽん鍋を前にして,ふと思う。
亀のように立ち止まるクルマではなく,すっぽんのように粘り強くプルンプルン走るクルマ。
それは一体どんな姿をしているのだろうか。
鍋の熱気に包まれながら,冬を乗り切るための次なる愛車について,頭の中で思い描くのだった。

Posted at 2025/01/10 13:09:10 | コメント(13) | トラックバック(0) | クルマ

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きりぎりす(旧GRASSHOPPER)と申します。 ここ10年ほどで,やっと実用性0(ゼロ)のセカンドカーを持てるようになりました。 サルはエクスタシー...
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