【スバルWRC撤退】公式リリース全文
【スバルWRC撤退】森社長「決断は本当につらいものでした」
今日、スバルがWRCからの撤退を発表した。正確に言えば終了、だそうだ。
20年近く世界のトップカテゴリーで戦う事により、スバルのブランドが構築された事は事実だ。よってWRCはスバルのアイデンティティと信じている人は多い。
でも、発表を良く読めば分かるけど、スバルは自らのアイデンティティーを示すために、WRC活動しただけだ。10万キロ速度記録に挑戦したのも同じ。ブランドが構築されたのはオマケ。まずは、スバルありきで始まった。順番間違わないように。
私が最初に自動車に乗ったのは、親戚所有のトヨタカローラだったかな。なんか怖くて、夜夢に見ては何度か泣いた。その内、うちにも車が来た。スバル1000だった。なんだか楽しくて毎週のように(その辺ウロウロだけど)ドライブにせがんで連れて行って貰った。助手席は私の指定席。オヤジの真似してハンドル持ったつもりで、ギューンギューンってやってた。騒々しい子供だったに違いない。時々バッテリーがあがって、オヤジは自転車で買いに行ってたな。家族旅行で日光いろは坂走ったり、軽井沢に爺さんも連れて行ったり、エンジンから煙出ちゃったり、いろいろあった。
そのうち、レオーネに変わった。エアコンがついた。妙に車高が高かったので親父はバネを一巻きカットしてた。これでも旅行に行った。信州懐古園とか。でも1000程は思い出が無い。
再び私がスバルにであったのは、大学に入って免許取ってから。自分の車、買うにあたっていろいろ調べた。たまたまつけたテレビで、スバルの十万キロ速度記録朝鮮のドキュメントやってた。心打たれた。多少、紆余曲折というか揉めたけど、私がBC買ったのはWRC参戦したから、ではなく、10万キロ速度記録に挑戦し記録達成したからだ、と言える。勿論WRCも気にはしてたけど。
なかなか勝てなくて、テレビで見て声援してた。
優勝した時は見てた皆で万歳三唱したもんだ。
スバルといえば、悪路走破性能が高くてラリーなんか出てるが、垢抜けなくてかっこ悪くて(レオーネやBCの事)、運転席に妙にボタンがいっぱい並んでいて(アルシオーネの事)と友達が散々、けちょんけちょんに言ってたが、この日、溜飲が下がった。どんな所だって、ガンガン走れて、速くて、かっこいいんだぜ。
以降、人生にまつわるいろんな事が起こったり変わったりしたけど、BCは今でも私の元にいる。もう数年すれば、人生の半分を共に過ごした事になる。もはや体の一部というか人生そのもの?
WRC参戦終了は悲しいけど、今まで続いてきた自動車の世界ってのがこれから一変わりしないとならない時期になってる事は確かだ。だから、ちょっと休ませてあげよう。スバルが無くなっちゃうと、つまらないでしょ・・。
スバルとかスズキとかホンダを責めるというよりは、今迄の自動車の時代の終焉に瞑目って感じ。
経済状況とか、会社の競争力とか、車の在り方とか、WRCの在り方とか方向性がキチンとみえてからまた出れば良いのさ。それまではお休みしながら、体力蓄えて次の面白さを考えればいい。
で、スバルさんにお願いなんですが、5ナンバー幅のレガシィ級の車作って下さい…。
今のじゃ車庫に入らないです。せっかく縦2台分になってるのに・・。泣
Posted at 2008/12/17 02:03:50 | |
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みんから | 日記