樹脂タンク修理②
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
前回、樹脂タンク外側から燃料漏れ部分にヒートガンで溶かした同じ素材の溶接棒をあてがい、周囲も含めてを透明になるまで炙って直しました~。
その後、試走に行って問題なかったのですが、翌日、再度確認したところ、埋込ナット部から燃料滲みを確認してしまいました~。かなり時間かけたのにショック~(笑)。樹脂のみの部分は、前回のやり方で直るのですが、埋込ナット部は、このやり方ではダメでした~!。
この部分は、画像赤丸のようにタンク内側の埋め込んだ部分に亀裂が入っており、もうここを直さないと直る気がしなかったので、埋込ナット部をタンクから切り取り、再埋め込みすることにしました~。かなりドツボにハマった感があります(笑)!。
2
埋込ナット部の取り出し後、ベルトサンダーやミニルーターで樹脂部分を削ってナットのみにしました~。ナットは真鍮製で、亀裂部の表面は緑青でサビサビでしたので、綺麗に磨きました~。
3
燃料漏れ部を表側から塞いだ時、いくらやっても僅かに溶けない部分から燃料が滲み出たので、完全に溶けた樹脂でナットをコーティングするにはどうしたらいいか考え、タコ焼き機を使うことを思いつきました!。
早速、ヤフーフリマに送料込み666円という破格の値段のタコ焼き器が売り出されていたので、即購入(笑)!。上限温度250℃のものでした~。
まずは、樹脂の切れっ端を入れて焦げずに溶ける温度を探りました~。ネットで調べたらポリエチレンの融点は約120℃だったので、強中弱の3段階の弱から始めたのですが、結局、強が適温でした~(笑)。
その後、ナットと樹脂を画像のようにセットして、埋込開始!。
4
気長に待つと(体感的には5~10分くらいだったと思います)、このように樹脂が透明になります~。液状まではならず、グルーガン位の粘度です。
今思いつきましたが、ポリエチレンのグルーガンがあったら、タコ焼き器にグルーガンで溶けた樹脂を流し込めば、仕事速いかもですね~。
5
最下部が若干焦げましたが、きれいに埋込できました~。手前側のものは、ナットを下に置きすぎて、樹脂のコーティング層が薄かったので、再度樹脂を溶かしてナットを引き上げたので、このような仕上がりになってしまいました~。この後、この部分は樹脂で埋めてます!。
このタコ焼き器の場合(直径3.5cm)、若干ナットを上にセットした方が、全体を樹脂でコーティングできます!。
6
次に、タンクの切り取った部分を再生するために型を取って、ポリエチレン板を切り出し。
7
その後、開けた穴にあてがってフィッティング。この後、埋込ナット部を溶接する際、加熱して縮むので、穴より大きめの方がいいと思いました!。
8
埋込ナット部を板に埋め込んで溶接する作業に入ります~。ナット部は、丸いままだと板とのクリアランスがほとんどないので、ベルトサンダーで、四角く修正。何となく焼いた切り餅みたいです(笑)。
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板側に開けた穴に、ナット部をはめ込み、まずはタンク内側部分から溶接棒とヒートガンで溶接。
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溶接後の画像です~。これを、タンクにあてがって、溶接棒とヒートガンでで溶接して、埋込ナット部の修理は終了です~。ここまで来るのに何度失敗したことか(笑)!。でも、かなり勉強になりました~。
11
だいぶ樹脂タンクの直し方が分かってきたので、ついでにヘッドカバーに当たって溶けそうな部分を切り取ることにしました~。
12
ガムテープで目印付けて、サンダーでカット!。
13
ここも、穴をポリエチレン板と溶接棒とヒートガンで溶接して終了。大きな穴を埋めるときは、樹脂が冷えた後、内側に凹むので、凹んだ部分の肉盛りが必要なことも分かりました~。
この後、タンクに水を満タンに入れて漏れチェックしました~。今のところ漏れなしです!。しかし、前回のこともあるので、しばらくこの状態で様子見たいと思います~(笑)。
また、この作業で、タンクのステーの穴の位置も変わってしまったので、次はステー作りです~。フロントブレーキも、いくらエア抜きしてもタッチが悪いので、修理中です~。あと、とりあえず乗れる状態にするには、この2箇所が済めば終わりなのですが、なかなか普通に乗れない~(笑)。
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