2012年07月22日
スターレットでコーナリングスピードを上げるには?
82に乗り始めたころから、ずっと考えてます。
以下は、全てドシロートな私の独断と偏見によって書かれていますのであまり厳しいツッコミはご遠慮願います(笑)
FF車は、リアがうまく流れないと速く走れないとよく言われます。
たしかにその通り。リアがビタっとしすぎると向きが中々変わらず、ハンドルはいっぱい切らないといけないし、
その状態では駆動力をかけてもアンダーになるだけなので、アクセルをなかなか踏むことができません。
そこで、楽に滑らせて向きを変えるためにリアの限界を下げてみました。
前後でタイヤの銘柄をかえるのはちょっと・・・なので、バネレートを下げます。すると、予定通り簡単にリアがブレイクして向きが変わり、走りやすくなりました。
Rのキツイ、低速コーナーはかなり楽。高速コーナーはちょっとドキドキ感が増します。
向きが簡単に変わるのでアクセルは早く踏めますが、全体的に見て速くなったか・・・というと、微妙です。
向きは変わりやすくなったのですが、限界自体を下げてリアがブレイクする仕様にしてしまったので、コーナーのボトムスピードを上げることができませんでした。
やはり、サーキットでコーナリングスピードを上げるには「限界を下げる」のではなく、「限界を上げる」方向で前後のバランスを見直さないといけないようです。
暇なのでどんどん考えます(笑)
↑を考慮すると、まずリアの限界を上げなければなりません。リアが滑ってオーバーになるということは、それ以上のスピードで曲がることができないということですから。
リアのキャンバーを付ける。これはかなり効くと思います。
スターレットが軽い割にシビックなどに対してコーナリングスピードでなかなか適わないのは、リアがトーションビームでキャンバーやトーを調整することができないというのが大きな要因でしょう。
機構的にリアの限界を上げにくく、同じようなスピードでコーナーに突っ込むとスピンモードに陥ります。
時々「EPはリアが出ないから云々・・・」とか話しかけられますが、私にはその人が何を言ってるのかよく理解できません(笑)
最近のトーションビームはEPの時代とは作りが違い、シムを噛ませることで簡単にキャンバーが付けられるようになっているようです。羨ましい。EPでキャンバーを付けようとすると、切った貼ったが必要になってきますのでなかなか簡単にはいきません。強度的な問題も出てくるでしょう。私は基本的に「ポン付け」が大好きで、大掛かりなことはあまり好みではないので諦めました(笑)
つまりは単純に「タイヤサイズアップ」や「空力」、「バネレート」に頼ることになってきます。
バネレートはショックの仕様と相談することになりますが、基本的に高め、バンバン跳ねなければできる限り高く。これはロールオーバーを防ぐためです。
こいつにGTウイングを併せます。リアが軽くて荷重が少ないので、空気の力で押さえつけちゃいます。
タイヤサイズは王道の195ですが、これを太くして限界を上げてしまうと併せてフロントも上げていかなくてはいけないので据え置きで。
とりあえずはこれくらいでしょうかね。。。トーションビームは本当に出来ることが少ないなぁ(-_-;)
これに併せて、フロントを。
キャンバーはできるだけイッパイつけます。ただ、いっぱい付けるとタイヤの内側がサスペンションに干渉したり、さらに付けると、ステアリングを切ったときにショックアブソーバーがブレーキホースのステーと干渉したりし始めます。その辺は引っ張ったり、叩いたり、削ったりでなんとかするしかありません(笑)
バネレートはリアと同じく。やわらかすぎると反応遅いしピッチングでリアの荷重が抜けやすくなると思うので、NG。硬すぎると跳ねてトラクションが掛からなくなったり、ブレーキングでロックしやすくなったりするのでトライ&エラーで良いところを探していくしかないですね。
あとはタイヤ幅と空力ですね。
コーナリング速度を上げていって、高い限界でリアが程良くブレイクするバランス。
言うのは簡単ですが、そこを見つけていくのはかなり難しい作業になりそうです。
82の時はフロント225、リア195でフロントバネ10k、リア12k+GTウイングを試しました。それ以前は前後195でフロント10k、リア9kでした。
フロントのタイヤサイズでコーナー出口でガッツリアクセルを踏めるようになり相当タイムアップしましたが、車載ビデオを確認するとコーナーでステアリングを切る量が増えていました。
当時はあまり深く考えていなかったのですが、今思えばリアの限界アップに比べてフロントの限界アップが足りず、進入でアンダーにならないように走ろうとすると思ったよりコーナリングスピードが上がられなかったということなのか・・・?それとももうちょっと思い切った運転方法の変更が必要だったのか?
☆もっち~☆さんら、速いEP乗りの方々がフロントに245サイズのタイヤを履いているのはやはり理に適っているのでしょうね。
結局考えれば考えるほど、リアを安定させ、それをさらに上回るためにフロントのグリップ力が必要ということになり、最終的にコーナリングスピードを上げるにはフロントのタイヤサイズアップが必須事項になってきてしまいます。。。
しかしEPに普通に履くことができるタイヤサイズは205まで。225を82に履かせたときは相当苦労しました。91は82に比べると余裕がある感じですが、それでも225がギリ。245を履かせるとしたら・・・フェンダーを外側にオフセットして、車高もある程度上げないと、幅だけの問題ではなく外径的に入らなそうな気がします。もしかしたらタイヤハウスを削らないといけないかも?
それになにより、タイヤ以外の消耗も激しくなってきます。以前91に乗っていたときは、ずっとラジアルもSタイヤも205サイズのタイヤで走り回ってたのですが、ちょっと215のSを履いてみたらいきなりハブがネをあげました。
末永くモータースポーツを楽しんでいくには、経済的なところも考えないといけません。
特に私はアホほど走りたい性分なので(笑)
しかし考えれば考えるほど・・・
上を見ればキリがない。
だが、下を見るのは好きじゃない(笑)
我ながら困ったもんですが、とりあえず手元のタイヤを消費したあとはフロントサイズはSタイヤ205、ラジアル225まででとどめておいて、若干不本意ながら前後のバランスをとるためにリアのタイヤサイズをちょっとずつ細めていって、気持ちのいいバランスを探していってみようかな。いや、その前にオフセットや6.5Jとか試してみるか・・・リアタイヤの限界を下げるのは最終調整だな。
ちなみに今回のはタカタサーキットでの話ですが、次ぎ走るのは岡山国際。
また少し違う悩みを抱えていますw
Posted at 2012/07/22 23:19:56 | |
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