昔から不満に思っていたのが小型三脚。
中判・一眼・ミラーレス辺りを支える通常の三脚は良いのが沢山あるんですが、コンパクトカメラ用となるとどうもイマイチやる気のないものが多いんです。
ちなみに今所有してるのは2つ。
1つは小型三脚。もう1つは極小型三脚。
小型三脚の方は手の平からはみ出しはするものの、19センチ弱とカバンにも余裕で入るサイズ。
それでいて使用時には95センチくらいまで伸ばせます。
で、伸ばすとこんな感じなります。
悪くないように思われるでしょうが、実はとんでもないんですよ、これが+_*
高さを少しでも稼ぎたかったのか何なのか知しませんが、足が少ししか開かんのです???
この狭角、あかんでしょw
これ、実際使うとすぐにそれが致命傷だという事が分かります。
とてつもなく不安定なんです。
脚の強度不足はこの手の代物だから仕方ないにしても、これだとちょっとした風で倒れるし、観光地なんかでよそ見しながら歩いてる人なんかが、極僅かでも接触しようものら即転倒します。
なお、過去に2度風で、接触で1度倒れました。
ひぇ~~~>。< と、絶叫した事は言うまでもない事w
幸いカメラの機能は無事でしたが、それなりに傷はしっかり出来ちゃいました+_*
と言う事で、風があると使えない。人の多いところでも使えない。足場の悪いところも使えない。と、けっこう厄介な代物なんです。
脚さえ開ければほぼ解決なのに、どうしてこんな物作ったのか正直意味不明。
商品作って実用テスト一度もせずに市場に流したって感じがしてなりません。
使い勝手自体は良かったんですが、高価なカメラが壊れるリスクは背負いたくないので最近ではほとんど出番も無しです。
もう1つの極小型三脚は収納時11センチと抜群の携行性!
ただし、5段の足全開にしても全高15センチくらいにしかなりませんw
それでも先の三脚とは真逆の考え方で作られており、脚の開脚度は半端なくて安定性はかなり高いんです。
伸びないんで使用場所は限定されますが、転倒のリスクはほとんど考えられないので安心です。
なもので、最近はもっぱらこちらを使っております。
先の2つの中間を行く様な商品があればベストなんですがね^^;
とまあ、不満足ながら極小型三脚を使用してるんですが、もう1つ不満に思っているところがあるんです。
それは脱着の仕方。
ま、普通に三脚用のネジをねじ込んで行くんですが、これが ま~、何とも面倒+_*
観光地なんかだと付けたり外したりが多いですから、ほんと厄介なんです。
一眼用だったりするとこれを解決する商品は大昔からありまして、クイックシューなんて呼ばれております。
ワンタッチで脱着可能ですごく便利なんです。
が、コンパクトカメラ用のタイプは存在しませんでした。
個人的にはあれば即買うのにな~と、メーカーに要望書出したりした事もあったんですが製品化には至らずでした。
が、最近ネットを泳いでるとクイックシュー(クイックアタッチメント)搭載のミニ三脚があるではありませんか!(諦めて長らく探してなかった)
いつ頃から売られ出しのか不明(10年ほど前からあったみたい?)ですが、ともかくこれはと飛びつきました。
作りの方はそれなりですが、この市場は高価格帯はなかなか売れないのでコスト重視と言う事で納得。
そしてさらに安いの(九分九厘バッタもん)を1つ買ってみましたw
構造は工場で使われるフレックスホースみたいな感じでした。
脚の部分ぶっちゃけ使いにくいです^^;
キチンと脚を1本1本調整してやらないと安定した形態にはならないので思いの他時間が掛かります。
普通に伸ばすタイプの方が遥かに楽ちんw
ただ、フレキシブルに動くので、手摺や枝に巻き付けたりとアイデア次第で使い勝手は良いです!
これはコイツにしか出来ない必殺技です。
面白けどそんな使い方は個人的にはまずしないので、こちらの性能はパスしました。
と言う事で、結局欲しいのはクイックシューの部分のみ。
で、とりあえず、クイックシューの部分を取り外しました。
これを先の極小型三脚に移植します。
極小型三脚のボール雲台も取り外して移植準備完了。
干渉するところが何箇所かあったので、カット・削りで調整し、強度不足のところは補強して完了~。
最後に埋め込んで出来上がり。
クイックシューが極めて小さいので常時付けていても邪魔にならないです。
カメラ用の小さなポーチにもスッキリ入って良い感じ^^
ついでにもう1つ改良。
それは肩掛け首掛け用ケース。
以前使ってたコンデジ用のものを流用。
サイズが合わないところは再加工。
ネジ穴位置が違っていたのでこちらも開け直し。固定金具が取れなくて、また、なかなかはめれずで難儀しました^^;
ま、何とか形にはなりました^^
おしま~い
ブログ一覧 |
工房ほたるいか | 日記
Posted at
2016/03/13 07:54:38