翌日、キツネタラ(タナカゲンゲ)をぶつ切りにして鍋にした。ダシは昨日のカニのガラだ。1日くらいなら乾燥させるか軽くあぶっておけば生臭さは出ない。余談だがエビの剥いた殻もフライパンなどで乾煎りすればダシのもとになる。中華料理の技法だ。
鍋を煮込んでいる隙を突いて日本酒を熱燗で頂く。無論ただの熱燗ではない。昨日のカニの甲羅で熱燗だ。ほのかなカニの風味が漂う酒は贅沢だ。滅多に買えない高級カニだ。とことん味わい尽くさねば勿体ない。>>>(なら甲羅もかじってみるかい(* ̄m ̄) ププッ)
余興はこの辺で終了して鍋を頂く。キツネタラの身はぷりぷりで味は淡白ながら触感は最高だ。特に腹の辺りは格別だ。ここを頂きたいためにキツネタラの鍋をしたくなるくらいだ。ただこの魚はほんとうに淡白で上品を通り越して味が分かりにくい。この辺が高級魚になれない理由だろう。後一歩なのだがこれがないばかりに下魚扱いになってしまうのだ。
この後、最後の締めとして雑炊にしたが、これが絶品であった! カニのダシに野菜やキノコのダシが溶け込みさらにキツネタラのとろみが加わる。‘トリ’を務めるには十分すぎる味わいであった。
以上ですぅ~^^ 最後までお疲れさまでしたm(_ _)m
Posted at 2009/12/28 23:05:34 | |
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