その時はヤスリで少し削って平らな部分を作り、そこを締め込めば弾かれず締め上げれます。
1つ目のミッションはこれにてクリア。これであちこち動かなくなりストレスオフです^^
では2つ目へ。お次はストーブホヤのブラック化です。
要は塗装しちゃおうって事です。
キャンプしてたとき近くの方がストーブホヤを黒くしておりまして、これはなかなかカッコいいな思いまして真似してみる事にしました。
塗装すると言っても高温にさらされる場所なので、耐熱スプレーを使っていきます。
今回は扱いやすい速乾タイプを使用。実は速乾タイプは初めて^^;
1つ問題点がありまして耐熱温度が600℃という事。
実際使用した方なら分かると思いますが、ストーブホヤのジェネレーター部って使用時は真っ赤っかになります。
これってビジュアル的に見て600℃超えてる感満々^^;
という事でジェネレーター部は、塗装しない方が賢明だと思い取り外す事にしました。
で、例のタッピングネジを緩めていきます。
次いでブラシで擦っていきます。
本来は耐熱プライマーで下地を作った方が良いのですが、使う機会がほぼないものを買うのも勿体ないので、ヤスリ仕上げで済ませる事にしました。
使い込んで耐久に問題があれば後日対応しようかと思ってます。
最後に脱脂して塗装準備完了。
一気に全部塗れそうもなかったので、まずは内側からいきます。
艶消しブラックが乾いた模様。ちなみに夏場60分冬場90分らしいです。
今回は敢えて60分で触ってみました。普通の耐熱塗料だったら確実にベタベタですがどうでしょう?
むむむ、乾いてる。全然手に付かない!これは凄い^^
1日乾燥させても乾かないものが、速乾タイプだとこうなのか!?
めちゃ使い易い。という事で早々外側も塗装^^
あっけないくらいの短時間で塗装完了。
ジェネレーターを戻します。幸いタッピングネジはまだ大丈夫そうでしたw
そして最後に焼き付けです。
速乾タイプはそのままでも大丈夫らしいのですが、それでは本来の性能は出せませんので焼いていきます。
使用状態で小一時間ほど焼いてみたんですが、いつまでも塗料の臭いが収まりませんでした。
その後最大火力にして様子を見たものの、臭いは収まりませんでした。90分焼いたところで断念。
で、最終手段。バーナーで直接炙っていきます。
バーナーの温度は軽く600度を超えているので基本お勧めしません。
焼き入れは200℃くらいですので完全にオーバーです。
上手く熱を散らしながらしないと塗装が台無しになるのでご注意を^^;
ヒートガンがあれば簡単なんですがね。そんなものは残念ながら家にはありません。
最後は無理くりでしたが何とか焼き入れ完了です。
ラスト3つ目は圧力計の取り付けです。
購入時から圧力計がオプションでもいいからあればなぁーと思っておりました。
無くても通常使用上特に問題になるような事はないんですが、あれば目で見て取れ管理が極めて簡単になるのであった方が断然良い訳です。
取り付けにあたってまず問題は何処へ付けるかです。
一番簡単且つ操作に支障をきたさない場所、やっぱり排気弁のところかなと思いここに設置する事にしました。
お次に問題になるのが、どのスケールの圧力計が必要なのかというところ。
タンク内圧力が分からなければ、圧力計が買えません。で、調べて見ました。
結果、使用時0.05Mpaくらいらしいとの事。
これで買うスケールが決まりました。最大圧力0.1Mpa。たぶんこれで大丈夫でしょう。
後は取り付けタイプ。
メーター下側に取り付けネジが付いてるものが多いですが、オムニバーナーの場合は、メーター裏側に取り付けネジが付いてるものの方が視認性が良さそう。
なので後者を選択。
何処で買っても良かったのですが、深く考えずに密林で物色。
行きついたのが、長野計器の小型圧力計 GK251610.1MP
ぶっちゃけ密林では一択、選択の余地がありませんでした。
選べなかったのが少し心残りではありましたが、要件は満たしていたので良しとしときました。
2313円で購入したんですが、送料次第ですがこれは少し高いような気がします。
次いで必要になるのが90°チーズ。簡単に言うと90°の2又分岐です。
これが無いと圧力計を付けちゃうと、排気弁が付けれなくなってしまいます。
緊急時に開放減圧出来ないのは怖すぎますからね^^;
通常使用時も加圧し過ぎた分の減圧もしたいですしね。
分岐させて片側に圧力計、片側に排気弁を取り付けていきます。
コンヨというメーカーのチーズで、こちらも密林で購入しまして715円でした。
締めて送料込み(無料)3028円。これで念願の圧力計が付くのですから悪くない、DIY万歳です^^
パーツが揃ったので、排気弁取り外して組み込んでいきます。
まずはメーターとチーズをシールテープ巻いて本体にねじ込んでいきます。
本来どうするのか知らないんですが、シールテープの巻き加減で方向調整しました。
チーズの向きと言うか排気弁の向きは、奥向きだと本体に干渉するのでNG。
手前向きは本体からはみ出すため、接触し破損の懸念があるためNG。
右向きは燃料計が少し邪魔になるため結果左向き一択でした。
残るは排気弁を取り付けて完了となるはずだったんですが・・・、ここで問題発生>。<
排気弁のネジが入りきらな~い。元の取り付け部をよく見るとどうもテーパじゃないのか?
これだとこの排気弁の構造上、密閉されず機能せずでダダ洩れになってしまいます。
これは参りました。何か対策を講じないとここまでの努力もお金も無駄になってしまいます+_*
最初に考えたのは、チーズにインナースリーブを取り付けて延長、これで排気弁まで届かせる作戦です。
機能的には問題なくいけそうで、真鍮棒をドリルで穴を開け、チーズ内径に合うように削って延長スリーブを作成してみました。
チーズはメッキが付いてるので、ヤスリで削ってハンダで固定出来るようスリスリ。
後はハンダ付けのみでほぼ完成してたんですが、ここまで来てパッキンでももしかしていけなくねぇ?と、思いそちらも作ってみる事にしました。
ただ完成したものは、想像していたものとは全く違う結果になってしまいました。
厚み実に6ミリという極厚パッキン。ま、違うやり方もあるんでしょうけど、元に戻すとなるとね^^;
3ミリ厚のゴム板のきれっぱしがあったので、これをポンチで刳り貫いていきます。
そして真中に空気穴開けて、2段重ねにし一応完成。
ただ、パッキン用の素材ではないのでどうなるか分かりませんでした。

と言う訳で組み付けてテスト。
0.05Mpaまで圧力を上げ6時間放置。漏れなし。
0.04で12時間放置放置。漏れなし。
というようなよもやの高結果になっちゃいました。
これだったらもうこのままでいいんじゃねぇ、ってな事でスリーブ方式はそのまま放置となりました^^;
無駄な努力になってしまいましたが、パッキン方式の耐久性が未知数なので、あまり持たないようでしたら、スリーブ方式復活させたいと思います。
とりあえず問題なさそうなので様子見です。
心配していたハンドルもメーターに干渉なし。
これにて何とか圧力計取り付け作業完了^^
最後にテスト計測しておきます。これしとかないと圧力計の意味をなさないのでね。
基本情報として燃料半分弱の状態で、ポンピング20回で0.06Mpaまで上昇。
まずは0.01Mpaで点火。かなり弱いイメージですがいけなくもなさそうでした。加熱不足でそのうち消えるかもしれませんけどね。
0.03Mpa、安定してきました。これくらいでも何とかいけそうな感じです。
0.06Mpa、かなり強いです。実用上これくらいまでで良さそうな感じ。
0.08Mpa、勢いがありすぎてオーバー気味。ここまでする必要性はなさそうな感じ。
とうような結果になりまして、通常使用では0.04Mpa~0.06Mpaくらいで大丈夫みたいです。
上記でメーター買うときに調べた0.05Mpaという数値は正にどんぴしゃりでした!
以上で今回の3つのカスタマイズ終了です。
工房ほたるいか オムニバーナーカスタマイズの巻 パート1~パート3 で、合計7箇所の弄り、1箇所の修理、1箇所の維持補修をおこなってきました。
これとは別に購入時に、お店と相談して4箇所のカスタム。(オリーブドラブ塗装・ストーブホヤソロ用反射板・排気弁取手皮ツマミ・燃料口皮エプロン)
こうして改めてみるとずいぶんとカスタマイズしたものです。
自己満足ではありますが、良い道具に育ってくれて、これからも使うのが増々楽しくなりそうです^^