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ほたるいかのブログ一覧

2017年12月31日 イイね!

日生諸島探索 私は歴史を見た!


昨日1日だけ時間が取れたので久しぶりに写真でもと思いお出掛け^^

向かうは日生諸島。

日生までは何度も足を運んだ事がありましたが、その先は行った事が無かったんですよね。

前日に急遽予定を組んだ為、細かいところは行ってみて出たとこ勝負w

その前に相生の24時間営業のスーパーでこいつをゲット。こらは外せないw


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それはそうとまずは朝日を狙います。


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日生近海は屈指の牡蠣の産地でしてその筏が良い味を出してます。


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照り返しが映えます。


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お次は長島へ。

橋が付いてるので車でそのまんま行けちゃいます。

この時はこの橋が出来た由縁や、ここで起こった事は知る由もありませんでした。

この島、実はハンセン病患の療養所だったところだったんです。

下調べしてる時に「国立療養所長島愛生園」という施設があり、何となくそうなのかなとは思っていたんですが、写真を撮りに行く事しか考えていなかったので詳しく探らなかったんですよね。

ところが行ってみて仰天!

島全体が施設だと言っても過言ではない世界だったんです。

元々島民が少なかった事もありハンセン病患者を隔離するには都合が良かったみたいです。

なお、島民は軍に強制的に追い出されたみたいです。

島を見れば見るほど気が引けて、正直なところあまり写真は撮りませんでした。

なのでここからは文章がメインになります。


長島に光あれ!


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こちらはかつての管理棟で今は歴史館になっております。


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患者が隔離差別されていた事は知っていましたが、自分が思っていたものはレベルが違っていました。

療養所と言えば聞こえは良いですが、直感的に思ったのはここは一生出れない終身監獄だと・・・。

この島にやってくると(連れてこられる、いや、連行か)人が上陸する場所がこちら。


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岡山から一般の人の目に付かないように列車に乗せられ、大阪からも直接船でこの桟橋に着いたらしいです。

ここは患者が上陸する専用の桟橋です。

この桟橋には案内板があり、その書き出しに驚きました。


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その名も「収容桟橋」

もはやこの桟橋を利用する人は人権すら無いのかと・・・。

感染した子を島に連れ、最後の別れを告げる悲しい場所だったようです。

今は崩れ落ち無残な有様ですが、多くの患者や家族がここを踏みそして涙を流したかと思うとほんとに心が痛かったです。


その桟橋からは本土がはっきり見えます。近くて遠い、でも、ここには見えないあまりにも大き過ぎる壁があったのです。


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収容所に連れてこられた患者は全裸にされ身体検査を受けほぼ無意味な消毒風呂に入れられ、金目の物は全て没収されました。

島には監房もあり、脱走しようとしたものをここへ閉じ込めたそうです。

小山の上には納骨堂がありました。

ここで亡くなり、差別のため遺骨の引き取りさえもされなかった事も少なく無かったとか・・・。

島のあちこちにスピーカーが配置され、ラジオが流れており最初は全くその意味が分かりませんでした。

患者さんの中には目が見えなくなってしまった方も少なくないようで、その方たちの道しるべとして設置され流されているとの事でした。


ここは今現在使われては無いかと思うのですが、こんな粗末なところに収容されていたようでもはや言葉にならんかったです。


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治療法が確立された後も、この問題に係わりたくない国や行政の事なかれ主義で、病が治っているのにも係わらず長きに渡って帰宅は許されなかったのです。

結婚も勿論自由で無く、島内(療養所内)に限られ、子作りは許されませんでした。

学校教育も悲惨で、治療を優先するのは当然だとは言え、事実上成り立たなかったようです。

更に悲惨な事に「生きて行く嘘は許される」と言う様な話も教えとしてあったようです。

要するに、ここの出身だと解る事は全て隠せと言う事です。

平成13年「昭和35年以降の隔離は必要は無かった」と隔が違憲だったと判決が出ました。

けっこう最近だった事に驚きでした。

最後に最初の橋の話に戻ります。

この橋は人間復活の橋と呼ばれております。

昭和47年に促進委員会が組織され、17年間もの活動の末昭和63年に開通したそうです。

今では誰でも自由に渡れるこの狭い水道ですが、かつては自由を取り戻すべくこの水道を泳いで逃げた方もいたそうです。

ただ、この水道はほんとに潮の流れが早く、自分だったら絶対無理だと感じました。


橋の中央部から。


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それでもなお飛び込み、ここで潮に揉まれ命を落とした方も少なくなかったらしいです。

島に入るためこの橋を渡った時、私は何も知りませんでした。

しかし帰る時、この橋の持つ大きな意味を理解しておりました。

追伸、今も暮している方がいます。悲しい事にもはや帰る場所がないとの事・・・。


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思いがけず撮影どころじゃ無くなった長島でしたが、自分にとってひじょうに貴重な体験になりました。


島の歴史と裏腹に綺麗な浜が何とも寂しげでした。


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新年を迎えようとするこの時期に好ましい内容ではなかったかもしれませんが、書かずにはいられませんでした。ご容赦くださいませm--m

長島を後に邑久の港へ。

今更ですが牡蠣の養殖が盛んなところ。


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黙って素通りするのも勿体ないというもの。

この辺は土地勘がないので行き当たりばったりで加工場みたいなところに突撃してみました!

「安枝一徳」? 店の名前か? ともかく小売してもらえるのか聞いてみる。


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すると、一応OKとの事、で、むき身500グラムをお願いしました。

お値段はビックリの1000円と良心的^^ 実のところいくら請求されるかビビってましたw

これならと思い殻付きも聞いてみたんですが、最低量が多過ぎて断念^^;クイキレナイw

ともかく良い買い物が出来て大満足でした♪

ちょうど船が帰って来て水揚げしてるところでして、許可得て少し撮らせて貰いました^^


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ここから一気に日生方面に戻りまして、「夕立受山」へ。

ここからの眺望が素晴らしいとの事で向かった次第。


眼前に広がる景色圧巻でした。


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この銀波どうですか! 自分で撮っといて感動!オイ^^;


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場所や天候にも寄るんでしょうが、これだけ綺麗な波紋なかなか見れないですよ。潮の道もくっきりと^^(画面上部)


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全景はこちら


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空も清々しく冬の青空も満更ではないかと思いました。


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日生まで戻りまして港の真上にありますみなとの見える丘公園へ。

日生には何度も来てるのに実はココはお初^^;

登ってみてびっくり!めちゃ眺望良い。それがこちら!


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お次は先の写真に写ってた橋を渡って鹿久居島へ。

そしてさらに橋を渡ってその先の頭島へ。


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目的地はJA頭島支所。


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ここの牡蠣一度食べてみたかったんですよね~。

殻付1盛り1000円でした。後で確認したら16個もありました。これで1000円はお値打ち!

鹿久居島へ戻りまして日生方面を撮影。なかなか情緒ある風景です。


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これは鹿久居島に渡る橋の上からです。


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ここも筏がいっぱいでした。

橋の中ほどに退避所が有りまして、本来は緊急用なのかもしれませんが何キロもある橋ではないので、表向きはともかく事実上観光用?かなと勝手に解釈しました。違ってたらごめんなさいです。

これにて今回の撮影旅行終了です。

帰還後、蒸し牡蠣にして頂きました。



頭島の牡蠣、初でしたが良いお味でした^^

思ってたより淡白で癖が無くて万人受けするタイプでした。

邑久のはバターソテーにしてみました。



頭島のと素性はよく似てましたが味は少し濃かったです。

この海域全般に言える事ですが、今年はこれまでまで少し小さいなと思っていたのですが、ここに来てそれなりの大きさになって来ております。

よって、牡蠣オフのときには大きさ的には心配なさそうです^^

味の方はたぶん昨年より少しあっさりした感じになるんじゃないかと思います。

以上、今年最後のブログでした。

撮影が歴史探究になり、グルメも捨てられずで何だかぐだぐだになっちゃいましたが、最後の最後にに良き勉強が出来たと思っております。

これを教訓に、来年は過去を忘れずそれを踏まえ未来を考え、より良き年になるよう頑張ってみようかと思います。

皆様にとりましても幸多き年になりますようお祈りしております。

Posted at 2017/12/31 19:41:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 撮影 | 日記

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何シテル?   10/01 12:34
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