この時期会社などなど忘年会が行われますが、我が家でも「お互いこの1年ご苦労様でした」という名目でw忘年会をする事に^^ゴホウビゴホウビw
で、鰤を食べに行こう!と言う事に。
そして街中に繰り出すかと思いきや、否!
目指せ日本海~ww
しかし今年は富山金沢方面は観光客でごった返していて魚介類が高騰><
北陸新幹線開業で関東からもわんさかお客さんが来てるとか。
さらに、海水温が高い事も影響してカニを中心に漁獲量減+_*
と言う事で、鬼門となってしまいました。
ならばと、鰤の漁獲が多い丹後伊根方面へと標的を変えたんです!
が、がぁ~・・・、皆考える事は同じなのか伊根方面の目ぼしいお店は何と!ことごとく満席~+_*
メインはアウト。サブもアウト。
テンション下がっちゃったんですが、「我が家の忘年会」壊したくない^^;
どうしたものかと困惑するもめげずに捜索!
その範囲、自分でも今なら笑えます。米子から越前~ww
こんな広範囲で索敵したのはマジ初めて^^;
途方も無い時間を費やしちゃいました。
そんでもって最終的に行き着いたのが福井。
福井の鰤って何度か口にしてるんですがぶっちゃけ見た目悪いんです。食欲ソソラナイ。
大きな鰤でも鮮やかな色目のはあんまりないんです。
氷見(富山湾及びそれ以北)のとかと比べると締まりもイマイチ。
が、今回は先の事情で、とある店に賭けてみるしかなかったんです。
さてはて、どうなるやら期待しつつも不安もたっぷり・・・。
鰤は鰤として、せっかく福井まで繰り出すのだから鰤だけってのも能がない。
と言う事で、観光も兼ねる事に^^
観光と言っても、ほたの観光は口に入れれるもんが主体ですけどねw
福井と言っても広いのですが今回訪れることになった街は「敦賀」
ここ数年、旨いウニ丼や海鮮丼がコスパ良く食べれる「御食事処きよう」という事で勝手に訪れる頻度が高くなっている町。
敦賀駅から気比神宮に至る商店街をまずは散策。
早朝だったのでまだ店はほとんど開いてななかったんですが、この通りにはモニュメントがわんさかあるんです^^
そのモニュメントとはアニメの「999」と「ヤマト」
松本零士さんとは直接的には何の関係もない街なんですが、ここ敦賀はかつての交通の要所。
今では信じがたいですが、東京>>>パリが鉄道(一部船)で1枚の切符(冊子状だったらしい)で行けたとの事。
飛行機全盛ではなかった当時、船より圧倒的に早く利用者も少なくなかったらしいです。
そんな過去もあってモニュメントが建てられたらしいです。
一部ですが写真を。
車掌さん
メーテル
鉄郎 赤いボタン押すと音楽が流れます♪
バス停も^^
古代と雪
アナライザー
佐渡先生
由来はこんな感じ。
モニュメント巡りの次は「気比神宮」へ。
敦賀に何度も来ておきながら行っておりませんでした^^;ヤットコサ
お参り済ましましていよいよほたるいかワールド突入ですw
まずは軌道内に無断侵入~!!!オーイ><
安心してください。廃線になってますから^^;
レールだけが残っている世界ってもの凄く味がありますです。
実はココは目的地でも何でも無いんですが、あまりに良い雰囲気だったんで嵌ってしまいました^^
かつて「湧水踏切」があったところを渡ると怪しげなトンネルが。
そのトンネルをくぐると「泉のおしょうず」に到着です。
600年前からこんこんと湧き続けているらしいです。
まったりした感じの美味しい水でした^^
お次は「赤レンガ倉庫」へ。
こういうのは港町らしさが出て良いですよね。
中はレストランや鉄道模型のジオラマなんかがあるですがどっちもパス!?
お目当てはこちらw
ティラミスとクリームチーズを頂いたんですが(帰還後)クリームチーズ旨かったです~^^
さてさて、いよいよ本命へ!
鰤しゃぶ求めてやってきたのは「魚処 定吉」さん。
漁港の食堂みたいなところと聞いていたんで、こんな景色を
拝みながら食事出来るとは想定外。
これは嬉しい誤算でした^^
訳も分からず鰤しゃぶをお願いしてたんですが、こちらのお店今まで食してきた鰤しゃぶとは根本的に違っておりました。
皿に盛られているのはとんでもなく分厚く切られた鰤(一般的な刺身よりまだ分厚い)(色目もイマイチ)と水菜のみ。
他には何~にもありません。
何ともシンプルな・・・。手抜き?やる気ないの??ともかくチンプンカンプン???
そして‘よぎる不安感‘・・・。ドヨヨォ~~ン・・・
敦賀まで進出して大ハズレなんてオチで終わるかと真剣思いました。
前途真っ暗けっけ~・・・。トホホ
しゃぶしゃぶと言うと普通は薄切り、こんな恐ろしく分厚い切り身でいったいどうしろと?と思っていたら、突然レクチャー開始
!?
まずは背の方のを刺身で、次に腹の方を刺身で食べてみてください。との事。
あっさりした方から濃い方へ。ま、当たり前と言えば当たり前か。
ともかく背の方をパクリ。
素性はかなり良いけどビックリするような味ではありませんでして、まあまあこんなもんかなと。
次に腹の方を。お、
これは旨い^。^ コレコレ!この味!!
見た目は良くないですが味の方はすこぶるマトモ^^ムシロ イイカモ!
そしていよいよ鍋の方に掛かる事になったんですが、そこでまたまたレクチャー始動。
薬味はほんの少しだけ。最初から入れすぎるとポン酢が台無しになります、と。
鍋云々言う前に、まずはポン酢からみたいです^^;
そしてポン酢が薄くなってきたら薬味を追加投入して、薄くなった分を補うとの事。
ポン酢と薬味の正しい関係を伝授して頂きました。
最初は何かやる気のない店だなぁ~、なんて思っていたんですがそうでもなさそう???
そんでもって、やっとしゃぶしゃぶに掛かる事になったんですが、まずは水菜を1回分だけ鍋に投入してくださいとの事。
そして鰤を鍋に入れ4,5回しゃ~ぶしゃ~ぶしてください、と。
極厚なのにこんな程度でいいのか?と真剣思い、店の人に目線をやるも微動だにせず!
な、何なんだ!?この自信は?
何だか分からんままに、前例のない食べ方にほたるいかの小さな脳みそはショートして大混乱~ww
先に投入した水菜を乗せて(巻いて)食べてください、と。
あ、ここで苦情! 分厚すぎて巻けんがなぁ~w
で、乗せて口に運びました^^;
む、むむむ!!?
れ、連邦軍のモビルスーツは化物か、か、火力が、ち、違いすぎる!!!
あまりの攻撃力に繊維消失~。
激(゚д゚)ウマー!!!
水菜をわざわざ1回分だけ入れるのはシャキシャキ感を維持するのが目的だったのか!ナルホド
言われてみれば家では一気に全部入れていつもへにゃへにゃじゃぁ~w ハンセイ^^;
クソォー!、やりおるではないか!
鰤を豪快に厚切りにしているのも、薄切りで旨みの多くが鍋に溶け出してしまうのを防ぎ、そんでもって口の中が鰤いっぱいになって満足感を高めるのが狙いかぁー!!
ここまでやるとは!何と言う店だー>。< 完敗ではないか!w
福井近辺や山陰方面であがる鰤は富山湾方面であがる鰤とは雰囲気が違い、あっさり目なので鰤しゃぶにはあまり向いていないのではと薄々思っていたんですが、この食べ方には完全脱帽。欠点が全部吹き飛ぶどころか有り余る勢い!!
刺身狙いなら富山湾方面の方が良いかと思いますが、鍋ならこちらの方が上行ってるかと思います。
一見シンプルな鍋ですがほんとよく考えられておりまして、地の鰤を如何に美味く食べるか、魚の特徴をことごとく知り尽くした鍋だとここに至りやっと悟りました。
これだけの店ならばと思いもう1品頼む事に。すると良いハタがあると。
聞けばきちんと神経抜き(締め方の一種)までしてるとの事。
で、刺身を注文。見た感じは悪くない。
醤油もキチント別に用意してくれました。鰤の脂が付いちゃうと良くないからと。
食べてみて仰天!! 適度に締りがあるのにも関わらず味も濃い! 噛めば噛むほど甘味が出てくるって感じ。
ハタ科の刺身は何度も食べた事がありますが、こいつは別次元の美味さでした^。^
ちょいと値段は張りましたが^^;これなら納得です!!
今回たまたま急遽このお店になったんですが、とんでもないお店でした!
ここは是非是非また再訪したいです^^
何か狐につままれたかのような気分のまま通りを挟んで目の前にある「高城酒店」へ。
初めて訪れる酒屋さんでして、お店の方も観光客だなと察知。
が、このお店のお酒、一部ですが実は知ってるんですぅ~^^チョウサズミ!
フフフッ(ー。ー)以前に直接蔵におもむいて買い付けた時ちょいと情報仕入れといたんです^^
何の迷いもなく仕入れ直後のをかっぱらって来ました^^
とんでもなく旨い酒って事もないんですがこの辺りでは勝手にお気に入り~。
お次は「気比の松原」でも散策して食後の運動でも、と思っていたんですがあまりに寒いので中止^^;
松原をスルーして「日本海さかな街」へ。
晩ご飯のネタでも調達しようとやってきたんですが、高い!とにかく高い! お恐ろしく高い!?
何度も訪れているところですがこんなに高いのは初めて。ここまで高騰してるは・・・。
一応一通り見て廻ってはみたものの値段は何処も似たよた。
流石にこれでは買えない+_* まさかの手ブラで店から出てきました。
晩御飯を地の魚でと妄想してたので
ガックリ_| ̄|○
どうしたものかととりあえずすぐ横にある「生協ハーツつるが店」へ行ってみました。
すると、
あるじゃ~ん^。^
地元産のが普通の値段で売ってる♪
だとすると・・・。「日本海さかな街」年末だし吹っかけてるのかもしれませんです。
ともかくこれで一安心。
地元の野菜などもあるし返ってこっちで良かった。結果オーライでした~。
どんより気分も解消してお次は「ささえたまご農園」へ。
こちら卵は無論ですが、スイーツも豊富で鶏肉(冷凍)も売ってます。(基本要予約)(スイーツは市内のスーパーでも扱ってるところがあります)
鳥は1匹丸のまま1000円とお買い得^^
無事買い物済ましてすぐ横の鶏舎で鶏さんに餌あげてみました^^
これくらい広々とした環境で育てられてる鶏さんだとほんと安心です。
さて何だかんだでいよいよラスト。
最後は湯に浸かって冷えた体を温めて帰還です。
向かいましたのは「敦賀温泉」
温泉と言っても温泉法等で言うところの温泉ではなく銭湯です。
この辺りの温泉は循環のところばっかりで良い温泉はないんでこちらにした次第。
でも、銭湯だったら同じでしょ?と思われたかと思いますが否。
こちら何と掛け流しなんです^^
実は地下水を汲み上げそして掛け流しにしてるんです。
温泉法や鉱泉分析法指針で言われるような有効成分は期待出来ませんが、万人受けする優しいお湯なんです^^
天然水で風呂沸かして掛け流し。ある意味贅沢だったりします。
最近は掘削技術が進歩しているにも関わらず温泉法が追いつかずで、含まれる成分に関係なく25度以上なら温泉と名乗れたりで、中身の乏しい温泉も増えております。(1000mも掘れば溜まってる地下水でもほぼ25度は超えてきます)
ちなみに温泉法による温泉とは地中から湧出する水、水蒸気、ガスで、温度が25度以上あるものとなってます。
無論それ意外でも18種の決められた成分のどれかが規定値以上であるか、総量が規定以上なら温泉ですが、先の25度以上あればOKなんだと実際風呂に入る段階では地下水沸かしたのと何が違うんでしょうかねw
結局、場合によっては温泉か地下水かなんて定義はあんまり意味なかったりします。
人間が勝手に線引きしただけって事になるのかもです。
脱線ついでに以下のお話もどうぞ。
温泉法では、25度以上あれば含まれる成分に関係なく温泉だとなっている。
しかし、この温度で実際入浴するとかなり冷たい。なにが根拠でこの温度なのか疑問だ。
人が熱くも冷たくも感じない不感温度は、34度前後だとされている。
温熱・保温効果的にも医学的治療効果が期待されて、より意味のある温泉といえるのではないだろうか。
また、成分的にも、含まれる成分に関係なく温泉(25度以上)。というのも、いまひとつ納得がいかない。
含有成分が乏しく、さらに25度をかろうじてクリアーする程度の温泉が、療養泉のお墨付きをもらえるのである。
極端な話かもしれないが、これならば、家庭のお風呂を40度ほどに沸かし、入浴剤でも入れていた方が、よほど効果がありそうだ。
くどいようだが温度の根拠がよく解らない。また、これが(25度という低いハードル)温泉採掘熱を煽った。
大事な含有成分や医学的治療効果の有無はそっちのけで、中身の乏しい法律上だけの温泉が、現在、全国に蔓延している。
昔纏めた記事の一部でした。https://minkara.carview.co.jp/userid/359377/blog/17816143/ より。
話を戻しまして、こちらレトロ感漂うセンター番台式の銭湯でロッカーには鍵がないってスタイル。
鍵はかつてはあったようなんですが壊れたままなのか撤去したか?
ともかく昔ながらの貴重品は番台に預けるシステムでした。
そのためか京都風に脱衣カゴを利用してる方も多かったです。
銭湯もところ変わればルールが違って面白いです。
浴槽は3つでシンプルな作り。こちらも昔のまんまって感じでした。
湯の方は刺々しくなくさっぱりした感じでなかなか好感が持てました^^
注意書きがテルマエロマエになってたw
帰還後「生協ハーツつるが店」で買った地のメギス(ニギス)をさっと塩して焼いてみました。
これが何ともうまうま^^ もっと買っとけばよかったと後悔^^;
メインも「生協ハーツつるが店」で買った地のハギで鍋~。スープは北陸で愛されている「まつやのとり野菜みそ」
この組み合わせなかなかええ感じ^^
お次は北陸の「ざぶとん揚げ」これも「生協ハーツつるが店」で買ったんですが、普通に置いてるところがさすがは地元^^
表面をカリッと焼いて大根おろしにネギ混ぜてポン酢掛ければさぶとんステーキの出来上がり^^
あんまり旨いとは思わなかったけどこういうのも有り!
〆は先の鍋で雑炊。卵は「ささえたまご農園」のを使用。
卵割ったときはちょっと色目の薄い黄身の卵だなぁとしか思ってなかったんですが、鍋に入れて
びっくり!
なんちゅう色じゃ!超綺麗。こんなの初めてでした。
食後のデザートは「ささえたまご農園」のチーズケーキ。
値段の割に小さくてびっくりでしたが、食ってみて仰天!
猛烈に濃厚。でも、重々しい訳でもなく良いお味でした^^
翌朝、これまた「生協ハーツつるが店」で買った福井名物ソースカツ。
ソースが鬼のようにどっぷり掛かっていて、関西系のソースならこれだけ掛けると辛くて食えない事必死^^;
でも、ご安心を、こちらのは甘辛なんで大丈夫。
これを勝手にアレンジしてキャベツと共にパンに挟んで食ってみました。
まいう~。 想定以上に良かったです^^
結果要分からん忘年会になってしまいましたが上手く行ったので善としときます~。