最初に断っておきますが滅茶苦茶長文です。山登りに興味の無い方は退屈だと思いますのでご注意を^^;
今年になってテン泊登山を復活させたんですが、20代の時のように力任せでは登れなくなっておりました。
当たり前かw
ともかく工夫しないといけないなと思い立ち、試行錯誤のテン泊登山を3度敢行。
お陰で見えてきたものがいろいろありました。
沢山あるんで順に紹介していきますです。
(1)まずは水から。水は無くてはならないアイテムなんですが、山小屋等で調達可能ならお金出してでも積極的に利用すべきだと痛感しました。
水はやっぱり単純に重いです。
下から全部上げてくるのは大変ですから最小限に出来れば総重量がかなり押さえれます。
山小屋までの工程に必要な水さえ持っていれば後は現地調達。これに限りますです。無論保険分の予備水は必須でしょうけどね。
(2)ついでなんで飲み物のお話も。
登山中水分補給は欠かせませんが、当然ながら水だけではダメですよね。
汗と共に失われた塩分やミネラルも補充する必要があります。
そこで真っ先に登場するのがスポーツドリンク。
これでOKだと思い込んでる方も少なくないと思いますがそう単純でもないんです。
当たり前の事なんですが、スポーツドリンクは一定の濃度で作られているので、実は臨機応変に対応が効くかと言うと効く訳がないんです。
軽い運動ならスポーツドリンクより薄い濃度の物が適してるかもしれませんし、過酷な状況ではスポーツドリンクの濃度では足りない時もありえます。飲む量にもよりますけど。
これらを上手くコントロールするには、実際のルートや季節天候体調、食事の内容なんかをキチンと把握しておく必要があります。
さらに言うと、当日の予期せぬ事態にも対応する必要もあります。
こうなるとどうでしょう。ぶっちゃけ、ある程度は推測出来ても最終的にはどうなるかなんて実は誰にも分からないですよね。
と言う事で、最後は現場判断での対応に迫られる事になります。
具体的にどうすればよいかと言うと、スポーツドリンクはやや薄めておいて、塩飴や岩塩なんかでコントールします。
こうすれば最後にどうなったて対応出来ちゃいますです^^
塩飴・岩塩、何て事ないモノですが、意外と凄いアイテムだったりします。
特に岩塩は必要量のみ摂取出来ますし、夏山でもベトベトしないので個人的にはこっちが好き。
ちょっとヤバそうな写真ですが^^;岩塩ねw
(3)お次は飲み物の種類。
先に出てきたスポーツドリンク、ただの水、お茶、などなど。
この中で気を付けて頂きたいのがお茶。
スポーツドリンクは飲むのに適してるし、ただの水は調理や怪我したときの消毒等幅広く使えるんですが、お茶は実は曲者。
紅茶や緑茶はコーヒーと同様にけっこうカフェインを含んでいます。
カフェインってアルコール同様利尿作用がありますよね。
となると、登山中の緑茶は実は良くないって事に。
せっかくの水分補給が・・・なんて事態に知らずとなっているんです。
でも、ご安心くださいませ。
カフェインを含まないお茶も存在します。
一番身近な物では麦茶です。
カフェインは0。ミネラルも少しはありますし、体を冷却する機能もあります。
登山で飲むお茶ならこれに限ります^^
冷却する機能で思い出しましたが、カキ氷等の氷菓子は即効性の冷却力があるそうです。
そしてアイスクリームは即効性は落ちるものの持続的な冷却力があるそうです。
登山口に売店があるようなところだったら買っといて、最初の休憩場所で食べて冷却するなんて手もありますです。
そもそも体温上昇を防げば汗の量を減らせますのでね。
他の飲み物も当然同様で、冷やしたり凍らせたりすれば効果ありです。
(4)少し話は変わりますが、登山泊で朝飲みたい飲み物と言えばやっぱりコーヒー。
ですが、これも当然カフェインを含んでいます。
なんもんで厳密に言えば、実際は登山にはあんまり良くは無いんです。
とは言っても山でコーヒー飲みたいですよね^^
そんなときでも便利なのもあるんです。まんまですが、ノンカフェインコーヒー。
インスタントコーヒーの中にはノンカフェインの物もあるんです。
その中でも高級インスタントと呼ばれる部類の物はけっこう味もイケてるんです^^ホントニ!
しっかりドリップしたコーヒーと比べるとそりゃまぁ正直なところ引けは取ります。
しかし、思いのほか遜色がないレベルでもありまして、今回初めて飲んでみたんですがビックリ仰天でした。
黙っていればインスタントだと気付かれないくらいです^^
あと、インスタントの良いところは、飲み終わった後の処理が必要ない事。
ドリップだと水分を含んだ出がらしを当然持ち歩かないといけないですし、万一の事を考慮して防水の袋に二重に入れたりしないといけませんが、これらから解放される利点もありますです。
とは言っても、しっかりドリップしたコーヒーが飲みたいときもありますよね^^;
こんなときに便利なのが超軽量ドリッパー。
受けはカップ、支えは箸と付随品の携行も必要ありません。(真ん中)
市販の一杯分を小分けにしたものでも問題ないんですが、先のはペーパーフィルターじゃないので脂分等を濾過しないので味の方は格段に良くなりますです。
味に拘わるか軽量化を徹底するか悩むところですよね^^;
後は個々のスタイルに合わせばよいかと思います。
(5)飲み物関係という事で、最後にテン泊でのお楽しみお酒をいきましょう。
お酒って当たり前ですが液体ですから重いですよね。
最軽量にするには水分が少ないほど軽いと言う事になります。
そこで発見したのが究極の軽量酒こと粉末酒!
こんなのがあるんですよ今時は。
これだと思い飛び付いたんですが、なかなかどうして・・・。
残念ながら今のところ酒税法がなんちゃらかんちゃら言って小売してくれません+_*
今後法改正が行われる事に期待するしかありません+_*
ならばと考えるのが度数の高いお酒。
世の中には90度を超えるようなものもあります。
ただココまで来るとたぶん味あんまりないかとも思いますけどね^^;
飲んだ事ないので分かりませんけど。
あんまり美味しくないお酒を無理して飲むのもどうかと思うので、現実的にはラムやジン、ウォッカに焼酎などが良いのではないかと思います。
濃ければ山小屋等で調達した水で割ってやればいいですしね。
あと、根本的に最近の山小屋は缶ビールくらいは当たり前のように置いているので、山値段にはなりますが現地買うと最軽量~w
なお、充実してる山小屋では日本酒・チュウハイ・ワイン等取り揃えてるところもあるので、事前に聞いてみておいてそれらを利用するのも手です。
そうそう最後にもう1つ。
山って当然標高が高いので必然と空気中の酸素量が減ります。
そうすると体に取り込む酸素量も減りますのでその影響で酒の回りが早くなっちゃいます。
普段の勢いで飲んじゃうと大変な事になってしまうのでお気を付けください^^;
二日酔いとかなったら山歩けませんのでねw
人によって違うので一概には言えませんが、個人的には多くても普段の8割が限界です。
水分関係だけでずいぶん長い記事になってしまいました^^;
(6)お次は食事関係。
山飯はドライ系の物を中心にすれば軽量化を図れる事は今や常識。無論必要な水は水場や山小屋調達前提ですけどね。
パンやおにぎりも山飯では定番ですが、あまり多く持つと水分を大量に含んでるんで当然重たくなります。
うまくミックスさせてあげるとレパートリーも増えて食事も楽しくなりますです。
全部ドライフーズ系だとぶっちゃけ飽きてきますw
テン泊装備での行動は当たり前ながらかなり体力等を消耗させますので、その消耗した分を回復させるのも食事の重要なところです。
ただ、山飯ってどうしても炭水化物が多くなりがち。
無論炭水化物はエネルギーのみなもとなんで必要不可欠なんですけど、バランスが悪い食事はやっぱり困りもの。
山では必要なものが補給しきれてないのが現実だったりします。
そんなとき頼りになるのが、マルチビタミンやカルシウムなんかの錠剤。
純粋な食事ではないんですけど、栄養補助食品って感じですかね。
これらの錠剤は必要な物だけをチョイス出来るし、なんてったって超軽いです。
これで不足している栄養を補充して健康管理出来るなら言う事なしです。
他にもアミノサプリだのカロリーメイトだのドライフルーツだのはちみつだの、いろいろあるんで適当に組み合わせてみると良いかと思います。
せっかくの山を楽しく過ごすために案外力強いアイテムです^^
(7)山飯はどうしてもコストが高く付きがちですよね。
専門店で買い揃えちゃうとどうしてもそうなっちゃいますです。
しかしよく観察したら、普段よく利用しているスーパーやコンビニ・百均にドラッグストなんかでも、山飯に利用できる物がほんと沢山あります。
これらは量産されてる商品なのでコスパが凄く良いです^^ 使わない手はありません。
定番どころではサラミ・チーズ・乾燥ワカメ(みそ汁などのスープに入れるだけミネラル取れる)などなど。
お菓子系もいろいろ使えまして、コーテングしてあるチョコレート、ナッツ類、じゃがりこなどのイモ系(湯で溶かしてポテサラなんて有名どころ)、バナナチップス(カリウム豊富)、カンパンなどなど。
山目線でスーパー周ってみると、これも使えるかも!ってのも見付かって山飯が更に楽しくなりますです^^
最後におつまみ系のお話。
激辛系や塩漬け系は旨いんですが、のど乾いて水分の消費が増えちゃいますのでほどほどにw
あと、フライ系も胃や腸に負担が大きいのでほどほどにしておきましょう。
飲み物、食い物、やっと終了~^^;
(8)次は関連の調理道具系をいきましょう。
専門店に行くと調理道具の大半は金属製ですよね。
軽量もなんですが、耐久性が無いのは困るのでそうなるのでしょうかね。
最近は重量面ではやや難がありますが、極めてコンパクトになるシリコン製の鍋なんかもありましてこちらパッキングが楽そうです。
物によっては樹脂やプラスチックも十分対応可能な物も沢山ありますです。
なんでもかんでも金属製に拘る必要はぶっちゃけ不要かと^^;
例えばカトラリー系。
専門店に行けば箸もコンパクトになるタイプもあります。
こちらはチタン製のスプーン。
しかし、ここまでする必要性はと言うと・・・、あんまりないw
どちらかと言うと、持つ喜び系ですかね^^ それはそれでまぁ良いんですがね。
極論、100均の箸とスプーンでも何ら問題ないです!
それなりに耐久性あるしなんってたって安いです!
山用品は高価な物が多いですからお安く済むならそれに越した事はないです。
折れにくい竹の割りばし。こんなに軽い!
コンパクト箸、けっこう重いです^^;
100均スプーン。これも軽い!
チタン製スプーンも健闘してるけど値段が重いですw その差約12倍~。
カトラリーの話がでたのでついでですが、はっきり言ってナイフとフォークは無くてもいいです。
こんなセットは無駄です↓ 2セットもあったりするけど^^;
ってか、ほぼ使いません。箸とスプーンで事足ります。
余計な物は1つでも持って行かないのが基本。
1つ1つは僅かな重量でも何十種類ものアイテムになると総重量は馬鹿になりませんのでね。
軽量化はトータルで考えるの重要。
軽量化が進む最近はチタン製品がほんと増えました。
ただチタン製品は万能ではないのでご注意を。
マグカップ等は軽いし強度あるし、金属臭も皆無で良いんですが、現在主力で使っているチタンフライパンはいただけません+_*
軽くて強度があって良いじゃん~、って思って買ったんですが・・・焦げまくり^^;
熱伝導率があまり良くなくその上山用バーナーは一点集中のが多いですからそうなっちゃいます。
はっきり言って現地での完全なるメンテは不可能です。帰還後ゴシゴシ必至w
耐久性にはやや難がありますが、フライパンはアルミに限りますです。
(9)調味料は最小限に。
ついつい醤油だのコショーだの持って行ってしまいますが毎回余るんですよね。下手すると全く使っていない^^;
こんな経験された事ある方けっこう多いんじゃないかと。
いい加減経験から学べよと自らの学習能力の無さに頭を抱えているのですが、無いと不安でついついザックにイン~w
しかしそろそろちゃんとしないと行けないと思いまして調味料は1ケースのみとする事にしました。
1つだけなら軽量で場所も取りませんしね。
現在使用してるのがMSRのケース。
僅か10グラムほどです。1つで2種類入れれます。
一応ソルト・ペッパー用みたいですが、醤油入れてもこぼれませんでした。ま、何かあった時は責任取れませんけど^^;
コショーと醤油を入れて、塩は携行の岩塩を併用。これで全て網羅です。
(10)食事の際必要なアイテムにお尻に敷くマットがありますよね。
岩の上にダイレクトも悪くは無いですが適当なのが見付からない事もよくある話。
それに濡れていたりすると座れない時もあるので必須アイテムかとも思います。
スポンジみたいのが入って折り畳めるタイプ。
エアーで膨らますタイプ。
専門店にいくとこんなのが目に付くんですが、スポンジタイプは座り心地は良いんですが防水性が無いのがほとんど。
エアーの物は濡れはしないんですが、フィールド上にダイレクトになるのでパンクの恐れがあります。
そこで登場するのが100均マット。
クッション性は少し難がありますが、なんてったってめちゃ軽い!そして無論安い^^
ハカリに乗せて見ました。それなりにありますです。
あはは^^ 比べもんになりません。軽過ぎ!
濡れても平気だしパンクの心配もなし。ある意味最強です。
それにしても100均はアイデア次第でお宝の宝庫です^^
(11)食事の最中やっかいなのが群がる虫どもですよね。
アブやブヨなど噛まれるとやっかいな虫は、うっとおいしい事に追い払っても追い払ってもやってきます+_*
これでは楽しい食事タイムも落ち着けやしません。
出来るだけ肌を露出しない服装になる事が基本なんですが、それだけで防ぎきれるものでもありませんです。
で、こで頼りなるのが虫避け!
国内の市販の物でも一定の効果はありますが、実際のところ威力はイマイチ。
ならばもっと強力なのをと探すとありました。
アメリカ陸軍も使ってるなんて代物もありまして、世界中を旅するバックパッカ―も愛用してるとか。
思わずこれだよこれ、と思ったのですが、思いの外高価格でした+_*
軍隊仕様でおまけに海外物と言う事でいた仕方ないのかもしれません。
しかし、更に調べるともっと安くてそこそこ効果のある虫避けもあったんです。
それはハッカ油。
ハッカ油をベースに手作りしてやる必要があるんですが、誰でも出来る程度の事でした。
一般的にはハッカ油・エタノール・精製水で作る事になってます。
しかし、実際に作って使ってみて分かったんですが、エタノールは入れなくても使えます。
エタノールも無水のものになればかなり高くて、ハッカ油より高いなんて有様です。(安価な消毒用エタノールでも問題なし)
結果、高価になってしまいかねません。
そもそもエタノールはハッカ油と精製水の媒介役で、成分的には無くても何ら問題ありません。
スプレーボトルに入れて使う事になるんですが、溶けてなくても使う寸前に数回ボトルを振ってスプレーすれば、ハッカ油と精製水はその時だけですが混ざりますので使う上で特段問題ありません。
材料は少ない方が安く済みますのでお薦めです。
ハッカ油を薄める精製水ですが、こちらはそんなに高いものではないです。
水道水でも出来ない事はないみたいなんですが、塩素が反応して効果が薄れちゃうらしいです。
入れる容器ですが、ポリスチレンだけは避けてください。ハッカ油が溶かしてしまうらしいです。
ポリプロピレンやポリエチレンなら大丈夫です。あと、耐油性のあるものや耐アルコール性の物も大丈夫です。
お店の規模によりますが、いずれも100均で手に入りますです。
あと問題になるのがハッカ油の濃度です。
実はこれが極めて重要でして、薄いと効果ないですし濃過ぎると刺激が強過ぎて肌に支障をきたす可能性もあります。
人によって肌の強い人弱い人がいるので一概には言い切れませんが、私の場合は一般で言われているほどの事はありませんでした。
ネットを徘徊して作り方をあちこち調べてみたんですが濃度の差は何と20倍もありました!?
こんなに差があるとぶっちゃけ意味不明です。
山で使うのに適した濃度はいったいどれくらいなのか?
実際フィールド上で使用もして調べた結果答えが出ました。
けっこう濃くしないとアブやブヨには効果ありませんです。
作り方(濃度)に関して書き手によってバラバラで正直分かりにくかったので、ここでは誰にでも分かるようきちんと記載してみます。
ハッカ油は大阪のケンエー製薬のものを使用。一番手に入れやすいハッカ油だと思います。
こちら滴下式になっておりまして、1滴はだいたい0.05mlです。
これを書いてないところが多くて、単に○○滴入れてくださいとかなってるところが多いんですよね。
これだけだと、作ったハッカ油虫避けの濃度が分かんないんですよね。
これでは当然困ると言う訳です。失礼ながらそういう書き方してるところはちょいと不親切かもです。
1滴はだいたい0.05mlだと分かっていれば後は簡単な計算で濃度の算出が可能です。
100滴入れれば5mlだとかね。
最後に容器の容量ですが、私は50mlのボトルを使っております。
少な過ぎると困りますし、多過ぎると無駄な荷物になるだけですのでね。
スプレーの性能である程度違いは生じるでしょうが、これで大体300プッシュ出来ます。
この虫避けは濃度にもよるのでしょうが、1時間くらいしか効果が続きません。これも重要!
よって、具体的に書き出すと以下の様な感じです。ご参考に。
1回の使用で全身くまなく30プッシュ使用を前提とします。
1日目のお昼休憩で1時間1回使用。
1日目テント場で設営~宴会終了まで5時間5回使用。
2日目朝食時と撤収時で2時間2回使用。
2日目お昼休憩で1時間1回使用。
1泊登山で合計9回使用、1回分は予備。
これでほぼ問題ありませんでした。
で、気になる濃度なんですが、私の場合10パーセントの濃度の物を作って使用しました。
ネット上で書かれてる物の中ではかなり濃い部類に入ります。
先に20倍もの差があると記載しましたが、一番薄い物で1パーセント、一番濃い物で20パーセントでした。(私が調べた範囲では)
はっきり言って1パーセント程度の物は山では使い物になりません。
5パーセントは欲しいところです。
これ以上の濃度は肌の敏感な人には向かないかもしれませんので、予め家でテストして問題ないか確かめてからお使いください。
なお、10パーセントでも万全ではありません。これでも寄って来るヤツは寄ってきます。残念ながら。
ただ格段に寄ってくるヤツは少なくなりましたので効果はバッチリです。
余談ですが、10パーセントにもなると目に入ったりすると大事になるので、顔への直接スプレーだけはお控えくださいませw
(12)テント場に着いちゃうともう離れたところまで歩く事はほぼありませんよね。
ならば、登山靴を履かなくとも大丈夫ですし、足も休息させてやりたい。
そこで活躍するのがスリッパやサンダル。あると凄く足が楽チンです^^
ただ荷物が増えるのも事実。よって出来るだけ軽量なのが望ましいところ。
そこでまたまた100均です。
携帯用のスリッパが売ってましてコンパクトでとても軽いです。
これくらいなら持って行っても苦にはならないかと思います。
一方、サンダルは重量が増してしまうのが泣き所ですが、地面が濡れてても使える強みがありますです。
(13)次はタオルでも行きましょうか。
山登りは多量の汗をかく事もしばしば。
一般的なお家で使うタオルも悪くは無いんですが、一旦汗を吸っちゃうとなかなか乾かないんですよね。
で、そのままにしておいたら次の日臭っちゃったりして、使い辛くなって困っちゃうんですよね。
でも便利な物もあるんです。それがこちら。ハイマウントの製品です。
給水速乾性に優れていて、抗菌加工もされているので1日中使ってもほとんど臭いの心配がありません。
大きさも十分。ってか、もう少し小さくても良いくらいw
カラビナが付いてるのでザックの使いやすそうな所にぶら下げて使えますし、カバーと本体はフックで連結されていますので地面に落してしまう事もありません。実際使うとこれ案外有難い機能です。
洗う時等取り外しも勿論可能です。
見てくれは少々難がありますが、歩行中ぶらんぶらんさせておけば知らん間にすぐ乾いちゃいます。
収納もきちんと畳まなくてもぐちゃぐちゃのまま強引に押し込んでも難なく収納出来ますし、極めて軽量なところもナイスです。
(14)登山にカメラを持って行かれる方はとても多いかと思います。絶景を収めたいですもんね!
ただカメラは山用品の中ではとても重い部類のアイテム。
そりゃぁーそうですよね、金属パーツにガラスのレンズがメインですから。
最近はスマホのカメラも随分良くなってきているので、それだけでという選択肢も出てきました。
これはこれで正解かと思います。カメラ分の重量まるまる軽量化出来ますからね。
ただ、山でのスマホでの撮影は限界があるのも事実。
ならばと言う事で、実際実用性が高いのはコンパクトカメラかと思います。
一応専用機なんで大抵の物は撮れますし、重量的にもそれほどではありません。
ウエストポーチやザックのサイドポケットにも入るので、ザックを降ろさずとも、撮りたいときにさっと取り出して撮り終えたらさっと収納可能、言う事無いです。
最近は高級コンデジなんてのも流行っていて、コンパクトカメラなのに凄く写りも良いカメラもありますです。
近々買い替えと言う方は一度検討して見られるのも手です。
で、ここまでは良いんですよ、問題はここから。
せっかくの山の絶景、出来るだけ綺麗に撮りたいと思う方も少なくないはず。
そんな方が主に使っているカメラと言えばミラーレスや一眼。
カメラの性能としては申し分ないんですが、とにかく大きく重いんですよね。
その上形状がT字型なので収納も難しい。
携行するという観点から見れば最悪の山アイテムです+_*
ザックにしまっちゃうと撮影時いちいち降ろさないといけないですし、同行者いたら時間掛るから気使ってたまにしか撮影出来ませんよね。
だからと言って、首からぶら下げると、歩行時あっちにブラブラこっちにブラブラで凄く歩きにくい。
肩掛けかにするとすぐずれ落ちてきて気が気でない。
ならばとたすき掛けにすると、ブラブラはあまりしなくなるけど首に食い込んだり肩が痛くなったりともう散々。
大型のウエストポーチに収納するのも良いアイデアなんですが、足元が見えにくくなるという難点もあったりします。
こんな厄介な物は持ちたくないと、高性能カメラを保有してるのにも係わらず、山には持って行かないなんて方も少なくないはず。
この悩みを解決してくれる物があれば良いんですが・・・。
実はあるんです!
それが登山用カメラホルダー。
主にザックのショルダーベルトに付けて使うんですが、取り付け取り外しは、三脚なんかで使うクイックシューと同じ構造になっていてワンタッチ。
基本構造は↓のと同じです。
実際はこちら。カメラ側。
ザック側
しっかり固定されているので歩行中ブラブラする事は全くありませんし、視界を遮る事もありません。
まさに理想のアイテムです!!
お値段がけっこう高いのが最大の難点なんですが、これまで不快に思ってた方、諦めてた方、かなりお薦めのアイテムです。
ちなみに私はフルサイズ一眼を付けていますが、使用上全く問題ありませんでした。
(15)登山中足が痛くなったりする事があるかと思います。
そんなときに有難いのがテーピングやサポーター。
テーピングテープは使い捨てにはなりますが、軽いし安いし効果あるしで重宝しますよね^^
サポーターはさらに効果あってタイプもいろいろあって良いんですが難点もあったりします。
冬山だと保温効果も期待出来て一石二鳥なんですが、逆に夏山だと蒸れて蒸れて大変+_*
タイツタイプだったりすると容易に脱げないので困り果ててしまう事も。
しかし、そんな事とは無縁のサポーターもあります。
それがこちら。
ひざの少し下辺りに撒き付けて使用します。
こんなので効果あるのか正直半信半疑でした。
効果あるにしてもテーピングと大差ないのではとかね。
で、ブツブツ言っていても答えは出ないので思い切って買ってみました。
実際使用してみて正直びっくりでした。
この程度の物なんですが効果は抜群。
少し足が悪いもんで、いつも登山すると帰還してから数日は足が痛いんです。
ところがこれを付けてみたら痛みはほとんど残りませんでした。
これなら荷物にもならないし蒸れないし言う事いです^^
前回の登山の時に初めて導入したんですが、サポート機能が付いた靴下を履いてみました。
左右非対称でけっこう本格的でした。
歩いていて足が靴の中でズレにくくグリップが効いて歩きやすかったです。
1つ難点は締め付けが少し強い事。
歩行時疲れないような配慮だと思うのですが、テント場に到着すると必要無いので無駄に窮屈です。
ゆったり目の替えの靴下必須です。寝るときなんかそのままだとけっこう辛いです。
(16)小型化。
荷物を軽量にする事は山では大事ですが、同じくコンパクトにする事も大事ですよね。
大きなザックはそれ自体が重いですし、バランスも取り難くなってきます。
出来るだけ小さなザックというのが望ましいところ。
そこで活躍するのがコンプレッションバック。
大きい寝袋もこれを使えば凄くコンパクトになりますよね^^
使ってる方も多いと思います。
一般的なコンプレッションバックは、長辺側を圧縮するんですが何と逆タイプもありました。
短辺側圧縮のコンプレッションバック。
早い話圧縮すると細長くなります。
一見使い辛らそうなんですが、実はそうでもなかったんです。
通常寝袋を付属の袋に入れて、それからコンプレッションバックとなるんですが、この短辺側圧縮のコンプレッションバックの場合、本体が袋状になっているので、付属の袋に入れずダイレクトにコンプレッションバックに入れる事が出来るんです。
袋の入口は大きいので、適当に丸めただけの寝袋が簡単に入っちゃいます。
こんな状態のままでも↓
余裕しゃくしゃくです^^
これまではテントの中で、寝袋を手で、そして足で、さらに体重も思いっきり掛けて押しまくって格闘してましたが、それも必要なくなりました^^
撤収作業が楽にそして早くなった事は言うまでもありませんです。
以上16項目でした。
最後に一言。
テン泊登山は同じ登山でも日帰りや小屋泊まりとは別次元。
装備選び(重量)を間違えると容赦なく山が牙を向いてきます。
この事を今一度自分に言い聞かせて〆たいと思います。