
先週から今週にかけてオフ会など色々と予定が重なり、中々ラリージャパンネタをブログアップできませんでした。
その上、先の「サインゲットネタ」でテンションが上がりきった感もあります(汗)
が…
個人的なことで恐縮ですが、現地で撮影したビデオを、一昨日やっと見ることができました♪
普通のカメラ&素人撮影なので、当然ながら映り具合は「相応」なんですが、テレビに映る激しい走りとエキゾーストノートを聞くと、やはり
「あの興奮!」 が蘇ってきました~!!!
ただ、昨夜放送されたBS日テレのWRCは見逃してしまいましたが…。
そんな訳で、シェイクダウンにてチェックした各車のインプレをまとめてみます。
尚、クルマの特性や各ドライバーのセッティングは把握しておりませんので、飽く迄「外から見た印象」ということで、ご理解をお願いします☆
《スバル・インプレッサWRC》
先ず期待の新型インプレッサですが、愛車であるGRBがベースではなく、GH7(20S)をベースとしているそうです。
【サウンド・加速】
エキゾーストノートの音量は、シトロエンに次いで迫力十分でした。
特にローンチコントロール作動時の「ブォーン!」という音は、一番大きく感じました。
GCをベースにした初期のWRカーは、他社に比べると若干線の細いサウンドでしたが、最近はトルク感のある太い音質になってますね。
スタートから1コーナーまでの加速も、シトロエン並みに早かったです。
【コーナリング】
ロール量は、多くも少なくもない印象でした。
ただ、ブレーキング時のノーズダイブが早くて大きいような動きです。
比較的フロントのロール量が大きいようにも見え、リアのグリップは高いものの、フロントのロール剛性が低いのか、タイトコーナーではアンダーステア傾向を示していました。
高速複合コーナーの切り返しでも、フロントの動きにダルさを感じましたが、ここでもリアの安定感は高そうでした。
ジャンプの姿勢は、やや前下がりでしたが、GDBよりも若干フロントヘビーなボディ形状からすれば綺麗に飛んでいました。
《シトロエン・C4WRC》
【サウンド・加速】
エキゾーストノートの音量は一番大きかったです。
発進~中間加速もパワフルで速かったですね。
ピッチングを抑制した足回りなのか、他社に比べ加速状態でも車体がフラットな姿勢でした。
【コーナリング】
最もロールが少なく、「ターマック仕様??」と思わせる程の動きでした。
特に高速複合コーナーでの切り返しは、軽快且つ応答性が良さそうな動きで、見ていても『シャープさ』が伝わってきました。
リアのスライド量は最も少なく見えましたが、決してアンダー傾向にも陥らず、まさに『ニュートラルステア』という言葉が相応しいコーナー特性のようです。
タイトコーナーでもリアのグリップが高そうなので、プッシュアンダー傾向になるかと思いきや、不思議なくらいフロントがグリップして脱出速度も速かったです。
《フォード・フォーカスRSWRC》
【サウンド・加速】
インプレッサやC4に比べると、やや音量も控えめでした。
また、加速力でも2台には少し劣るようでした。
【コーナリング】
非常にストロークのあるサスペンションで、またロール量も大き目でした。
特にジャンプの際、他社よりも明らかに足が伸びていましたね。
切り返しが必要な高速コーナー複合では、最初の進入でC4よりもラインをイン側取っていましたが、これも車体の動きが大きいが故なのかもしれないです。
インプやC4よりもスライドが多いように見えましたが、4輪が綺麗にスライドしており、前後のグリップバランスは高そうでした。
どちらかと言えばリアの方がサスストロークが大きいようで、タイトコーナー出口でもフロントはしっかりグリップしていました。
《スズキ・SX4WRC》
【サウンド・加速】
エキゾーストノートの音量自体は割りと大き目でしたが、ややトルク感の無い音質に聞こえました。
加速性能でも、他の3台に劣るようでした。
ただ、まだまだ新しいエンジンなので、改良の余地は十分にありそうです。
【コーナリング他】
ロール量は、インプと同じく多くも少なくもない印象でした。
ただ、最もダイナミックで見応えのある動きをしていました。
ホイールベースの短さや車高の高さ、また足回りのセッティングや剛性が影響してそうですが、結構振り回しながら走っているような特性が見られました。
その分、安定性には欠けているような印象です。
タイム的には厳しいかもしれませんが、観ている分には迫力があって面白かったです。
《スバル・インプレッサWRXSTI(グループN)》
我らが?GRBをベースとしたラリーカーです。
【サウンド・加速】
エキゾーストノートの音量が、愛車とは別次元です(当たり前…)
ただ、マフラーによって差が大きいのか、特に新井選手のクルマは静かでした。
【コーナリング他】
GDBよりも明らかに安定性の高い挙動でした。
ダイナミックさで見ればGDBが勝りそうですが、GRBの方がゆったりドライビングできそうです。
ただ、リアサスがダブルウィッシュボーン故に、やはりストラット程のストロークが無いようで、タイトコーナーではインリフトしてました。
《三菱・ランサーエボリューションⅩ (グループN)》
【サウンド・加速】
こちらもノーマルとは段違いのサウンドを響かせていました。
音質はGRBよりもノーマルに近い印象を受けました。
同じランエボでも、旧型エボⅨまでの方が明らかに「五月蝿い!」と感じました。
アンチラグ?の制御も関係しているのか、旧エボだけは『パンっパンっパンっ!!』と激しいサウンドを響かせていました。
【コーナリング他】
アンダーオーバーが少なく、とてもスムーズにコーナリングしていました。
GRBの方が挙動変化は大きかったですね。
ただ、重量増の影響なのか、スムーズなのですが速さが無いようにも見えました。
特にタイトコーナー出口や高速複合コーナーでの挙動は、明らかに旧エボの方が軽快で速かったです。
これが世界初デビューですので、来シーズン以降は飛躍的に速くなるかもしれないです。
いつも通り長々と綴ってますが、観戦してみての印象はこんな感じでした。
文章力が乏しいので理解が困難な表現もあるかと思いますが、何となくイメージ沸きますでしょうか??
ただ、やはり文章だけではリアリティが伝わりにくいですので、もし興味を持たれた方は是非機会がありましたら
「生のWRC」を観戦してみて下さい!
「一見の価値」は十分にありますよ!!!