(備忘録的整備手帳) ディーラー OP インテリアイルミネーション (2モード) のコネクター換装
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
この整備手帳はトヨタ純正 ディーラーオプションの インテリアイルミネーション (2モード) の灯体側コネクターを取り外しやすいコネクターに付け替えて今後のクルマいじりでの作業効率を上げよう!…という整備手帳です。
オマケで給油口レバーのマークを光らせるモデリスタ ピュアライトオープナー Ver.2 (ホワイト) (以下 オープナー) の配線変更 (電源取り出し部分の変更) も行っています。
オープナーの取り付けに関してはこちらの整備手帳からどうぞ。
【関連整備手帳】
・モデリスタ ピュアライトオープナーの取り付け その1 - 前準備編
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4361737/note.aspx
※上記の整備手帳の『その2・5~7 』で配線した電線をこの整備手帳で撤去し別の所から分岐します。
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車内には LED 灯体が4か所設置されていますが、それぞれが取り付けられている部分の内装を外します。
内装の外し方は後述の整備手帳をご覧ください。
写真はいきなりですが内装を外したところからスタートです。(運転席側の写真ですが、他の部分もほぼ同じです。)
今回のクルマいじりの対象は赤矢印で示したこれ!
とにかくこのコネクターの取り外しが難しいし、手間がかかって面倒。
慣れるとすぐに取れるのですが、作業がやりにくい場所にあるので、もっと簡単に取り外したい!…と以前から思っていました。
ただそれとは別に極力純正品は弄らない、つまり純正状態を保つということも尊重していたため、このコネクターはそのままになってました。
そもそもこのコネクターになっているのはおそらくコネクターのコスト (価格) の面と、一般的な方であればこんなところを弄ることは少ないから脱着の回数が少ないことを念頭にこのコネクターが選ばれているのかな~と考えたりもします。
しかし電装品いじりが多い方から見たら、とにかくこのコネクターを外すのに手間取り時間を割かれる。そうなるとつい内装をつけたままで作業を行う。これが邪魔になりさらに全体の作業の効率が下がったり、内装に傷を付けないか余計な注意をする必要が発生したり…。
こうなったらコネクター変えるか!
やっと決心しました。
【関連整備手帳】
・リアドアのスマートエントリー化 その8 - 内装外し①
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4360240/note.aspx
この整備手帳の5から順番に見ていくと外すことできます。
・ウィンドキーパーの取付 その1
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4730988/note.aspx
※助手席側左前の部分はこの整備手帳の 1~4 を参考にしてください。 (写真は運転席ですが、助手席側も同じです。)
2
前置きが長くなりましたが…
コネクター付け替えの場合、配線をいったん切断するので、作業効率とショートしないよう安全性確保のために通電をカットします。
カットする電気はルームランプの常時電源とイルミ電源です。
まず、ボンネットを開けて、エンジンルームに向かって右側にあるヒューズ&リレーボックスを開けます。
(ヒューズ&リレーボックスの位置は1つ前の別の整備手帳で詳しく説明しています。リンクは後述)
ルームランプの常時電源は左上あたりにある写真の 7.5A 茶色 DOME を抜くとカットできます。(抜いたヒューズは再利用しますので、なくさないようにしてください。)
抜くときは写真のような抜き工具※を使用するか、ラジオペンチなどで抜きます。
※オーリスであれば2代目前期の全車と後期の RS、180S、HYBRID にはヒューズ&リレーボックス内に付属しているかと思います。(純正品番:82616-58010 ヒューズ プラー)
イルミ電源はライトスイッチ (ディマースイッチ) をオフにするだけです。
【関連整備手帳】
・ヒューズを抜いて安心・安全な電気系いじりを!…って、そもそも電気系いじりの電源はどこから取ればいい?
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/6345853/note.aspx 3
次はコネクターを外します。
写真のピントが手前にありますが…両手がふさがるので後席にカメラを置いてピント合わせの後にタイマーで取っていますのでピントがずれました。ご勘弁を。 (^_^;)
メス側コネクターをプライヤーでぎゅっとつかむと爪の部分に少しだけ隙間ができます。
ここに精密ドライバーのマイナス (以下 マイナスドライバー) を差し込めたらプライヤーを緩めます。
この時マイナスドライバーが抜けないように注意してください。
あとはオス側コネクターを抜くだけです。要はツメをマイナスドライバーでかわしているとでもいいましょうか。
うまくいくとスルッと抜けるんですけどね~。うまくいかないとこれだけで10分ぐらい使っちゃうので…4か所すると結構な時間です。
4
このあと配線をざくっと切ってもいいのですが、少しでも、1mmでも長さを稼ぐためターミナル (端子) 抜きしてます。
ターミナルを抜く場合は、赤矢印の方向からサイズの合うマイナスドライバーや事務用品のクリップを曲げたものなどでターミナルにかかっているツメをおこして端子を押したり配線を引くと抜けます。この 090 端子の場合、他の端子とは異なり割と簡単に抜くことができます。
私は端子抜き工具をもっていますのでそれを使用して抜きました。
あとは配線をカットして、取り付けたいコネクターとそれにあうターミナルを取り付けます。 配線の太さは AWG20 (0.5SQ) のようです。
ちなみに取り外したコネクターは貧乏性なので保管してます。(ターミナルを買えばまた使えるので…)
ちなみに、このコネクターは…
矢崎総業 090型MT/オス2極カプラ (090MT-02M)
└住友電装 090型MT・HM・HD(共通)/オス端子 (090MT-TM)
矢崎総業 090型MT/メス2極カプラ (090MT-02F)
└住友電装 090型MT・HM・HD(共通)/メス端子 (090MT-TF)
です。(詳しくは関連パーツレビューからどうぞ)
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写真は車体側の配線にコネクターをつけたところです。
写真は 日本圧着端子 (JST) の SM シリーズ。
このシリーズは2~6極の種類があって汎用性があり、確実な接続で価格もわりと安いコネクターなのでいろんなところで使用しています。 (関連パーツレビュー参照)
他にはエーモン工業 カプラー2極 (2810)でもよいかと思います。(ただ、JST の SM シリーズと比べると…高いね。)
コネクターのオス、メスは元々のコネクターと同じように車体側がオスコネクター (メスターミナル)、灯体側がメスコネクター (オスターミナル) としました。
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ちなみにオープナーが連動するよう※に写真の運転席側に自作分岐ハーネスを作成して間に割り込む形で接続しました。
※取り付け時点から連動していましたので配線分岐場所が変わっただけです。動作に何の変化もありません。 (^_^;)
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オープナーのコネクターは最初から JST の SM シリーズが使用されています。 ただインテリアイルミネーション (2モード) とはコネクターのピンアサインが逆になっているため、いったんターミナルを抜き左右を逆にしてインテリアイルミネーション (2モード) の仕様にそろえました。
(コネクターを抜く場合、赤矢印方向からターミナルの上の小さな隙間に針を差し込めばロックが緩みますので後は端子を押すか配線を引くだけで抜けます。
コネクター作成時にオープナーの仕様にそろえて作ってもよかったのですが、もし周辺のコネクターを間違って接続した場合のトラブル防止のためにピンを抜いてインテリアイルミネーション (2モード) の仕様にそろえました。)
あとは使用しなくなった配線を撤去。
いままでありがとう。
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そしてもともとオープナーの分岐を行っていた自作分岐ハーネスも作り直し。
取り外しやすくなり、電線もスパイラルチューブでまとめたため細くすっきりしました。
後は取り外した内装を元に戻して、ヒューズを元に戻せば作業は終了です。
もし同じような作業をされる場合は、自己責任でお願いします。
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