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2016年12月02日 イイね!

White grenede 第二話

White  grenede 第二話











      


長い長い冬が明けた。北海道の春は良い。一斉に芽吹く新緑の若芽は、山一面を美しいライムグリーンに変えるのだ。たぶん 『 新芽を楽しむ 』 というのはこういう事なんだろうな。
私は泥の上に寝そべり、どこまでも蒼い空と素敵な白樺の木を眺めながら、現実逃避をしてしまった。




「オラーーー端野ぉーー !! 休むんじゃねぇーーー !! もっと掘れぇぇぇぇぇ !!! 」

メガホンを通した電子的な響きで、社長の怒号が飛んできた。




「は、はい~…」

疲労なのか、心が折れたのか? いうことをきかなくなりつつある自分の身体に、社長の喝が重く響き渡る。
で、いま何をしているのかって? ふふ、それは穴掘り…。 スタックした自分のジムニーJA22のタイヤを掘り起こしているの。




Traffic Eagle (トラフィック・イーグル) の社員は、月に一度の総合訓練というものが義務付けられている。普段は代わり順でお休みを貰っているんだけど、月に一度だけ、会社自体に休日を設け、社員全員で…あ、全員っていっても6人だけど、みんなでオープンエリアに集まり 『 どんな状況下でもジムニーで生き残る訓練 』 なるものをやっている。

この帯広市郊外にあるオープンエリアは、オフロード走行のドラテク(ドライビングテクニック)を鍛えるのに最適な場所で、加藤社長が独自に設定した、フラットダート、クロカン、ガレ場、泥濘などのコースを走るんだ。勿論、社長のタメになる講習もセットでついてくる。たとえばウィンチやチルホールの使い方とか、滑車の使い方とか、ロープの結び方とか…えーと、えーと、その他にもいろいろ。

ちなみに、個人で貰うお休みの日も、一人でココに走りにきている。どうも私は、同世代の子たちと同じように、ショッピングをしたり、お洒落なカフェでお茶をしたりとか、そういうのを楽しめないんだよねぇ。 そんな事より今は、私の新しい相棒になったロックさん(ジムニーJA22)と走っている方がずっと楽しい。本当に充実した日々だよ。
で、今は泥濘にはまってしまい、脱出させるのに、うちの会社で積載が義務付けられている、折り畳み式のスコップ、通称・自衛隊スコップを使い、一生懸命に泥を掻き出しているの。

そうそう、ロックさんの名前は、私の好きな海外ドラマ 「ロスト」 の ジム・ロック から頂いたんだ。JA22の角ばった男らしいフォルムにぴったりの名前でしょ(笑)いかにもサバイバーって感じ。




ああ、いけない…また現実逃避しちゃった…掘らなきゃ…。

私の隣では、元自衛官だった城ケ崎(通称ジョー)さんが、凄いスピードで穴を掘り、自分の SJ413 ( 輸出モデルのジムニーSAMURAI ) を、あっという間に脱出させた。さすが穴掘りにかけては、30分で塹壕を作れる!と、豪語するだけのことはある。

でも、私はコレが一番苦手…。まいったなぁ…。 もう腕が自分のものじゃないような、そんな錯覚を覚えるくらいに…
ああ… ダルい…。













      


朝の9時から始まった訓練も、お昼休みに入った頃には、もうヘロヘロだった。泥にまみれ、チカラを使い果たし、精も根も尽きてしまいしたよ。だけど、お昼に皆でやるジンギスカンだけは別格だ。どんなに疲れていても、この独特の味と匂いは、身体の奥底から元気を湧き起こしてくれる。ああ、やっぱり私は道産子なんだなぁ、と思う瞬間でもあった。しかも、今日はとっても美味しい、生ラムが山盛りだ。




炭の火加減に注意しながら、肉の世話を焼いている専務の住谷(通称スミさん)さんがおもむろに呟いた。

「タカさん、ミホちゃんは女の子なんだから、もう少し手心というかさ」




「ちょっとスミさん、タカさんはやめてよ。俺の名前は加藤鷹一(かとうよういち)なんだから、せめてヨウさんとかにしといてよ。タカさんなんて、まるで “ カトウ タカ ” みたいじゃないか」




なんだかよく分からないが、社長は赤い顔をして 『 タカさん 』 というあだ名に反論していた。私はタカさんって、とっても良いと思うんだけど。




「まあ、いくら女だからってねぇ、訓練を甘くしたら訓練にならないんだよねぇ。ウチに入ったからには、ちゃんとこなしてもらわないとさ」




「ええ、ええ。充分わかっていますよタカ社長」

私はきちんと納得し、タカ社長の意見に頷いた。そうじゃないと 『 どんな状況下でもジムニーで生き残る訓練 』 の意味がない。そう、あの時の感動は忘れない。




「端野ぉ、てめえまで “ タカ ” と呼びやがったなぁ~」




うん?どうしたことか、タカ社長の言葉は怒気をはらんでいた。ああ、それにしても生ラムは美味しい。私は幸せいっぱいの顔で、焼けたお肉を、思いっきり頬張った。




「くっそ、てめぇ~~」




タカ社長は何を怒っているんだろう?














  
   


昼からの訓練はお手のものだ。アップダウンを含んだ、フラットダートをひたすら駆け巡るんだ。これは言ってしまえば、一人耐久レースだ。ひたすら滑る路面をコントロールしながら、ただただ走り続ける。

ジムニーのペダル配置は、前まで乗っていた、アルトワークスに似ていたことから、そんなに苦労はしなかったが、このシートの着座位置と、車高の高さは少々慣れがいる。普通に走っている分には、何の問題もないのだが、いざ、ドリフトさせるようなスポーツ走行では、途端に不安な気持ちになってしまうからだ。

大きなRの右コーナーが迫る。そしてすぐ後ろには、この会社で一番のテクニシャンと言われている、吉野(通称ヨッシー)さんのジムニーJB43(1.3L国内仕様)も迫ってきていた。
ブレーキングでしっかりフロントに荷重移動し、ステアリングを切りスライドを開始する。充分スピードがのっているから、リヤが出る前にカウンターを当てて、コーナーへの進入となる。が、Rが深い。途中、スライドを維持させるため、私はクラッチを何度か蹴った。











『ガガーー…』 突然、積載している無線機が鳴った。

「ヤッホーみんな聞こえる?」 エリの声だった。






私は会社から支給された、ラリー用ヘルメットに設置されている、10W無線機のマイクに叫んだ。

「ちょっとエリ、いきなり変なタイミングで話しかけないでよ」




コーナーリング中だったので集中が乱れた。それにヨッシーさんは、私以上に乱れたらしい。ルームミラーに映るJB43は、距離が少し離れていた。




『ガガーー』 また無線機が鳴る。

「ごめんごめん。でも皆走りながら聞いて。今日の午前中に納品になった、この新しいGPSシステムはすごいよ!」

エリは少々興奮気味だった。

「皆の位置が、かなり正確に表示されるんだよコレ!すぐに実践投入したくってさ、タカ社長に断って持ってきちゃった」




やっぱりエリは興奮していた。それも無理はない。Traffic Eagle でのエリの仕事は、全員のナビゲーションなのだ。会社内で指令台の前に座り、目的地を目指し走っている皆に、渋滞情報や、迂回ルートから割り出す到着時間まで、すべて細かい指示を出すのだ。それに集荷の受付や、各種伝票整理をはじめとした事務全般も、専務のスミさんと二人でこなしている。そんな、なんでもやってしまうエリ。彼女もまた、私と同様、O広T産大学に在学していた時は、親に獣医の道を薦められていたが、それを躊躇いもなく捨て、この会社に入ったのだ。

みんな 「 信じられない。意味がわからい 」 なんて言っていたけど、私達は微塵の躊躇いも後悔もない。それは、ココが “ 私達の目指したいゴール ” なのだから。




「いいよ~ミホ。そのままペース保ってね。次は左30Rだよ。ヨッシーさんもそのままでいい感じ。あっ、ジョーさんはもっとペース上げて。ヨッシーさんから50m離れてるよ」







エリは本当に張り切っていた。それに彼女の声を聞いたら、なんだか元気も出てきた。私も頑張らなきゃ。アクセルを踏む足に力が入る。すると…




『ガガーー』 「よ~~し、良いぞ~~お前ら。そのまま1時間走り続けろ!」

突然タカ社長から血も涙もないような、鬼の指令が飛んできた。




えっ嘘でしょ!もう30分も走り続けてんだよ !? そろそろラストじゃなかったっけ?
無線でそう伝えようとした時、タカ社長の笑い声が聞こえてきた。

「ふふふふははははは。俺の名前は加藤鷹一(かとうよういち)だぁ~~」




「あ~あ、社長怒ってるよ…」

次にはヨッシーさんの声が入ってきた。う~ん。タカ社長は何が気に入らないんだろう?やっぱり私にはわからない。
















つづく



2016年12月02日 イイね!

Def busta 第二章 ~recovery line~ 第四話

 Def busta 第二章 ~recovery line~ 第四話












        


レース終了後、コース脇に設けられている駐車場で成海は着替えをしていた。もちろん更衣室などシャレたものは、こんな所には存在しないので、青空生着替えが通常なのだ。しかしながら、いかに成海といえど一端の女子である。そこは男並みの事はできないので、タオルケットで作ったポンチョに身を包み、その中での着替えを行う。そしてあおりを倒した軽トラの荷台に座り、不機嫌そうにオフブーツを脱ぐ。その近くには七菜香の姿があった。




そこへ、MXジャージを着たままの岩野がやってきた。

「どうっスか成海ちゃん。足回りのセッティングの奥深さが分かったっスか?」




などと痛いところを付いてくる。ふくれ顔の成海は、コンバースオールスターハイカット履く。
一息吐きながら、『やれやれ』 といった表情の岩野。




「ナルちゃん、そんなに怒らないで」

七菜香が心配そうな表情で成海をなだめる。




「いや別に怒ってなんか…。ただ下村さんが観てたのに…ブツブツブツ」

更に心の中でもブツブツ呟く。

『あんな邪魔さえなければ…。いや、違う。こんなんじゃダメなんだ。もっと速くならないと !! そうじゃなきゃ、下村さんに喜んで貰えない…』




その時だった。妙な雰囲気の上場見がフラリと現われ、少しラリった様子で横から声をかけて来た。




「おうコラ、このクソアマァ~、人の目の前をチョロチョロとウゼェ走りしやがってよぉ~」




上場見に視線が集まる。明らかな敵意であった。しかし成海は、少しも臆することなく、凛々しい表情で上場見を睨みつけた。




「お~お~怖ぇ~なぁ~」

ヘラヘラとした表情を一変させ、凶悪な蛇顔となる上場見。

「俺のバイクまで壊しやがってよぉ」




その言葉を聞き成海が喰ってかかった。

「ふざけんな ! あれはアンタがアタシに向かって突っ込んできたんだろ !! 」




またヘラヘラとした表情に戻る上場見。

「まあいい。テメエは無理だろうけどよぉ、そっちのメガネのお友達に修理代を払って貰おうかぁ~。あん !? 」




そう言うや否や、上場見は蛇のように素早い動きで、スルスルと七菜香に詰め寄り、右手で彼女の胸を鷲掴みにした。

「ひゃうっ」

七菜香の身体が硬直する。





「ひっひっひ。お前がウチの店(デリヘル)で働けぇ。俺が直々に仕込んでやっからよぅ~」

上場見が、ハ虫類を連想させる細長い舌をベロリと垂らした。




「いやだぁやめてーー ! 」

抵抗する七菜香。しかし上場見はこれ見よがしに胸を揉んできた。




その時、成海の中でブチッと何かが音を立ててキレた。 弾かれた様に身体が動き一瞬で間合いを詰め、間髪を入れずに上場見の右手首へ前蹴りを放った。濡れタオルで叩かれたような音が響く。そこで纏っていたポンチョを脱ぎ捨てながら、怪鳥の鳴き声にも似た気合を一閃いれる。

「シャラーーー !! 」



しなやかに引き締まった、成海の上半身が露わになった。黒いスポーツブラを着用はしていたが、小振りながらも形の良い乳房が見て取れる。

七菜香から上場見が離れ、その間に成海が立ち塞がる。左構えのオーソドックススタイルを取った。




「こおのクソアマがぁ~ !! 」

凶悪な蛇顔に戻る上場見。




「クソは手前ぇだぁーー ! ゲスヤロー !! 」

成海が吼えた。




そんな成海の気合いに呼応したかのように、岩野が上場見に飛び付いた。後ろから抱きつく形となり、左腕を後ろ手に取り押さえる。

「もうやめるっスよ ! 」




「ひっひっひ。なんだぁ~オイ !? 」

上場見はその体勢から、平然と体を右に捻り出した。奴の左腕から岩野の手に “ゴリゴリ” と骨の軋む感触が伝わってくる。そして間もなく、上場見の左肩が嫌な音を立てて外れた。




「何考えてんスか !? 」

岩野は思わず手を離してしまう。




今度は正対した上場見が、岩野のこめかみの辺りに、勢いよく右肘を打ち込んできた。

「グッ」

驚きと意表。まともに肘を食らった岩野は片膝をつき、上場見を見上げた。
左腕はだらんと垂らしたまま、奴はヘラヘラと笑っている。




「痛みを感じてねーんスか !? 」

「ひっひっひ」

更に下卑た笑いをする上場見。




その場にいた全員に冷汗が流れた。が、その時だった。とてつもない威圧感と共に、下村が現われ、成海と七菜香の前に立ち、上場見を睨みつけた。

「何してんだ上場見」

下村の低音の声には相当な凄身がある。




そこで上場見は急に態度を変え、慌てた様子で答えた。

「あっ、いやいやいや下村さん。別にSANTANAと事を構えようなんて気はサラサラ無ぇーんですよ」




下村は更に睨みつけた。

「…じゃあナンだ !? 」




口元を吊りあがらせる上場見。

「いやただね、手ぇ出されたらこっちだって降りかかる火の粉は払いますぜ」




それを聞き “カッ” ときたのは成海だった。

「ふざけんなぁーー ! お前が先に…」




言いかけ、後ろ手に成海を制する下村。

「文句があるなら俺に言え」




ヘラヘラと笑いながら答える上場見。

「SANTANAに文句なんてありゃあしませんぜ。しかしそっちのお嬢ちゃん達は別ですがね ! ひっひっひ」




「なんだと !? 」

一歩前に踏み出す下村。それを見て後ずさりする上場見。




「おお~~怖い怖い。俺ぁさっさ退散しますわ」

左腕をだらんと垂らしたままの状態で、奴は成海を睨み付けた。

「じゃあまたなお嬢ちゃん達。ひっひっひ」




そう言い上場見はそそくさと退散していった。




しかしながら下村は、そんな奴の後ろ姿を、なんとも寂しそうな表情で見送っていた。

「バイクは良い腕してんのにな…。どこであんなんなっちまったんだろ…」




うずくまる七菜香の肩を抱いていた成海は、複雑な気持ちで下村を見上げていた。









    


その夜。ペンション輪道のガレージで、成海はKX500の整備をしていた。オフ車用レーサースタンドにバイクを載せ、リヤサスのプリロード調整を行っていた。やはり岩野の言葉が成海には響いていたのだ。
だがそれ以上に、『もっともっと速く走れるようになりたい』 そんな気持ちが成海を突き動かしていた。

しかし、そんな衝動とは裏腹に、近くに置かれたラジオからは流行りのラブソングが流れ、なんともゆっくりしたメロディーを奏でている『~♪』

そして甘い2ストオイルの香りが充満するガレージ内には、KTCの大型工具箱、その他にアーク溶接用酸素ボンベ、フライス、旋盤があり、壁にはチャンバーが4本ぶら下がっている。その殆どは源三にしか扱えない代物だが、それなりに知識のある者がその気になれば、かなりの重整備が可能なガレージであることが見て取れる。

成海にとっては心落ち着くスペースであるのと同時に、祖父・源三と、堅い絆が結ばれたガレージでもある。幼い頃からここでたくさんの事を教わった。祖父は本当にあらゆることを伝えてくれた。それは妹の七菜香も同様で、彼女にとっての思い入れのある場所とは、ペンションのキッチンであろう。

両親を失っている彼女達にとって、祖父はあまりにも偉大であった。時には厳しい父親であり、また時には優しい母親のような存在。それに成海にとってはバイクの師匠であり、空手の先生でもあった。

一人で作業をしていると、様々な事が頭を過る。 そんな時であった。入口付近に七菜香が現われた。少し様子がおかしい。




「ナルちゃん…」

少し脅えていた。か細い声で成海を呼ぶ。




異変に気付いた成海が七菜香に歩み寄る。

「どうしたナナ?…まさか胸痛むの?」




パジャマ姿の胸元に、赤くなった痣が見えた。

「ううん…そうじゃないけど…なんだか怖くて…」

言うや否や、七菜香は目に涙を浮かべながら成海の胸に飛び込んだ。




「わたしナルちゃんが羨ましい。強くてたくましくて、バイクに乗るのが上手で…わたしは何にも…」

最後の言葉を遮るように成海が言う。

「ううん。そんな事ない。アタシはね、逆にナナが羨ましいよ。アタシはガサツだけど、ナナは優しくてカワイくて料理が上手で。ナナはお母さんによく似てるよ」




そう諭しながら、幼い記憶に残る、とても優しくて綺麗だった母の姿を思い浮かべていた。それから2人はきつく抱き締め合った。少しの間、七菜香は声を殺して成海の胸で泣き続けていた。
   














        


次の日の朝。そこにはいつも通りの日常があった。








パイプを吹かしながら濃いコーヒーを飲む源三の姿と、朝食の用意をする七菜香の姿。成海は寝ぼけ眼でそんな風景を見ながら、“ホッ” とした気持ちになっていた。

しかしその穏やかな朝とは裏腹に、テレビから強烈なニュースが流れた。それは指名手配となった上場見のニュースであった。




テレビ 『昨晩午後9時、道警は売春防止法違反の疑いでデリヘル店経営の店長「上場見顎(25)」容疑者を全国に指名手配しました。現在上場見容疑者は逃走を続けており、道警は行方を追っています。その他にも麻薬取締法違反の疑いもあり、逮捕後には容疑を固める方針です』





女のキャスターが硬い表情でニュースを伝える一方、平静を装う七菜香ではあるが、動揺は隠しきれない様子だった。手が細かく震えている。 が、成海は無表情にテレビを見つめながら、努めて興味無さ気に呟いた。

「アイツはもう終わりだね。ナナも気にしなくていいよ。どうせどっかにトンズラして、この辺になんか居やしないんだから」




無言で頷く七菜香。しかしそんな成海も少なからず動揺していた。身体の中で小さな不安が一つ脈を打ち、机の下では脚が一瞬 “ブルッ” と震えた。










つづく



Posted at 2016/12/02 20:26:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | Def busta≪デフバスタ≫ | タイアップ企画用

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