イトゥーパーンのブログ一覧

だいぶご無沙汰しているイトゥーパーンです！今日から社会復帰なのに、早速寝坊したのは秘密です(爆)

とりあえず出張の模様はフォトギャラに適当にアップしたのですが(笑)、帰りのジュネーブ⇒アムステルダムの飛行機での出来事をひとつ・・。

隣に座った男『君は日本人か？』
私『ああ、そうだ。あなたは？』
男『韓国人だ。』
私『そうか、隣人だね』
男『そうだな。隣人だな。我々は北朝鮮問題を中国と協力して解決していかなければならない』
私『？？はぁ・・。たしかに大きな問題だ。』
男『なにはともあれ、政権交代おめでとう。変化はいいことだ』
私『あ、ありがとう』
男『韓国も前に政権交代した時に、もう韓国は終わりだ、という者もいたが、今はいい方向に進んでいる。』
私『た、たしかにそうだ。そしてオバマ氏によってアメリカもまた変化が起きつつある。変化はいいことだ。』
男『オバマ氏がノーベル平和賞を受賞したことについてどう思う？』
私『へ？あ～、まだ少し早いかと。まず広島と長崎に彼は来るべきだ。』
男『確かに。君は正しい。』

なんなんだ？このおじさん・・

男『日本の調子はどうだ？』
私『う～ん、景気が回復傾向にあるという者もいれば、実感できてない者もいる。もう少し様子を見ないとなんとも言えない。』
男『なるほど。韓国は予想よりは良く回復している。』
私『韓国企業は国際競争力があるから素晴らしい』
男『日本企業には何が起こってるんだ？かつては世界的にもリードしてきていたのに』
私『それが分かれば彼らも苦労していないよ。ただ、ジュネーブでも多くのヒュンダイを見た。昔は、言葉は悪いが、安いだけのクルマだったのに、今や海外でもヒュンダイを選ぶことが“賢い選択”になっている。これは印象深いし、ものすごい進化をした証拠だろう。』
男『ヒュンダイやサムスンの活躍は、韓国人にとっての最大のミステリーなんだ。我々から見たらなにも変わってないのに、突然受け入れられ始めたからな。』
私『そうか。』

男『日本でオススメのドラマとかはないか？』
私『う～む、テレビをあまり見ないから分からない。どちらにしてもテレビのクオリティは著しく下がっている。』
男『なぜだ？若者は普段なにをしているんだ？』
私『若者のテレビ離れが進んで、視聴率が下がり、スポンサーが離れ、資金不足から質が低下する、というネガティブスパイラルに陥っているのが現実だ。若者の行動については多様化が進み、ひとことでは表せない。それができたら日本企業は困ってない。』
男『非常に興味深い』
私『今の日本の若者の自動車離れも深刻で、免許を持たない若者が劇的に増えている。だからトヨタなどは海外重視の戦略をとっていたが、ご覧の有り様さ』
男『なるほど。国際競争力を身につけるには、まず足元の国内市場が安定していないと難しいからな。』

そろそろ寝たいんだけど・・

男『中国についてはどう思う？』
私『う～ん行ったことがないから分からないが、中国とひとことで言っても広いし文化も様々だから勉強しなきゃいけないとは思ってる』
男『私もまだ勉強しきれてない。その前に日本を知りたいと思ってるのだが。』
私『ベトナムはどう思う？』
男『ベトナム人は優秀だ。賢いし真面目だ。私の生徒にも何人かいるが、間違いなくベトナムは“来る”だろう』
私『私もそう思う』
男『カンボジアはどう思う？』
私『か、カンボジア！？(どこにあるかさえ分からん)あまり詳しくない。』
男『日本は関わりが深くなかったか？』
私『深いかもしれないが、あまり詳しくない。すまん』

男『ところで、日本の大学で文化人類学の研究で有名なところはないか？』
私『・・まったく見当がつかない』
男『そうか』
私『あなたは・・』
男『大学教授だ。君は外交官か？』
私『いや、しがない中華料理屋のせがれだ・・じゃなくて民間企業のヒラリーマンだ(汗)』


たった1時間のフライトで、クタクタになりました(滝汗)

多分向こうは知恵比べかなんかのつもりだったのでしょう・・ここに書ききれないほど、私の知識を試されました(爆)。適当すぎる答えにさぞ“勝ち誇った感”を満喫できたことでしょう(笑)カンボジアが出てきた時点で完敗です(爆)

・・おいらももっと勉強しなければ(汗)


みなさん、飛行機で隣の人と仲良くしすぎることはオススメしません(爆)