まずは、ご報告。
思いがけずFBM直後に罹ってしまった「肺炎」ですが、昨日の検査の結果「完治」のお墨付きをいただきました。何故肺炎に罹ってしまったのかは未だに謎ですが、もう無理の利かない年齢と自覚した次第です。皆様もどうぞお気を付けて…
さて、先日のブログで「SEIKO GIUGIARO」を紹介しましたが、その中で36年前に買って貰った初めての腕時計が気になり、引っ張り出して来ました。
ぴーなっつさんには、申し訳ないのですが「SEIKO GIUGIARO」を諦め、普段遣い用にコレを「復活」させることにしました。

「セイコータイプⅡ」1978年製と思われます。※ベルトは非オリジナルです。
就職後に別の時計を購入したので恐らく20年以上使用していません。電池の交換は必須としても液漏れや基盤が錆びている可能性もあります…
時計の修理専門店ですが、私の愛読書
「オールド・タイマー」誌の12月号P52にメルセデス190のオーナーとして紹介されている「トケイのノムラ」さんに相談することにしました。
野村さんは、元日産自動車の開発部の方で時計好きが高じて、退職後に時計修理とアンティーク時計を販売するお店を所沢に構えたと、記事で紹介されていました。
写真のようにとても小さなお店ですが、雑誌を見て来た事を告げると大変喜んでいただきました。

「セイコータイプⅡ」は、基盤の錆もなく無事電池交換だけで復活しました。
「やっぱり、この当時のクォーツは、作りが違うよね…」と野村さんも喜んでいただきました。
デザイン違いの「セイコータイプⅡ」(程度上)がショーケースにありましたが、お値段25,000円。新品当時の値段は、確か20,000円だったような…
自分も長い間、機械式時計の方が価値があると思っていましたが、この時代の日本製品はやはり素晴らしい作りなのですね…大事にしなければ‥
所で店内は、国産のアンティーク時計が色々展示されていて「古いモノ好き」の私はテンションマックスで、時計を買ってしまいました。
品揃えは、セイコーが多くて値段は10,000円から20,000円台が中心です。インターネットで販売されているショップさんよりかなりお手頃ですし、何たって手にとって見られます。
で、買ったのが「セイコークラウン」(21石)1960年頃のモデルで「グランドセイコー」や「キングセイコー」の元になったモデルです。当時の価格で6,000円台‥
※ちなみに当時の公務員の初任給(上級)10,600円、白米10キロ870円‥公務員は安かった。

裏蓋の刻印もキレイに残っています。「セイコータイプⅡ」の裏蓋よりキレイかも…

私も今年50才の大台越え、「記念になるモノが欲しいな(グランドセイコーもイイナ)」と思っていましたが、まさか自分と同年代の逸品を手に入れるとは思いも寄りませんでした。
時計店の野村さんも私がキャトルに乗っていることを話すと、昔「4CV」や「縦サンク」に乗っていた話をされて、「今度は是非キャトルで遊びに来てください。」と仰っていただきました。
クルマ好きな方に是非お薦めしたい時計店です。(ネットでの紹介は一切ありません。)
「トケイのノムラ」
埼玉県所沢市寿町10-9※ダイエー所沢店裏から徒歩3分くらい。
電話:04-2907-4235
営業時間・休み:12:30-19:00※営業時間変わっています。日・月定休日
Posted at 2014/11/09 19:02:04 | |
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