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2020年09月17日

[本の小並感 136]相模原事件 裁判傍聴記 開き直りは葛藤から逃げた植松と同じではないか

[本の小並感 136]相模原事件 裁判傍聴記 開き直りは葛藤から逃げた植松と同じではないか やまゆり園事件の2冊目。

個人的には「植松聖とは、自分自身の一部である」という結論が前の本で出ているので別に読まなくてもよかったのだが、雨宮処凛という人がこの事件をどう見たのかに少し興味があった。断片的にメモしておく。

○家族の限界について

重度障害者の介護は家ではほとんど不可能だろう。自分の子供や親の面倒を自分で見たい。その理想は美しいが崩壊する。本書には

読み上げられた調書には、一緒に暮らすことに限界を感じたという家族の言葉が多くあり、植松被告の主張を図らずも補強してしまう様な危うさがあった。

とあるが、このことを「危うさ」と表現してしまうことに違和感を覚える。事件直後、「大規模施設では、いつかああいう事件が起こるとどこかで思っていた」という福祉関係者も少なくなかったという。植松死刑囚の主張は、それがごく一部であるとはいえ、介護現場の苦しさを表しているのだ。そのことから目を逸らしてはいないか。

◯植松死刑囚の葛藤

重度障害者の介護の現場では「この人は幸せなのか、苦しみに満ちているのではないか、生きる意味はあるのか、死なせてあげた方がいいのではないか」という葛藤が職員を苛む。

植松死刑囚はその葛藤に耐えられず、最悪の答えを導き出した。その通りかも知れない。そしてその様な葛藤に周囲が正面から答えられなかった。植松死刑囚が周囲に殺害の計画を話すとき、それは植松死刑囚からのSOSだったのではないか、というのそうかも知れない。

しかし、上記の様に一緒に暮らすことに限界を感じたという家族の調書を「危うさ」としてしまう著者でも彼の葛藤に正面から答えることはできない様に思う。

○社会背景との関係

著者は「役に立たなければ生きている価値がない」という価値観が社会を覆っており、だから植松聖は「役に立ちたい」と考えて犯行に及んだ、と言いたい様だ。そして、役に立たなくても生きてく、という開き直り系運動に参加している。

それは結構なことだし、特に就職氷河期と言われた世代は硬直的な労働力市場の煽りを受けほとんど身分制度と言っていい様な状況を強いられている。しかし、それを犯行の原因と直接的に結びつけるのは短絡的だろう(本書でも迷っている様に感じる)。

前の本では森達也が、命が平等であるなら出生前診断は認めないのか、という矛盾に植松は合口を突きつけ、答えられない私たちは綺麗事を掲げ直すしかない、としている。開き直りはある意味逃げであり、それは葛藤から逃げた植松と同じではないか。
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Posted at 2020/09/17 21:31:16

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