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半ねりのブログ一覧

2019年01月27日 イイね!

[本の小並感 67]七胴落とし

[本の小並感 67]七胴落とし67. 七胴落とし 2点

小説は久々。文藝春秋のWEBサイトに徹夜本研究会という寄稿チームがあり、そこで紹介されていて、なんとなく興味を持って調べてみるとだいぶ古い本で、Amazonでもそんなに多く出物がなかった(気がする。)。全く知らない作者だが、残業規制がかかっており定時退社を求められていることもあって、本当に興味本位で買って見た。

結果は2点な訳だが、ざっくりまとめると子供の危険性、大人の退屈性とでも言ったところだろうか。その間で揺れる主人公。イニシエーションという意味では、さして新しいモチーフでもないように思う。感能力という独自性と、よく言えば鮮烈な子供の残虐性がよく出ているだろうか。

思い出したのは69で村上龍が、学校は家畜を量産する工場だと批判し、大人は退屈の象徴と断定していたことだ。この本も、基本的に大人はそのように位置付けられている。あとは、感応力についてはガンダムのニュータイプ、七胴落しはシグルイの七町念仏だ。だが、それは似ているというだけで、この本の良さ云々ではない気がする。なんというか、それ以上の感想がないので、買うきっかけになった文藝春秋のページを見てみる。

「子供時代には誰もが持ち合わせていたであろう、大人になることへの拒絶感が充満した本書の手触りは、若者のピリピリするような苛立ちでささくれ立っている。そして三日月の周囲では、残酷な麻美、得体の知れない転校生・月子、脇田家の妖艶な使用人・佳子といった、少年の性への関心と嫌悪を具体化したような異性たちが蠢(うごめ)く。」

なんだか面白そうに感じる。この「残酷な麻美」がキープレイヤーな訳だが、彼女の「ゲーム」の危険な魅力が、イマイチ実感出来なかった。「リア充、青春しろ!」みたいなものより余程いいが...ほんま小並感やな。宇野常寛なら何というだろうか。

青春の狂気と刀剣の輝き 危険なゲームの結末は?
http://bunshun.jp/articles/-/10027
Posted at 2019/01/27 22:48:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年01月21日 イイね!

[本の小並感 66]パチンコ 30兆円の闇



この人の本も何冊か読んでいる(溝口敦)。あんまり覚えていないが、食肉の帝王とかピストルと荊冠とかそうじゃなかったか。パチンコは超巨大産業と聞いたことがあり(この本では30兆円と言っている)、在日や警察も絡んで前々から興味があった。サマナーズウォーは本質的にはゲームというよりパチンコに近いと感じていたが、最近はやはりパチンコはソシャゲに市場を取られ、カジノも控えている。それでも、至る所にパチンコ屋があり、コンビニには攻略本が並んでいる。

この本でも指摘しているように、法的なグレーゾーンとして現状維持を続けようとすると、警察権力や裏ロム、ゴト師など様々な蟻がたかり、ユーザからの収入をしゃぶり尽くす巨大な蜜壺になってしまう。疑問なのは、なぜ警察がこんな面倒なことをしているのかということだが、既得権の実態が少し書いてある。

「大都市の繁華街の署長ともなると、業者からの餞別がすごい。額から言えば退職金の2度もらい、3度もらいと一緒だ。盆暮れの付け届けは当然、生活安全課長や係長クラスにも何かと理由をつけて金を運んでくる。」という。3回異動すれば家が建つ。闇金ウシジマくんでも、警察に賄賂を渡して捜査情報を横流ししてもらうシーンがあった。

今はマイナンバーもあり個人の所得管理が細かいが、そこは会社の帳簿にも発生しない裏金なのだから、実態としても把握のしようがないのだろう(裏金は客が出した玉のように1時間くらい出し続けることで準備する)。世界のアングラマネーが表面上の金額の10 %になったと指摘したのはピケティだっただろうか。全てを税務署が把握するのは無理だろう(そうなると法人税などより、消費税が捕捉率が高いという話を思い出す。)。そういう意味で、細かい実態から制度上の問題点まで理解できるようになっている。

一方、少しきになるのは市場規模だ。この本ではパチンコ30兆円、自動車41兆円としているが、これは貸玉(メダル)料である。一方、「ホールの実質的な売上高は、玉やメダルを貸した金額からプレイヤーが遊技の結果、獲得した玉やメダルを賞品に交換した金額を差し引いたもの、つまり粗利額に相当する金額を指標とするべき」という意見もある。※

「カジノを代表とするゲーミング産業では、プレイヤーが投じた金額から獲得した金額を引いたものを売上高として計上するのが一般的です。ラスベガスやマカオ、シンガポールのカジノ業界の市場規模が各々、約102億米ドル(約1兆399億円、2013年)、約3607億マカオパタカ(約4兆6,897億円、同年)、約52億シンガポールドル(約4,193億円、同年)だと言われていますが、それは上記の会計処理によるものであることに注意が必要です。」。

この記事では、数値を日本が賭博天国という批判に対する文脈で述べているが、同じ記事の中で、民間の推計では3兆3200億円と見積もっており、マカオよりは小さいがラスベガスより多い。疲れた。

※パチンコ業界 WEB資料室
http://pachinko-shiryoshitsu.jp/structure-industry/scale/
Posted at 2019/01/21 00:45:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年01月06日 イイね!

2019年は、一つの選択肢として...

2019年は、一つの選択肢として...帰省する前に今年(もう去年だが)のまとめを書いておこうとしたが、結局書かずに帰ってしまった。今は実家から帰って自宅にいるが筆が重い。2017年の目標・結果を今見返してみたが、そのレベルでさえ書く気がしない。もう適当に書く。

○仕事
7月から業務が増えた。過去一時期担当していた案件なので全く知らない分野ではないが、物量としての業務は純増となり、かなり残業が増えた。今は36協定ギリギリにあるため強制的に帰宅させられるが(当然だが業務量は変わらない)一時期は帰りが22時ごろも珍しくなく、近くの牛丼屋や中華料理屋で夕飯を食って帰り寝るだけの生活だった。

仕事は、やや退屈である。

つまらない訳ではないし、自分の思う通りにある程度プロジェクトが進むのは気持ちがいい。しかし、12年間続けてきた業務、見知ったメンバーで居心地はいいが、緊張感に欠ける。IoTの波は私の分野にも無関係ではあり得ないが、それは私の業務には直結しない。なすべきことを成す。それは必要なことだが、それでも少し退屈なのだ。

実は増えた業務は同僚を1人フリーにするためだった。彼が、先端分野へのアプローチを担うこととなったため、既存の業務を他の人間に割り当て、彼は新分野への対応を専任で担当する。新分野をどうする、と言うのはここ数年組織的な課題で、その任に当たるのは私だろうと思っていた。彼は2年ほど前に別の部から異動してきたので、経験の長い私だろうと何となく思っていたのだ。しかし、そうはならなかった。それは、私が海外出張に行きたがらない、という程度の話で決まったらしい。それもどうかと思うが、実績といえば実績であり、自業自得だろう。

今の上司は、某大企業の本社で経営戦略を担当していた人間で、私にとっては初めての人種だった。それまで本社系の人間は優秀な人間は多いが、それはいわゆる調整型であり、新しい5年先・10年先の事業の立案という担う人間とはこういうものかと感心する。彼は私にも新分野開拓の一部を担ってほしいと考えているようだが、増えた業務を限られた時間内に回そうとすると、とてもそこまで手が回らない。

言い訳だろうか?そうだろう。「退屈なのはお前自身である」という指摘がありそうだし、それはその通りだと思う。事実、私の一つ上の先輩は、与えられた業務をこなしつつ(ここ重要)、自分の問題意識でやりたい業務を進めている。新しい分野を自分で小さいながら切り開いている。自社内より他社内での評価が高いだろう。つまり、現状であってもできない事ではないのだ。そのはずなのだ。

では、2019年はどうするのか。

正攻法のアプローチとしては、現在の業務を効率化する。3 %削減より、30 %削減の方が容易いというが、それと同じレベルで改善しなければダメだろう。そして時間を作りながら、新しい分野に自分自身の問題意識で取り組む。そういうことになるだろう。それはそれで、小さくとも価値のあるチャレンジであると思う。

だが、それはそれとして、転職を考えてみたい。

もともと今の職場には環境志望で入社した。その時はまだ京都議定書の約束期間が始まる前で、世界的にCO2の削減の機運が高かった。学生だった私は京都メカニズムという経済原理を活用したCO2削減手法になぜか強く惹かれていた。それは「制度」によって「現実」を変えるという可能性だったと思う。配属の関係で、現在の仕事は環境とは無縁だが、その意味では悪くないチョイスだったのかも知れない。しかし、現在ではCO2に対する興味は薄れてしまった(その程度だったのだ)。現在の仕事も「やりたくてやっている」ものではないのだ。そうなると、現在の職場にいる意味がない。

確かに新しい上司から学ぶことは、まだまだたくさんありそうである。私自身、長くやっているというだけで、何らかのエキスパートという訳でもない。知り尽くした・やり尽くしたというものでも全くない。しかし、それを待っていては、一生離れることはできないだろう。30代も半ばになると転職が限界だという。

実は帰省中に実家でインフルエンザに罹った。40 ℃を超える熱が出て、12/31の夜間診療で薬を処方してもらった。結果的にはただの風邪であった可能性があるが、31、1/1、1/2はほぼ寝ていた。その布団の中で、寝られないので、いくつか転職のアイデアのようのものが出た気がする。あまり思い出せないが、2019年は一つの選択肢としてそれを考える年にしたい。まずは、目の前の仕事だが。

実家にはチャリで帰った。ビートについては、別の機会にまた少し書きたい。
Posted at 2019/01/06 13:35:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「ビート、手放しました。13年ありがとう! http://cvw.jp/b/410066/45136597/
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